東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古い東芝製カーラジオAR-109(日野コンテッサ搭載)の修理(1/x)

2018年08月15日 | 古ラジオ修理工房

 古いカーラジオが静岡県から送られてきました。修理依頼です。今では販売されていない乗用車「日野コンテッサ」に搭載されている古いカーラジオです。日野コンテッサはかつて日野自動車が製造販売していた自家用車です。日野自動車は今、自家用車を作っておらずバスやトラックの専門メーカーです。

 送られてきたカーラジオ  表面を簡単にチェック     筐体を外す
  

 5年前、縁あって日野コンテッサ搭載のカーラジオを修理したことがあります。今回は、日野コンテッサクラブに関わる方からの修理依頼です。昔のカーラジオを修理できる人が少ないのでしょう。送られてきたカーラジオの症状は、電源が入らないとのこと。まずは、修理に入る前にラジオ内部を調査しようと思います。チューニング部や電子回路などの部別に使われている部品や型番などの調査です。

          筐体を開けてみたカーラジオの内部


 電源が入らないとのことなのですが、カーラジオの電源は普通のラジオと異なっています。一番の違いは、自動車はスパークなど雑音の原因となる高調波が多く、かつ電源の12Vが運転状況によって大きく変動します。その対策のための部品が多く使われています。まずは問題がありそうな電源部を調査しようと思います。

   電源スイッチ付のボリューム     高調波対策部品が使われた電源部
 

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