外国人の着る変な日本語のTシャツ (ドイツ・アバンギャルド編)

2016年06月17日 | 海外旅行
 海外旅行をしていると、ときおり変なTシャツを見ることがある。

 そう、外国人が着ている、日本語のロゴが入った不思議なTシャツだ。

 1990年代、ドイツは日本語(特に漢字)ブームであったらしく、街を歩いているとしょっちゅう日本語のシャツを着ている人に出くわした。

 たとえばベルリンZOO駅を歩いていたパンクス。

 頭はピンピンのモヒカン、鼻やら舌やらにこれでもかとピアスを装着し、肩で風を切ってイキがっていたが、着ているシャツの胸には『朝日新聞』の文字が。

 私が子供のころは「日本人全員土下座せえ!」くらいの勢いでブイブイ言わしていたが、昨今、ネットなどでたたかれまくりの朝日新聞。

 紙媒体の衰退もあり、いよいよジリ貧かと思われる中、まさかジャーマン・パンクのファッションとして再ブレイク(?)とは。

 朝日+ネオナチ。さすがは前衛芸術の本場ドイツ。脳髄がシビれる見事なコラボレーションだ。

 うーむ、たしかに日本で「The NewYork Times」「L'Equipe」「Pravda」「Volkischer Beobachter」みたいな、外国の新聞のロゴが入ったシャツを着ていても、変と感じないどころか、むしろオシャレかもしれないけど。

 アニメや漫画の影響ですっかり世界でもおなじみになった日本文化。

 これからもますます、珍妙な日本語が地球を席巻することになるのだろう。楽しみはつきないのである。


 (続く→こちら
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