東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

食い荒らされた苗代

2008年05月31日 | 稲:春作業,苗作り
 今日は仕事が休みでしたが、雨の中を気になっていた苗代の確認に行きました。すると、ガックリ。せっかくこれまで育成してきた苗が、踏み倒されたり食い荒らされていました。
 犯人は鴨です。鴨は水溜りがあるとその中に入ってきます。鴨は水溜りに生える水草などを食べます。その水草を食べる時に、水かきが付いた足を使って水面下の泥を引っかき回します。足で泥を混ぜたり口で草を引っ張りますが、この時にせっかく生えた苗を根ごと浮き上がらせたり踏み倒します。こうなると苗は育ちません。

               鴨に踏み荒らされた箱苗(苗が倒れている)


 箱苗の苗は倒れただけでしたので、時間が経てが少しは回復する見込みがあります。しかし、苗代の泥で育っていた苗はまるごと水面に浮き上がっていました。そのままにしておくと枯死してしまいます。仕方がないため苗代に入って浮いた苗を泥に植えなおしました。しかし、ほとんどの苗はぐったりしていました。やれやれ今から苗を作り直すのは不可能です。田植え時に一本植えにするしかなさそうです(数年前に試行)。

                  根ごと浮き上がり、枯死寸前の苗
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サツマイモ苗の植え付け

2008年05月28日 | 野菜:芋類

 明日は雨になるとのことだったので、サツマイモの苗を植えました。サツマイモ苗はちゃんと根が生えるまでは直射日光にとても弱いため、植えるときの天候にとても注意が必要です。植えた直後に晴天になると、大部分の葉が干上がってしまい枯れてしまいます。
 今日植えたサツマイモは三種類でそれぞれ苗が10本あります。一週間ほど前にインターネットで注文したものです。先日耕しておいた畝に挿すように植えました。

                  畑に植えたサツマイモの苗


 苗は、ジャガイモ畝の間に作ったサツマイモ用畝に植えました。今はジャガイモの葉だけが茂っていますがジャガイモは6月下旬に掘り出します。その後は10月の収穫まで一面にサツマイモの葉だけを茂らせることにしています。この畑は乾燥気味で日当たりの良い場所のため、サツマイモ栽培に最適な場所です。

              ジャガイモ間に植えたサツマイモの苗


 農家では雑草よけと土の保温のために黒マルチをした高畝にサツマイモの苗を植えます。以前私もそのようにしてサツマイモの苗を植えたことがあります。しかし、マルチをはがす作業やはがしたマルチの処分にとても手間がかかります。手間を惜しまず少しずつ除草すれば雑草はそれほど生えません。今回はマルチをしないでそのまま畝に苗を植えることにしました。
 「明日は雨」との天気予報が外れる恐れもあります。このため、苗の上に干草をかぶせておきました。一種の草マルチです。直射日光が葉に当たって苗が干上がることを避けるためです。

          干上がり防止のための干草をかぶせたサツマイモの苗

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農作業小屋前の草刈り、畝作り

2008年05月26日 | 草刈り,整地

 昨日とはうって変わって、日差しの強いとても暑い一日でした。もうすぐ6月になります。これからさらに夏に向かって一段と暑くなりそうです。
 今日は、草刈機を使って農作業小屋前の道や畑の通り道の草を刈りました。先日大きな草を刈り取ったので、紐を使った草刈機で丁寧に草刈りをしました。刈った草は細かくなって散らばり、暖かい日差しですぐに干草になりました。

             草刈りを終えた農作業小屋前の坂道


 草刈りを終えると今度はサツマイモ苗を植える畝を作りました。畝を作るための耕耘機を田んぼに置いていましたので、最初耕運機を畑に上げました。そして、ジャガイモの間にサツマイモ苗を植える畝を作りました。

              ジャガイモの間にサツマイモの畝作り


 作業中、草刈り中に飛び散った草の破片が体に入ってとても痒かったです。服らあちこちに刺さった草の小破片を取り除きながらの耕運作業でした。サツマイモ苗はすでに購入してあるため、明後日に植えようと思っています。
 今年は三種類のサツマイモを植えます。鹿児島から取り寄せた安寧芋、とっても甘い蜜芋、そして甘くないジャガイモのような薩摩光です。

