スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

そのときの思いや状況で、いろいろなことを話し合ってきた喫茶店。きまぐれに、思いつくままに・・・

人(社員)を大切に!

2012-07-29 10:26:12 | 社会・経済

    729日(日)の朝日新聞の天声人語では、タクシードライバーに纏わることが記されていました。

  わが国にタクシーが登場したのは、東京の銀座と上野で、
100年前であること。

  その頃のドライバーの給料は破格で、花形職種であったこと。

  現在、若い人で就業する人は少なく、
50歳半ばを平均に高齢化が進んでおり、年収は300万円未満であること。

など、締めくくりとして

  良いサービスは、ドライバーの暮らしが安定してこそであり、目先の利益よりドライバーを大切にする会社が生き残るに違いないと。


  この状況はタクシードライバーに限ったことではなく、今のあらゆる産業における社会現象と言ってもいいのではないでしょうか。

  多くの企業で、経営者はサラリーマン化し、「国を憂う」思いが見受けられないこと。

  目先の利益を最優先し、内部留保の積み上げに奔走。

  その挙句として、生産拠点を海外に移し、国内の就業場所を縮小する。

  従業員数は必要最小の
3分の2未満を正社員雇用し、常時必要な人員までも非正規雇用のパートタイマーで賄おうとする。

  そしてこれらを後押しするかのような各種法整備が更に拍車を掛ける。

  景気の回復、国家財政の健全化に向けて行政および経営が現状を打破すべきテーマは見えていると思います。
20年来の改善への取り組みが功を奏さないのは、的を外しているからだと思います。











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