Sunday Song Book #1261

2016年12月11日 | Sunday Song Book

2016年12月11日プレイリスト
「年忘れリクエスト大会」
1. クリスマス・イブ (ACOUSTIC LIVE) / 山下達郎 '83
2. WALK RIGHT IN / THE ROOFTOP SINGERS '63
3. I AIN'T GOT TO LOVE SOMEBODY / BEN MOORE "SLOW DANCIN'" '77
4. SWEET INSPIRATION / THE SWEET INSPIRATIONS '68
5. JUST BECAUSE HE WANTS TO MAKE LOVE / THE MOMENTS '72
6. CAUGHT IN THE MIDDLE / COLONEL ABRAMS "YOU AND ME EQUALS US" '87
7. A SONG FOR YOU / LEON RUSSELL "LEON RUSSELL" '70
8. 蒼氓 / 山下達郎 "僕の中の少年" "オーパス" '88
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録してるそうだ。この時期だんだんクルマが混みはじめる頃。昔(30年くらい前)は東京のライヴが12月26日、27日、28日で、中野サンプラザに行く道の青梅街道が大渋滞だった。達郎さんは3年がかりで裏道を開拓してどんなに混んでいても家から40分で行けるようにしたという。その裏道も中野の駅前のところが右折禁止になり中野通りに出られなくなったとか。そういう思い出があるそうだ。「昔ほど道が死ぬほど混まなくなったという。東京なんか環状線が整備されてきましたので。それで渋滞が少しは緩和されてるかなという。そういうことを思いつつ、あぁ今年も暮れていくんだなという感じがいたしますが。気の早いアレですけれど(笑)」と達郎さん。

・年忘れリクエスト大会
番組は今週も「年忘れリクエスト大会」。

・クリスマス・イブ (ACOUSTIC LIVE)
12月なので「クリスマス・イブ」。今週はアコースティック・ライヴ・ヴァージョンの「クリスマス・イブ」。

・WALK RIGHT IN
ザ・ルーフトップ・シンガーズの1963年の「WALK RIGHT IN」は全米NO.1のミリオンセラー。いわゆるワンヒットワンダー。ニューヨークの三人組、女性一人、男性二人のフォーク・グループ。もともとの曲自体は1929年と古い曲でガス・キャノンのキャノンズ・ジャグ・ストンパーズという人たちの曲。ザ・ルーフトップ・シンガーズがリバイバル・ヒットさせた。12弦ギターで演奏される曲だがキーはAではなくて半音下げてEフラット・チューニングだったことが今回わかったとか。

・I AIN'T GOT TO LOVE SOMEBODY
ベン・ムーアはもともとベン&スペンスというデュオだったが、ジェームス&ボビー・ピューリファイのボビーさんの二代目として活躍した。その後、ロードショー・レーベルから1977年にソロ・アルバム『SLOW DANCIN'』を出した。南部ナッシュビルのレコーディング。ベン・ムーアはアメリカではほとんど無名だが日本でこのアルバムは評判が高い。中でもマスカレーダーズの1968年のヒット曲のカヴァー「I AIN'T GOT TO LOVE SOMEBODY」は人気曲。ギターは達郎さんの大好きなレジー・ヤング。

・SWEET INSPIRATION
ホイットニー・ヒューストンのお母さんシシー・ヒューストンが率いる4人組、ザ・スウィート・インスピレーションズ。スタジオ・グループとしてもたくさん仕事をしている。日本では『エルヴィス・オン・ツアー』の映画でバックコーラスをやってることで印象深い。はじめはゴスペル・グループだったがアトランティックからアルバムを何枚か出してその中からヒット曲が出た。「SWEET INSPIRATION」は1968年、全米ソウル・チャート5位、全米チャート18位。彼女たちの最大ヒット曲でダン・ペンとスプーナー・オールダムの作品。メンフィス・レコーディング。

・ネット通販
リスナーからネット通販で騙されたというお便りを読んで。達郎さんはレコードとか買ってもほとんど騙されたりしたことがないそうだ。一度届いたシングル盤が熱でふにゃふにゃになっていたことがあったけれど、聴けなかったのでクレームを入れたら新しいのを送ってくれたという。

