続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

老化を生きる。

2014-09-24 06:39:19 | 日常
 少しづつ、明らかに劣化している。
 目が充血したのも、虫刺されが一向によくならず炎症の範囲を広げたのも、声が出なくなり咳き込んだのも、みんなわたしの身体が酸化、腐敗し始めたからではないか。

 そうか、そうなのか・・・それならば老いゆく自分の身体に付き合うしか術はない。

 昨日は出来たことが今日は出来ない(なぜ、どうして?)は問うまい。機敏さを欠き、間延びし鈍化している行動を嘆くまい。


 こんな風な状態になったからこそできることを探す。一つの諦めを他方の希望につなげよう。想うことはじっとそのままの姿勢でいてもできる。
 もの思いに耽る。
 忙しくて、思うより先に行動しなければ一日が終らなかった時期もあるけれど、今は目を瞑り、思い描いた空想の中で遊ぶことが出来る。時間はたっぷりあるのだから・・・ああ、けれど、ただ眠ってしまうだけの可能性が高いわたし。寝ては覚め起きては現というのはまさに老化現象。

 老化を潔く認め、逆らわずにこの老化に身を委ねよう。
 これでいいのだという人生における肯定、《これしかない》という覚悟が肝要かもしれない。

『ポラーノの広場』458。

2014-09-24 06:33:55 | 宮沢賢治
 間もなくわたくしははるかな野原のはてに青じろい五つばかりのあかりとその上の青く傘のやうになってぼんやりひかってゐるこの前のはんのきを見ました。


☆換(入れ替える)也。
 源(みなもと)は照(普く光があたる=平等)であるという悟(真理に目覚める)章(文章)である。
 太陽は全ての源である。

『城』1746。

2014-09-24 06:16:54 | カフカ覚書
「フリーダ」と、Kは呼んだ。彼女は、すぐにコーヒー挽きをおいて、Kのいる椅子のところへやってきた。
「わたしのことを怒っていらっしゃるの」と、彼女はたずねた。
「そうじゃない。きみにはああいうやりかたしかできないとおもうよ。きみは縉紳館で満足して暮らしていたね。ぼくは、きみをあのままあそこに置いておくべきだったな」


☆「フリーダ(平和)」と、Kは言った。すぐに馬鹿話のことを三連星の先のKのいる旋盤にやってきた。「わたしを怒っているの?」「いいえ」とKは言い、きみは大群のいるハロー(死の入り口)に満足していたね。わたしはきみは来世にいるべきだったと思う」