Sunday Song Book #1217

2016年02月07日 | Sunday Song Book

2016年02月07日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. HAPPY HAPPY GREETING / 山下達郎 "レアリティーズ" '02
2. THE LITTLE OLD LADY (FROM PASADENA) / JAN & DEAN '64
3. YOU ONLY LIVE TWICE / NANCY SINATRA '67
4. TRYING TO LIVE MY LIFE WITHOUT YOU / OTIS CLAY '72
5. LET THIS MUSIC GET DOWN IN YOUR SOUL / THE RANCE ALLEN GROUP "SMILE" '79
6. WALK AWAY FROM LOVE / DAVID RUFFIN '75
7. TELL ME WHEN / THE APPLEJACKS '64
8. 氷のマニキュア (2015 REMIX) / 山下達郎 "COZY" '98
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
「わたくし、2月の4日が誕生日でございます。当年ついに63歳を迎えました。還暦になったときはあんまり実感がありますけれど、63というのはけっこうズシンと来るものがありますですね(笑)」と達郎さん。
番組は前倒しで収録しているという。ツアーは42本終了して、今週は長野県のキッセイ文化ホール(旧松本文化会館)。「今週はそれだけ。珍しい。ちょっと空いて、その間にちょっと仕事をしようという、そういうアレでございます(笑)。働いております」と達郎さん。

・PERFORMANCE 2015-2016
山下達郎デビュー40周年。「PERFORMANCE 2015-2016」は40th Anniversaryのツアー。35都市64公演で半年に渡るロング・ツアー「PERFORMANCE 2015-2016」。ツアーに関する詳細は特設サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・リクエスト特集
今週はまたリクエスト特集。

・HAPPY HAPPY GREETING
達郎さんの誕生日なので今日はこの一曲「HAPPY HAPPY GREETING」。

・THE LITTLE OLD LADY (FROM PASADENA)
ジャン&ディーンの1964年、全米3位の「THE LITTLE OLD LADY (FROM PASADENA)」。

・YOU ONLY LIVE TWICE
リクエストは「007の主題歌で達郎さんの好きな曲をお願いします」。「ダブルオーセブン。このあいだ『スペクター』観てきましたがですね、あにはからんや、いい映画でしたね。最初のつかみの長回し。素晴らしかったですね。サム・メンデスという監督、なかなかいいです。才能あります」と達郎さん。『カジノ・ロワイヤル』の「LOOK OF LOVE」がいちばんいいそうだ。でも、それではおもしろくないので、日本を舞台にした『007は二度死ぬ』の主題歌「YOU ONLY LIVE TWICE」。音楽はジョン・バリー。ナンシー・シナトラが歌って、アメリカではシングルのB面で発売されて全米44位。このシングル・ヴァージョンはアメリカ・レコーディングだが、オリジナル・サウンドトラックはロンドン・レコーディングで、ジョン・バリーのオーケストレーションで展開されている。オリジナル・サウンドトラックは全米27位。今日はレアでオケやオーディオ的にいいオリジナル・サウンドトラックからナンシー・シナトラの「YOU ONLY LIVE TWICE」。ナンシー・シナトラはロンドンでジョン・バリーにしごかれたというインタビューを達郎さんは読んだことがあるそうだ。

・TRYING TO LIVE MY LIFE WITHOUT YOU
オーティス・クレイが先日、亡くなった。享年73歳。オーティス・クレイは日本で大変に人気がある人で、ライヴの誠実さというか、来日した時のコンサートがよかったので、アメリカよりもむしろ日本での人気のほうが高い人だった。シカゴのゴスペル・シーンから出てきた人で、彼の最大ヒット曲「TRYING TO LIVE MY LIFE WITHOUT YOU」は1972年、全米ソウル・チャート24位。後に1981年にボブ・シーガーがカヴァーしてベスト10ヒットになった。
「ネットで享年を調べてましたら、クラレンス・リードが亡くなってしまいましたね。ポール・カントナー、グレン・フライ。あぁ、すごいですね。まぁ、こっちが年を取ってゆくということなんでしょうけれど」と達郎さん。

