素振りブログ。

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人格者ほど長生き出来なさそうな世界だ罠

2014年07月31日 22時39分01秒 | 日記
今週の東京喰種(原作)ですが。

ジューゾーがああなのは、やっぱずっと虐げられる立場に居たからなんだな。

今週はジューゾーが愛に目覚める過程が丁寧に描写されてて面白かったっす。
やっぱさ、人は愛でしか変わらないんだよな。

元々喰種の飼いビトで、飼い主の喰種の気まぐれで去勢されて。
その後ずっと解体屋をやらされてて。

そこから救われた後も、まともに人間関係を築けないもんだから、ていのいいスケープゴートとして利用されまくってて。

そんな環境だから、ますます「他人なんかどうでもいい」って心境になってしまって。
ちょっとイラっとしただけで、とんでもない暴力を振るうような人間になってしまった。

気に喰わない奴に、平気で重度の障害が残るような怪我をさせるなんて、なんて酷いイカレた奴だ、って簡単に言うけどさ。
そういう扱いを受け続けてきた奴に、そんなこと言っても響かないんですよな。

え?お前らも俺にそういう扱いしてんじゃん?
それを棚上げして、自分らだけ数を頼みに俺を非難?って感じで。

そういうのが繰り返されると、最終的に

「じゃあ、いいや。俺は消えるわ。オマエラの中から何人か道連れに」

って心境になってしまって、とんでもないことがおきるわけですが。
だってさ。悔しいじゃん?

一矢くらいは報いないと。

そこのところは理解しないといけませんやね。
人を殺したいならまず自分を殺せ!とか言うヒトいますけど。
多くの場合、こういう手合いは人を殺したいんじゃなくて、仕返ししたいんですわ。
自分を拒絶した世界に。

やってる側からすれば、「ハァ?頭おかしいの?」ってもんでしょうよ。
俺は社会に復讐したいのに、何で他人の迷惑を考えなきゃならないのさ?

だからまあ、そういうのを防ぐには安易に世界から締め出すような真似をやめないといけないわけですが。

篠原特等のやったことはまさにそれですよな。
ジューゾーがいくら異常でも、忍耐強く愛で包み続けてきたおかげで。

とうとうジューゾーが、他人のために泣くことができた。

ここから、部下を持つ度量も身に付けて、ジャンプでやった読みきりのときの状態まで行くのかね?

しかし。

この世界の義手義足の技術ってどの程度なんでしょうね?
ジューゾー片足失ってますけど。

篠原特等も足を奪われましたな。

……もう特等捜査官としては復帰無理でしょな;
ひょっとしたらあの世界の義手義足は高性能で、作り物でも下級の捜査官くらいなら出来るくらいの能力あるのかもしれませんけど。
さすがに最高位の特等捜査官やれるほどの性能は無いでしょうよ。

ジューゾーの慟哭は、そこのあたりもある気がするんですよね。
これで篠原特等の捜査官人生が終わってしまった。って。

まぁ、このままいくと捜査官生命どころかホンモノの生命も取られてしまいまそうな状況ですけども。

どうなるのかな?助かって欲しいけど。


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