メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

海外ドラマ『ヘイヴン』(全13話)

2013-01-17 23:40:21 | ドラマ
海外ドラマ『ヘイヴン』(全13話)
出演:エミリー・ローズ、ルーカス・ブライアント、エリック・バルフォー、ニコラス・キャンベル ほか

haven opening theme

有能なFBI特別捜査官オードリー・パーカーは、ボスから「脱獄囚を探して来い」と命令を受けて、
メイン州にある小さな港町ヘイヴンを訪ねる。
そこには通常では考えられない超自然事件が毎日のように起こり、
人々はそれを「災い」と呼んで恐れていた。。

スティーヴン・キング原作の小説「コロラド・キッド」をベースにしたテレビドラマシリーズ。
前回観た『キングダム・ホスピタル』もかなり面白かったけど、
今回も不可解な事件が毎回起こってわたし好みど真ん中/嬉
まだまだ知らないキング作品があるんだなあ!
灯台の景色が素晴らしく綺麗



▼あらすじ(ネタバレ注意
【Episode 1 安息の地】

突然の霧、雹などの異常気象がたて続けに起こる。
どんな痛みも感じない地元の警察官ネイサン。父は署長。
ネイサンが忌み嫌う密輸などで暮らしている男デューク
2人の高齢の記者が弥次さん喜多さんみたいで笑える
住民みんながスペックホルダーみたいな町だな/驚

孤児だったオードリーにソックリな女性が、「コロラド・キッド」と呼ばれる
25年前にヘイヴンで起きた殺人事件に関わっていたことが分かり、
2人の記者や署長らも関係したのになぜか詳細は教えてくれない。
オードリーは母かもしれないこの女性を調べるためにこの地に滞在する。
てか、この町の道路、すぐ崩れすぎ
(ボスが電話していた相手は誰?


【Episode 2 蝶の前触れ
教会の庭にあった巨大な石の球のオブジェが、ひとりでに転がって居酒屋をメチャクチャに壊す事件が発生。
牧師のエドは元アル中で、娘のハンナが居酒屋でバイトしたことに怒っていた。
養子に迎えたボビーは、両親の交通事故死が自分のせいだと責めている。

ネイサンは「災いがまた起こっている。こんどは去らないかもしれない」と洩らす。
「君には先入観を持たずにものを見る力がある。この町を救えるかもしれない」
署長は母親探しを手伝うことを交換条件にここで働かないかとオードリーに滞在を勧める。
ヘイヴンはパンケーキが美味しいのか(『ツイン・ピークス』はパイだったっけ?


【Episode 3 ハーモニー】
精神療養所で普段はとても穏やかな所長が暴れだした。患者に与えるクスリを吸引したせいなのか?
逆に、患者たちは入院していたことが嘘のように以前の状態に戻っていた。
入院していた妻で音楽家のリリーが元に戻ったことに、夫レイは喜んだが・・・

患者の証言からオードリーの母の名はルーシーと分かる。


【Episode 4 セカンド・チャンス】
マーケットに行ったオードリーの目の前で新鮮だった食材がどんどん腐ってゆく様子を目撃する。
自分の腕に自信を持つ料理人の弟ジェフと、兄のビル兄弟が、父から譲り受けたレストランを開業する前日の出来事だった。
2人に恨みをもつ人間の仕業か・・・?

いきなり食中毒シーンで凹む・・・牛さんまで死んで腐ってしまうし/薄目&涙目
鳥が落ちてくるシーンでは、ヒッチコック映画『鳥』つながりのセリフもあり


【Episode 5 パートナー】
2人の記者が海釣りをしていて、船に隠された老人の死体を発見した。
オードリーが捜査に来た時、腐敗より先に老化が進んでいるという不思議な現象が起こる。
「さっきより死んでるんだ(He's...deader!!)」てセリフが可笑しい。