          麦畑を背に、一緒に農作業した知り合い達

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高校生による田植え準備

2008年05月25日 | 農業体験

 早朝は大雨でしたが昼には曇りになりました。今日は、瑞穂農芸高校の生徒であるDさんとKさんが田植えの準備作業にやって来ました。Dさんは一年生の時から来ており、今年で三回目になります。最初、昼食をとりながら去年のごはんCUPの裏話を楽しく聞きました。腹ごしらえが済むといよいよ作業の開始です。
 今日は田植えの準備作業のうちのお米の苗作りを主にしました。初めに草がまばらに生えている田んぼを荒くクワで耕しました。朝から雨が降ったためかカエルが周りでにぎやかに鳴いていました。

             クワで荒く田んぼを耕すDさんとKさん


 田んぼを荒く耕すと代かきの開始です。平クワを使ってもかまいませんが、朝の雨のため昼からの作業開始で時間がありません。今回はロータリーを取り付けた耕運機で代かきをしました。最初私が全体を代かきして、彼女達にも耕運機を使った代かきを体験してもらいました。

            初めての、耕運機による田んぼの代かき


 今や耕運機を使っての農業は少ないようです。彼女達の話によると、農業高校ではトラクタを使うことはあっても耕運機を使うことはないそうです。昔は家畜による耕運の代わりに耕運機が使われましたが、今やトラクタが取って代わりました。

    耕運機を操作するKさん           耕運機を使うDさん
 

 耕運機を使った代かきでは、田んぼにわずかな高低差ができます。この高低差を無くすために、とんぼと呼ばれる専用のレーキを使って均します。今日は狭い田んぼで使いましたが、広い田んぼで泥土を押し出すこの作業は結構疲れます。

             とんぼを使った田んぼの均し作業


 代かきやとんぼの作業していると、いろいろな動物が顔を出します。おたまじゃくし、アオガエル(シュレーゲルアオガエル)、どじょう、ザリガニ、カニ、ケラ、クモなどです。今はアオガエルにとって産卵時期のためさかんに鳴いています。作業中に産卵された卵も見つけました。ふわふわした綿のような中に黄色の卵がありました。作業中にもアオガエルを何匹か見つけました。目がくりくりしたとてもかわいいカエルです。

            田んぼの隅にいたケラ(モグラのような手が特徴)


 田んぼの高低差を無くすと、苗代を作りました。時期的にはとても遅いのですが、ぎりぎり6月下旬から7月上旬の田植えには使えそうです。今の農家では苗は箱に種まきをして作りますが、今回は昔ながらの苗の作り方を彼女達に教えました。苗代の中心部に泥土を盛り上げるようにして均します。そして、前日から水に浸した籾を適度な間隔にばら撒きます。籾を播き終わると、左官が使うこてのようなもので軽くたたくようにしながら籾を泥中に浅く沈めます。

     籾を播く場所を盛り上げる         籾を適度な間隔にばら撒き
 


 作業が終わると、田んぼそばの小川でクワなどの農具を洗います。そして、自分の足や手についた泥を長し落とします。昨日からの大雨でとても水量が多く、農具を楽に洗うことができました。

                田んぼ脇の小川で農具や足を洗う


 今日の作業が終わると、ついでに麦畑に行って小麦、大麦、裸麦などの麦を見学してもらいました。小麦は見たことがあっても大麦、裸麦、二条大麦は初めて見たとのことでした。最後に、田んぼを見下ろす場所で写真をとりました。

                作業した田んぼを見下ろしながら写真撮影

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津久井城址の散策

2008年05月22日 | 田舎暮らし

 少しばかりハイキングしたくて、近くの津久井城址公園に行ってきました。秋に一度行ったばかりですが、仕事の疲れを癒すためと春の公園はどんなだろうと思って行きました。今回は山頂には行かず、もっぱら周辺を歩きました。

