Sunday Song Book #1269

2017年02月05日 | Sunday Song Book

2017年02月05日プレイリスト
「『BIRTHDAY』で棚からひとつかみ」
1. WHEN I'M SIXTY-FOUR / THE BEATLES "SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND" '67
2. HAPPY BIRTHDAY, RUTHY BABY / McGUINNESS FLINT "HAPPY BIRTHDAY, RUTHY BABY" '71
3. HAPPY BIRTHDAY BOOGIE / LOUIS JORDAN '51
4. BABY'S BIRTHDAY / GUESS WHO '65
5. HAPPY BIRTHDAY JUST THE SAME / THE DOVELLS '64
6. HAPPY BIRTHDAY / KOKOMO "RISE & SHINE" '75
7. UNHAPPY BIRTHDAY / JANIE GRANT '61
8. HAPPY BIRTHDAY / THE KAC-TIES '63
9. BIRTHDAY SONG / CAROLE KING "LOVE MAKES THE WORLD" '01
10. HAPPY HAPPY GREETING / 山下達郎 "レアリティーズ" '02
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■内容の一部を抜粋
・近況
そろそろライヴの準備が近づいてきて今週は譜面書きなんかをはじめるそうだ。
達郎さんは昨日2月4日で64歳になった。「来年が年金受給でございます。よく、ねぇ... ふふふ、何を言ってんだかホントに(笑)。でもまぁ今は六十代、昔と違って、私もそうですけれども周りの六十代もみんな若いのでまだまだですね... でも、それに乗じて老人というものを70いくつに引き上げようという、んなようなことを言っておりますが、アレはそれが目的ではないです。年金の支給を遅らそうとかですね、そういう魂胆でございます。役人の考える事よくわかりません。まぁ、そんなことどうでもいいんですけれども(笑)」と達郎さん。

・『BIRTHDAY』で棚からひとつかみ
今日は一日遅れになるが「『BIRTHDAY』で棚からひとつかみ」。数年前に一回やったことあるが誕生日、バースデイをテーマにした歌をまとめて、自分の誕生日にかこつけて『BIRTHDAY』で棚からひとつかみ。

・WHEN I'M SIXTY-FOUR
ビートルズの曲を番組でまともにかけるのは通算で何回目と数えられるほどだが、達郎さんが64歳になったので「WHEN I'M SIXTY-FOUR」をかけようと思ったとか。ポール・マッカートニーが64歳になったときに「まさかこの曲を作ったときには想像してなかったけれど、自分が64歳になったときに聴くのか」というようなことを発言していた。達郎さんがこの『SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND』を聴いた1967年、中学三年で「64歳なんてどうなんのかな? うちのおじいちゃんぐらいの年齢でございます。それが自分の誕生日の次の日にこれをかけるようになるなんて(笑)。全くみんな長生きをするもの」と達郎さん。ポール・マッカートニーがビートルズのデビュー前に作ったという話が伝わっている。オールドタイム・ミュージック、グッドタイム・ミュージック好みのマッカートニーらしい一作。

・HAPPY BIRTHDAY, RUTHY BABY
マグニネス・フリントは'60年代にイギリスで活躍した5人組のバンド。この当時のイギリスはアメリカのルーツ・ミュージックに近づこうとした動きが盛んでいろんなグループが泥臭いサウンドを志向していた。マグニス・フリントはマンフレッド・マンから派生してギャラガー&ライルに移行する端境期のムーブメントで日本でも人気があった。1971年のセカンド・アルバムからタイトル・ソングの「HAPPY BIRTHDAY, RUTHY BABY」。

・HAPPY BIRTHDAY BOOGIE
次はジャンプ・ミュージック。ジャンプ・ミュージックといえばルイ・ジョーダン。'50年代に一世を風靡したダンス・ミュージックの大御所。サックス・プレイヤーでヴォーカリスト、バンド・リーダーでもある。1951年の作品で「HAPPY BIRTHDAY BOOGIE」。

・BABY'S BIRTHDAY
ゲス・フーの1965年の「BABY'S BIRTHDAY」はアデル&ゲルドの作品「HURTING EACH OTHER」のB面。当時のリーダー、チャド・アランの作品。「この時代のフォーク・ロックの雰囲気がよく出ております」と達郎さん。

・HAPPY BIRTHDAY JUST THE SAME
ダベルズはフィラデルフィアの4人組のヴォーカル・グループ。リード・ヴォーカルのレン・バリーは後にソロになりたくさんヒット曲を出した。1964年の「HAPPY BIRTHDAY JUST THE SAME」はダベルズの最末期の作品でこの頃はもうレン・バリーがいなくて3人組になっていた。明らかにビーチボーイズの「SURFER GIRL」を意識して作られた曲だがよくできている。

・HAPPY BIRTHDAY
ココモはイギリスのヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。いわゆるフュージョン系で日本で大変人気がある。1975年のセカンド・アルバム『RISE & SHINE』から「HAPPY BIRTHDAY」。

・UNHAPPY BIRTHDAY
ニュージャージー出身のアイドル・シンガー、ジェイニー・グラントの1961年の「UNHAPPY BIRTHDAY」は失恋の歌なのでアンハッピーになっている。

・HAPPY BIRTHDAY
ニューヨークはブルックリンのドゥーワップ・グループ、ザ・カク・タイズの1963年の「HAPPY BIRTHDAY」。

・BIRTHDAY SONG
キャロル・キングの2001年のアルバム『LOVE MAKES THE WORLD』から「BIRTHDAY SONG」。

ディレクターのヤマギシさんから来年2018年の2月4日は日曜日だという情報。
「間抜け(笑)。なんだよ、それ。スイマセン、来年はやりません、できません(笑)、ネタこんだけ仕込むとですね。なんだよ。がんばってまた探そうかな、しょうがないな。はーおもしろくねぇ」と達郎さん。

・HAPPY HAPPY GREETING
2002年のアルバム『RARITIES』から「HAPPY HAPPY GREETING」。

・番組の終わりに
「週間予報を見てみますとまだまだ寒い日が続くようであります。インフルエンザは警報になりましたし風邪も流行っております。みなさまお身体くれぐれもお大事に」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年02月12日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp

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