東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

晩生の硬質トウモロコシを栽培

2018年08月25日 | 野菜:果菜

 近年八百屋で売られているトウモロコシは、ほとんどスイートコーンになってしまいました。甘くて美味しいのですが、昔のトウモロコシを知っている私には物足りません。子供の頃、風呂焚きをしながらトウモロコシの実をその炎であぶりながら食べました。とても硬いのですが、熱い実をかじり取りながら食べていました。噛んでいるうちに甘みが口内を巡ります。今ではそのようにトウモロコシになかなか出会いません。

           硬質トウモロコシの雌穂、受粉後に実


 品種「甲州」を代表とする硬質トウモロコシ、山口県ではあまり見かけません。売っていないのならば自分で栽培するしかありません。6月に種をまいて育てています。スイートコーンは、アワノメイガと呼ばれる害虫によくやられます。その害虫は最初、葉の裏に穴を開けて内部に忍び込みます。そして、大きくなるたびに葉の芯や茎に入り込みます。そして、トウモロコシの実に入り込み食害します。

    天高く伸びる雄穂            葉裏に隠れるカマキリ
 

 ところが、昔ながらの硬質トウモロコシは葉や茎が硬いのでしょうか、スイートコーンほど被害が大きくなりません。害虫にとって美味しくないのか、食害される以上に、葉や茎が伸びるからでしょうか。よく分かりません。一般的に、美味しい作物ほど害虫に弱く、美味しくない作物ほど害虫に強い傾向があります。今年も、トウモロコシを焼いて食べてみたいと思っています。

         今のところ、害虫に負けず成長旺盛な硬質トウモロコシ

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