             首が痛くなるほど見上げる巨木の下を通る散策道


 入り口を入ってしばらくすると林に入ります。何十年も前に植林したのでしょうか、杉やヒノキの巨木があちこちに生えていました。切り株があったので年輪を数えました。すると60年は確実に生育した木でした。それらの巨木の間を縫うように散策道が作ってあります。雷が落ちて割れて倒壊した木もありました。

      巨木の間の散策道          土の散策道から鉄の散策橋へ
 

 散策道を通っていくと、山の中腹の開けた場所に到着しました。見晴らしも良く、ベンチが整備されていました。そこでしばしの休憩。開けた場所は戦国時代の武家屋敷跡とのことでした。ここは後北条氏と武田氏が覇権を争った場所です。

                  戦国時代の武家屋敷跡


 武家屋敷跡を見下ろすベンチで休憩すると再び散策道に戻って歩きました。すると、今度は鉄製のとても長い散策橋を歩きながらの森林浴となりました。

                林を縦横無人に折れ曲がる鉄製の散策橋


 山を歩くハイキングコースなどで時々散策用の橋をあることがあります。しかし、これほど長い散策橋は初めてです。幅は四人が手をつないで歩けるほど余裕を持たせてあります。また木製の道は音もせず静かです。バードウオッチングにも最適な作りになっています。

      歩きやすい散策橋        車椅子も通れるゆるいスロープ
 

 しばらく散策していると麦畑に遭遇しました。栽培されていたのは小麦です。春の日差しを浴びながら風にたなびいていました。

              防鳥用の反射テープが張られていた小麦畑


 山の斜面を快適に歩いていると、所々に植林の立て札が立っていました。地元の小学生が植林をしたようです。また山の下の方に、昔この地方で作られていたのでしょうか、雑穀の畑がありました。粟、キビ、小豆、陸稲などの種が蒔かれていましたが、まだ芽は出ていませんでした。

   小学生による植林の立て札          何種類かの雑穀の畑
 

 散策道も終わる頃、山のふもとに近づきました。すると、幼児が安心して遊べる遊具園がありました。平日だったせいか子供の数は多くなかったですが、休日はたくさんの子供達の歓声が聞こえるのではないかと思いました。この公園はお年寄りも障害者も、そして幼児も安心して楽しめる公園だと思いました。

     数人の子供が遊ぶ遊具          広いすべり台も設置
 

 私は子供の頃に山口県田布施町麻郷に住んでいました。家のすぐ近くの高塔山には、近くの幼稚園の園児たちが集団で来てよく遊んでいました。しかし、今は木が生い茂って誰も歩きません。この公園のように整備すれば、昔のように園児達が安心して遊べる山になるのではないかと思いました。

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助かったアオガエル、失敗した苗作り

2008年05月18日 | 生き物

 今日も田んぼで田植えの準備をしました。先日から続けている畦の修復、そして、今回は苗場の修復もしました。
 泥土を掘って次々の畦に積み上げる作業は思いのほか疲れます。クワで田んぼの土を掘った直後、土の穴に潜んでいたカエルを発見しました。もう数センチ、クワの位置がずれていればこのカエルは死んでいたと思います。
 
            寸是のところで助かったアオガエル、よかったね!


 この2日ほど雨がふっていないため、田んぼの土は粘ってとても重くなっていました。クワに泥土がねばりついて振ってもなかなか離れません。こんな時は疲労感が倍増します。これら修復中の畦、田植え前には畦塗りしてきれいに仕上げます。

                 修復中の畦の一部


 今年の苗作りは大失敗でした。今月に入ってからの雨続きで苗が水没することが多かったためだと思います。仕事をしていると田んぼを訪れることができず、溜まった水をかき出すことができませんでした。ドジョウやタニシが多かったことも関係あるかも見知れません。箱苗を水没しない場所に移動しました。
 半分ほどの苗が腐り枯れていました。しかし、田植えに使える程度の苗数はありそうです。去年まではうまくいったのですが、これまた勉強。