原題の「Ball and Chain」はジャニスの曲のタイトルにもある。
オードリーとの夕食をすっぽかされたデュークも罠にかかって
みるみる老化が進んでゆくメイクが凄かった
ストーリーがとっても切なかったよ、キングさん/涙


【Episode 6 ハンティング】
狩猟で殺された動物たちが、撃った相手に怒って襲いかかったとしても、
狩猟クラブのメンバには同情しかねるなぁ・・・
独特のアクセントで話す動物愛護家ジェスとネイサンがいい感じに(ネイサンてモテるのね
検死官の女性カーさんがカッチョいい。オードリーの母親探しにも協力すると言ってくれた。
ネイサン「人と違うからといって劣っているとは限らない」
カー「あなたに出来ることをするの。それで世界は回る」


【Episode 7 悪意】
絵を描くと現実化してしまう!いろんなキテレツなアイデアを次々出してくるなあ!
顔がなくなっちゃうのは怖すぎる
ネイサンの意外な趣味がデコパージュと分かる。

デコパージュ
紙に描かれた絵を切り抜いてモチーフをつくり、家具などに張付けて上からニスを塗って仕上げる。
17世紀にイタリアの家具職人が日本の漆工芸をまねて作ったのが始まりと言われている。


【Episode 8 ダークマン】
なんだか『X-FILES』みたいになってきた。
"spit it out!!!"
「思ってることを吐き出しちゃいなさいよ。じゃなきゃ、何を考えてるか分からないわ」
うん。親密な関係を作るには、まずたくさん腹の内を話し合うのが第一歩だね。

ネイサンはオードリーの親愛のキスを“感じる”ことができて戸惑う。


【Episode 9 カメレオン】
孤島に建つ古めかしい館のロケ地スゴイ
これだけで1本の映画にしてもいいくらいのストーリーだったv
オードリーのサプライズ誕生日パーティーのうち誰かがカメレオンマン(殺人鬼)。

デュークはコロラドキッドの写真に写っていた少年だった!


【Episode 10 運命】
デュークは見かけによらず?禅や瞑想など仏陀の影響を受けてるのが意外。
デューク「仏陀いわく、期待は苦痛を生む」
オードリー「その引用こそ苦痛よ」("Buddha at me"
て、このドラマのセリフは粋で面白い言い回しが多い

コロラド・キッドの写真に写っているデュークのシッターだったバネッサは、
人が死ぬ寸前のイメージを見て、痛みを伴うというスペックがある。
デュークが謎のタトゥーをした手によって殺されると予言される。
25年前のシッターにしては若すぎやしないかい?


【Episode 11 思惑】
マインドリーダーの話。デュークがパンツ一丁になるシーンはファンサービスかな?
デュークが急に「コンニチワ、カツノサン」「ドウモアリガトウ」って日本語喋ってた/驚
一体誰と何の荷物を運ぶ取引をしているのやら・・・?
オードリーはFBIを辞めて町に残る決心をする。


【Episode 12 ルーシーの正体】

沈没した船が発見され、船主アンディの死体があがる。
沈没の原因とされていたジェームスの家族は村八分状態だったため、家を売って引っ越そうとしていたが・・・


【Episode 13 迷宮】Spiral
25年前のコロラド・キッド事件の犯人マックスが仮出所して町に戻ってきた。
記者のデコボココンビの弟ビンスは、当時、彼と闘って勝ったのか

第1話と同様にもう1人のオードリー・パーカーが登場して、シーズン2へ!ヤラれた・・・
これは早く2を見なきゃ。後半はまだ新作扱いだったけど。

Episode 12のラストと、13の最初に流れた曲が良かった。
この先の展開も暗示しているような歌詞。



Stuck in a Glass Elevator/The Myriad
 もし走れば この場所から 抜け出す道が見つかるかもしれない
 もし走れば 分かるかもしれない
 道があることが 抜け出すための
 ついにガラスは割れ 粉々に飛び散るだろう
 ついにガラスは割れ ついに僕たちは抜け出せるだろう


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