続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『ポラーノの広場』43。

2013-07-30 06:23:59 | 宮沢賢治
「どうして。」
「だって仕事をしなけぁ」
「仕事ってきみのかい。」
「旦那んさ。みんなもう行って畦へはひってるんだ。小麦の草をとってゐるよ。」
「ぢゃきみは主人のとこに雇はれているんだね。」
「ああ、」
「お父さんたちは。」
「ない。」
「兄さんか誰かは」
「姉さんがゐる。」
「どこに、」
「やっぱり旦那んとこに。」「さうかねえ、」


☆試みる字は、詞(ことば)を治す。
 譚(はなし)を納める考えの計(もくろみ)、照(あまねく光があたる=平等)の漠(果てしなく広いこと)の想い、殊に神である。普く(あまねく)経(常に変らない)と推しはかることを担う詞(ことば)を納めている。

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