            大失敗の苗作り、半分以上の苗が枯死


 苗場の作業中に腰下が濡れ、汗で寒くなって体が冷えたのか、体調が悪くなったので昼に作業を切り上げました。

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丹沢渓谷と岳の台登山

2008年05月17日 | 田舎暮らし

 午後になってから急に丹沢山系に行きたくなりました。丹沢山系は20歳代の頃に神奈川山岳会の会員だった時に何度も登りました。確か5万分の一の地図上の登山道をすべて踏破したとても思い出深い山々です。
 堰き止めてできた宮ヶ瀬湖側から行きました。約30年前は舗装のない一車線の狭い道でしたが立派な道路に変貌していました。すべて舗装してあるしほとんどが二車線になっていました。丹沢渓谷を下に見ながらその舗装道をバイクで進みました。

            深い丹沢渓谷を見下ろしながら道を進む



 丹沢渓谷を一時間ばかり行くと終点のヤビツ峠に到着しました。これから先は1日数便ですがバスが通っています。昔はこのヤビツ峠を基点に大山,二の塔などに登山しました。到着時、最終バスが来ていました。

    終点のヤビツ峠と最終バス          岳の台への案内板
 

 登山している時間がほとんどなかったため一番近い岳の台へ登ってみることにしました。昔はススキの原の見晴らしの良い山頂でしたが、今は木が生い茂って見晴らしはほとんどありませんでした。30年の月日を感じました。

                    岳の台への穏やかな登山道


 山頂は見晴らしがありませんでしたが、少しずれた場所からは秦野市を見下ろすことができました。この町は以前勤めていた会社の工場がありました。組合のレクリエーションで来たことがある町です。また丹沢への表玄関の町です。
 秦野市の向こうには太平洋が見えるはずですが、霞がかかってあまりよく見えませんでした。休日はこの丘からハンググライダーがよく飛んでいるそうです。

              丹沢から見下ろした秦野市と太平洋

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成熟中の麦穂、土手草刈り完了

2008年05月15日 | 麦,穀類,雑穀

 久しぶりの晴天です。最初、麦の成熟を確認するために麦畑に行きました。きれいな麦畑を見渡していると、とても癒されます。
 麦穂は太陽の日を浴びて輝いていました。穂は正常に成熟しているようで、穂の中から一粒取り出して指でつぶすと白く液状の胚乳が出てきました。あと一ヶ月後には収穫できそうです。

                    空高く背伸びする麦穂

 麦畑に行ったあと、土手に残った雑草をすべて刈り取りました。雨続きの急斜面の土手はとても滑りやすく往生しましたが、全部刈り取りました。草をきれいに刈り取った土手を見ると、気分が晴れやかになります。

                    
 雑草を刈り取った土手

 

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畦の土盛りと土手の草刈り

2008年05月12日 | 稲:春作業,苗作り

 今の時期、田植えの準備で田んぼは大忙しです。手伝いの人をまったく期待できないため、仕事の合間をぬって私一人で奮闘しています。今日は田んぼの畦の一つに土盛りしました。そして、田んぼに面する土手を半分草刈りをしました。

               毎年水が漏れる畦に土を盛る


 このところの雨続きのため、田んぼはとてもぬかるんでいます。このためクワに泥土が粘りついて離れず、土を盛る作業もなかなか骨が折れます。
 一方、草を刈った土手はとても急斜面で雨を吸っています。このため、足を思い切り踏ん張らないと転げ落ちてしまいます。それでも少ししずつ田植えなどの準備をしています。

                  草刈りをした急斜面の土手


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小学五年生田植えの下見

2008年05月11日 | 農業体験

 去年に続いて今年も別所小学校五年生が田植えをします。小雨の降りしきる中、担任の先生に田んぼに田植えの下見に来ていただきました。

             田植えの下見に来ていただいた先生


 今日は、子供達が持ってきた荷物の置き場所や畑に入らないなどの注意点などについてお話をしました。田植えに来る人数は5年1組36名、2組35名の計71人の予定です。それに加えて保護者が10人程度来る見込みです。
 去年子供達ははバスに乗って田植えに来ましたが、今年はバス運転手が手配できないとのことでした。一昨年までのように学校から片道約3Kmを歩いて来る見込みです。6月中旬は林間学校があるとのことで、6月23日の週に田植えになる見込みです。※雨が降っていたせいか、今日はうるさいほどカエルがよく鳴いていました。

