YouTubeの無料配信で視聴。
英語字幕付きバージョンもあって、
見た剣道仲間もけっこういたと思う。
いや、『ローレライ』も散漫やったが、
この映画は、さらに輪をかけて散漫やった。
たたら製鉄の魅力、小村VS権力、一人の男の生き方・葛藤、
奥出雲の風景、郷土愛…。
みんな盛り込むのはええねんけど、
一押しのテーマが定まってないから、ダラダラ感はんぱない。
で、2時間。
発想を逆転させて、「1時間45分に収める」にはどうするか?
いう作り方をしてもええと思う。
細野不二彦の『あとりぶシネ倶楽部』のエピソードで、
「一生懸命作ったシーンをばっさりカットするのは忍びないが、
それでも全部を映画に入れ込むわけにはいかない」という話が、
頭から離れんの。