・LET THIS MUSIC GET DOWN IN YOUR SOUL
ゴスペルのザ・ランス・アレン・グループの1979年のアルバム『SMILE』から「LET THIS MUSIC GET DOWN IN YOUR SOUL」。ランス・アレンの超絶ファルセットが聴ける曲。

・『ヴァレンタイン』で棚からひとつかみ
来週は2月14日、聖ヴァレンタインデーなので「『ヴァレンタイン』で棚からひとつかみ」。前に一度やったけれどなかなかいい曲がないそうだ。

・テレキャスターについて
リスナーから「メインで使ってるブラウンのテレキャスター、ソロ用と思われるサンバーストのテレキャスター、かつてのメインと思われる白のテレキャスター、ビブラートテイルピースをセットしたテレキャスター。今まで何本のテレキャスターを使ってきたのでしょうか? また全てフェンダーUSAのものですか?」という質問。
「テレキャスターはシュガー・ベイブから数えると20本近くになりますが、メインで弾いてるのは本当にブラウンのあれが、最近は一本きりです。今持ってるのは4本しかありません。もう全部処分してしまいました。ソロ用にメイプル・ネックとかも持ってましたが、もういいやというね、ソロ弾かないので(笑)、カッティングしかやりませんので。で、フェンダーのマスター・ビルダーに頼みました私のブラウンのテレキャスのレプリカといいましょうか、音が限りなく近いやつ、これが2本ありますので、もうそれでいいかなという。もちろん全部フェンダーUSAです。最初は伊藤銀次さんから5万円で売ってもらったのがビブラートの付いたやつです。それからニューヨークで買ってきたやつ、それがまぁ、マネージャーがですね、クルマのトランクに入れてたときに雨に濡れて使いものにならなくなっている。そんなこともいろいろありますが。すべてはあのブラウンのテレキャスターに出会ったおかげで、もう34年ですか。使っておりますね。お陰さまで。ギターは一生ものでありますので、そういう一本が得られるかどうかというのが、人生にとってひじょうに重要なものですけれど、私は幸運なことにそういうものが出会えました。相変わらずきれいに鳴ってくれております」と達郎さん。

・WALK AWAY FROM LOVE
デヴィッド・ラフィンがフィラデルフィアに行ってヴァン・マッコイのプロデュースで出した最大のヒット。1975年、全米ソウル・チャートNO.1、全米チャート9位、スタッフのバックアップの素晴らしい名演「WALK AWAY FROM LOVE」。ヴァン・マッコイが「HUSTLE」のヒットでいちばん油がのってたときの作品。「ヴァン・マッコイは享年35なんですね。早死だったんですね、本当に」と達郎さん。

・TELL ME WHEN
ジ・アップルジャックスはイギリスの'60年代の6人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。同時代のハニカムズはドラムが女性、このアップルジャックスはベースが女性だったので話題になった。「TELL ME WHEN」はジェフ・スティーヴンスとレス・リードのコンビの作品。1964年、全英7位。アップルジャックスはこれ以上のヒット曲が出ず、その後、尻すぼみになった。「TELL ME WHEN」はフレディとドリーマーズのヴァージョンの方がいいと達郎さん。

・氷のマニキュア (2015 REMIX)
佐橋佳幸さんが自分の仕事集で3枚組の『佐橋佳幸の仕事』を昨年の末にリリース。そのために1998年のアルバム『COZY』に収録している「氷のマニキュア」をリミックスして提供した。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年02月14日は「『ヴァレンタイン』で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« SOUND AVENUE 905 Motoharu R... | トップ | SOUND AVENUE 905 Motoharu R... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Sunday Song Book」カテゴリの最新記事