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春の奥多摩散策

2008年05月06日 | 田舎暮らし

 五月連休の最後の日、奥多摩にバイクで行ってみました。これまで奥多摩行くのはいつも晩秋でした。しかし、何年ぶりかに春にでかけてみました。連休のため道が渋滞しているかと思っていましたが、それほどでもなく比較的すいていました。のんびりと春の日差しを浴びながらあちこちを回りました。

              奥多摩旧境村の一番高地から見渡した山々


 奥多摩湖で休憩をとった後、旧境村を訪れました。そして、丹波山村に向かいました。奥多摩湖畔に沿う道筋は春の日差しで暖かく、のんびりとバイクで走りました。

             私が大学時代(33年前)に覚えがある古い橋


 丹波山村からは山筋に入り小菅村に行きました。この連休中にイベントがあったようです。広い体育館はその整理中でした。私も数年前にこのイベントに行きました。小菅村を過ぎると上野原に向かう道に入りました。
 上野原の西原では麦の倒屈防止の作業していました。この地方では、麦が成長すると「やた」と呼ばれる木の枝を麦の間に差します。こうすると、枝にからまる麦が風で倒れなくなります。また、ハトなどの鳥が来なくなります。このような風景が見られるのも今ではまれになりました。

         上野原の西原、麦の倒屈防止のやた掛け作業中


 小麦はうどんの食材になるため比較的この地方でも作られています。しかし、大麦の栽培はまれになりました。上野原までの道のりの途中で大麦畑を二箇所だけ見かけました。この地方はお米ができないため、昔の主食は大麦でした。このため昔はたくさん作られていたようです。

        急斜面の畑               斜面に作られた大麦畑
 

 上野原から和田峠を越えて八王子に抜け、我が家に向かいました。このころになると、日も傾いて風も冷たくなりました。

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トマト植付けほか、麦の成長、籾の発芽

2008年05月05日 | 野菜:果菜
 この連休の貴重な休日、効率よく農作業をしました。まずは、来月から始まる田植えの準備です。畦の修理をする前に丹念に草刈機で除草しました。一部崩れている畦は土を盛って直しました。
 次に畑の作業です。田んぼと同じように草刈りをしました。そして、買ってきたトマトの苗を植えました。大玉ではなく小玉のトマトです。小さいほうが甘く、次々に収穫できるため毎年植えています。

             植えた小玉トマト(赤色と黄色トマト)の苗


 畑を見回してみると、ソラマメとエンドウ豆の花が盛んに咲いています。ただソラマメの先端には小さなアブラムシが黒くたかっていましたので取り除きました。エンドウ豆は、さやエンドウとスナップエンドウの二種類です。

          ソラマメの花            さやエンドウ豆の花
 

 麦畑では小麦の穂が開花を迎えています。無数の穂が風に揺られている風景を見るのはとても気持ち良いものです。一ヶ月後には収穫できそうです。ただし、田植えと重なるため、6月は多忙な収穫時期になりそうです。

                 いっせいに出た小麦の穂


  小麦は今いっせいに開花中で、おしべが穂からこぼれるようにはみ出ています。白色のおしべは風にゆらゆら揺れています。小麦の他に、大麦、裸麦、二条大麦も栽培しています。しかしながら、小麦に比べるとわずかしか栽培していません。

          小麦の穂(開花中)           二条大麦の穂
 

         大麦の穂                  裸麦の穂
 

 田んぼ脇に作った苗代ではお米の籾が発芽しています。この苗代、今年はドジョウがたくさん発生して動き回るせいか、発芽したばかりの芽が浮いたりちゃんと上を向いていません。このため、苗床を少し乾して芽をちゃんと土に着生する作業をしました。このところの雨で苗床には水が深くたまっていたため水をかき出ししました。

              発芽したばかりのお米の籾
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