・JUST BECAUSE HE WANTS TO MAKE LOVE
ザ・モーメンツの1972年のシングル「JUST BECAUSE HE WANTS TO MAKE LOVE」は全米ソウル・チャート25位。この曲はノット・オン・アルバムなのでベスト・アルバムにしか入ってない(CDには入ってる)。割と知られてないけれどすごいいい曲、と達郎さん。シングル・オンリーのノット・オン・アルバムなのでCDも全部モノラルしかない。CDは音が悪いので『GREATEST HITS』のアナログ盤から音を起こしたという。ストリート・ピープルというグループのメンバー、レイ・ダルージェが作曲。一度この人の特集をしてみたいと達郎さん。

・年忘れ夫婦放談
来週18日、再来週25日は竹内まりやさんをゲストに「年忘れ夫婦放談」。今年の「納涼夫婦放談」の続きで、まりやさんは普段あまりリクエストされない曲、レアな曲をご所望とのこと。今年はリクエスト大会が二週間しかないので、リクエストカードは年明けまで取っておいて年明けも続けるとのこと。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

・CAUGHT IN THE MIDDLE
達郎さんの大好きな黒人シンガー、コロネル・エイブラムスが11月24日に亡くなったそうだ。享年67歳。達郎さんは'80年代の終りに死ぬほど聴いたとか。いわゆるマシン・ミュージックだが歌がうまいのでマシンのチープさが全然気にならない人だったという。今週は全部リクエストの予定だったが、今日を逃すと来年まで持ち越してしまうので、取り急ぎ達郎さんのいちばん好きな曲、1987年のアルバム『YOU AND ME EQUALS US』に収録されている「CAUGHT IN THE MIDDLE」をオンエア。ギターのノーマス・スミスが渋いと達郎さん。

・A SONG FOR YOU
「今年は本当に訃報が多い一年でございましたが。みなさまもいろんなところで情報を得られていると思いますが、レオン・ラッセルが亡くなりました。レオン・ラッセルは本当にいろんな顔を持つ複雑怪奇な人でございますけれど(笑)。音楽は一級品でありまして」と達郎さん。番組にもリクエストが集まってるそうで、圧倒的に「A SONG FOR YOU」が多かったという。1970年のファースト・アルバム『LEON RUSSELL』から。

・蒼氓
先週の木曜日12月8日にプレステ4の専用ソフト『龍が如く6 命の詩。』が発売された。セガのゲームでアクション・アドベンチャーの『龍が如く』というシリーズは2005年からはじまって今まで通算800万本売ってるとか。ひじょうにバイオレントで硬派なアクションRPG。今回で一応主人公の最終章ということになってるそうだ。突然『龍が如く』の生みの親である名越稔洋さんから達郎さんの音楽を使いたいと連絡があったという。これまで音楽は矢沢永吉さん、B'z、横山剣さんといったストーリーに合った硬派な人選だった。「私みたいな軟弱な音楽で果たしてだいじょうぶなのか(笑)」と達郎さん。本当は書き下ろしというオファーだったが、ちょうどツアー中の話だったので書き下ろしはとても無理ではあったけれど既成の曲でもいいということになったという。驚くべきことに達郎さんの楽曲から「蒼氓」が主題歌として、「蒼氓」は1988年のアルバム『僕の中の少年』、その次の『ARTISAN』から「飛遊人-Humanー」、「片想い」、「アトムの子」の3曲、他に「希望という名の光」、合計5曲が使われることになった。ようやく商品が届いて達郎さんも今少しやってるそうだが意外と「蒼氓」が合うそうだ。「ゲームの音楽に使ってもらうのは初めてのことですごく新鮮な驚きでしたけれども」と達郎さん。同じ12月8日発売のファミコン通信(「週刊ファミ通」)で名越稔洋さんと対談していて詳しいことはそちらに書いてあるのでチェックしてほしいとのこと。

・番組の最後に
「年の瀬だんだん忙しくなってまいります。みなさまお身体くれぐれもお大事に」と達郎さん。

2016年12月18日・25日は、年末恒例「年忘れ夫婦放談 ゲスト:竹内まりや」
http://www.tatsuro.co.jp

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