フランス剣道&子育て日記

当地で再開した剣道、40を過ぎて授かった三人の子供。外国暮らしの悲喜コモゴモを、まあボチボチ書いていきます~。

『典座 -TENZO-』(2019年)

2020-07-28 17:43:06 | Weblog


フランスのネット映画サイトで購入して、ロザさんと鑑賞。

いわゆる「外連味のある演出」ですな。

この映画が成立するためには「どうしてもこうしなくてはならなかった」
という必然性が感じられるか?と言うと、うーん、ちょっと厳しいかも。

実際、フツーのドキュメンタリー部分、とくに尼さんとの対話が良いだけに、
素人に演技をさせることも含めて、「やりすぎ・余計な・・・」の感が否めない。

フツーで良かったんちゃうかなあ?

永平寺のシーンをもっと出してもよかった。

最後の天童寺も、もっと見たかったなあ。

文句ばっかり書いたけど、全体としては良い映画でした。

ブンティちゃんが来た!

2020-07-28 16:50:44 | Weblog
いやあ、きのう家にBountyちゃん(生後2か月半)が来ました。
わしにとっては、同志社時代に数日間、目が開いたばかりの文殊ちゃんを下宿で預かって以来、
人生二匹目の猫ちゃんでございます。
(ちなみに文殊は貰われた先で、ジャスミンと名を変えた。)

剣道仲間のジェラルドの家の庭に遊びに来るお母さん野良猫が三匹仔猫を産んで、
うち一匹はジェラルドの娘さんが引き取り、
もう一匹は引き取り手が決まっていて、
三匹目は、どうしても捕まえられないそう。

そこでわしは、「もし三匹目が捕まったら、興味あんねけど」て伝えてあった。

ところが、三匹目の仔猫は相変わらず捕まらなかったが、
二匹目の引き取り予定だった人が辞退した、ということで、
このブンティーちゃんをわしにどうか?という話になったのだ。

最近起きた「リンク逃げ出してヨソの家のニワトリ食い殺し事件」もあり、
動物を飼うことについて悩んではいたが、
しばらく考えて、結局ウチで引き取ることにした。

名前はすでにジェラルド一家が付けていたものを、そのまま採用。
Bounty(バウンティ=報奨金、仏語読みでブンティ)というのはマース社のチョコレート・バーの名前から取ったらしい。
漢字は、文殊リスペクトも込めて「文亭」。



ジェラルドの家で最初に会った時。
野良猫なので、人間にまったくなついていない。



威嚇してます。シャー!!



ジェラルド家では兄?弟?と一緒に。



昨日の夕方、わしの部屋に来てから、ずっとこの状態。
ひと晩、ベッドの下から出てこんかった。

ところが、けさジョギングして帰ってきたら、



トイレにフミフミの跡が!



そしてゴハンも減ってる!

お互い慣れるまで、かなり時間がかかりそうです。
でも、すでに可愛すぎて、メロメロなわし。

『ドクター・ドリトル』(2020年)

2020-07-04 21:20:48 | Weblog


子供らとテレビ鑑賞。

この人(ロバート・ダウニー・Jr)や無うても全然ええやん?
いうんが、まず最初の感想。

シリーズ化の予定があんのか知らんが、
「この人でないと」「はまり役」いう主役の魅力がないと続かんやろ。
エディ・マーフィしか思い浮かばん。

アイアンマンは、この人のはまり役なんやが。

『散歩する侵略者』(2017年)

2020-07-04 20:53:31 | Weblog


黒沢清シリーズ。

話としてはツッコミどこ満載なんやが、オモロイんよね。
ダレるとこがなく、2時間見せる。

実は、映画の肝(役者以外)はシナリオや無うて、演出と編集やないやろか?

センスというか、職人芸というか、良い映画監督に必須なもの。

それを備えた監督さんに、ワザとむっちゃ詰まらんシナリオで映画撮ってもろたら、
どうなるやろ?

ツッコミどこ【その1】
知らない人と出会って、その人が自分は宇宙人や言うて、
ちょっとそれを信じ始めたころ、最初に尋ねたいんは
「何のために来たのか?」や無うて、
「どこから来たのか?」やと、わしなんかは思うが。
「M78星雲」とか答えると出鱈目感マックスやから、
「この銀河じゃない。もっと遠いところ」とか
「次元の違う宇宙」とか適当なこと言うといたら、それで済むのに。
原作にもないんかな、故郷への言及。
こういうんが最後まで気になんのよね、わし。

そのほかにも、
「あの対一人爆撃機は何?」「何でまず車(送信機)を破壊せえへんの?」
「あんだけ自衛隊とか出しといて、普通は訓練され組織された対テロ特殊部隊や諜報部のスパイみたいなんが『彼ら』を追うもんちゃうの?それをあんな寄せ集めにしか見えん兄ちゃんらがマシンガン持って!?」
等々、ツッコミどこ挙げたらキリ無うて、
ほとんど「トンデモ映画」スレスレいうか、「トンデモ映画」なんやけど、
最後までキチンと見せんのよね。そこが逆にすごい。