続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

わたしの欲しいもの。

2013-07-31 06:41:51 | 日常
 泥大島を含む解き大島紬のオークション。

 息子が、先日ここに来たとき
「木曜日終了で悪いけど・・・31.000円までで」と、頼んだ。

 古布への憧れはずっと昔からあったけど、どこで購入すればいいのか分からなかった。けれど、ヤフオクで偶然目にしてからというもの、血が騒いで仕方がない。(馬鹿だなぁ、第一、そんなに古布集めてどうするの?自問自答)

 わたしが死んだら集めた古布に包んでどこへでも捨てて!という気分である。

 我慢しているの、自重している、「これ以上はもう要らないわ!」ときっぱり言いたいけど、もし華やかな縮緬が出たら吊るし雛に・・・などと妄想が先走る。


 今朝タブレットで見ると、二日を残してすでに18.500円。30.000円を軽く越えるかもしれない。(そうしたら諦めるわ・・・)
けれど、相手は業者の可能性が高い。採算の取れない価格にまでは吊り上げないはず・・・どうか、落札できますように!


《無のような人》でいたいのに・・・。

 欲張り・・・ああ、信奉する賢治先生に顔向けできないわたし、情けないわたしであります。




『ポラーノの広場』44。

2013-07-31 06:28:39 | 宮沢賢治
「だけど姉さんは山猫博士のとこへ行くかも知れないよ。」
「何だい。その山猫博士といふのは。」
「あだ名なんだ。ほんたうはデステゥバーゴって云ふんだ。」
「デステゥバーゴ?ボー、ガント、デステゥバーゴかい。県の議員の」


☆死ぬと太陽になり、平(平等)になると吐く(言う)。
 詞(ことば)により考えを致(まねく)化(形、性質を変えて別のものになる)。
 太陽の平(平等)を吐く(言う)詞(ことば)は妙(不思議)な薀(奥義)であり、研(物事の道理を窮める)義(人として行うべき道)を引きよせる。

『城』1349。

2013-07-31 06:04:49 | カフカ覚書
「さあ、お入り。部屋を片づけたまえ。きみたちの部屋なんだから」
 しかし、女中たちがなおもためらっているので(彼女たちにすれば、おそらく自分たちの部屋があまりにも早く一変しているのに面くらったのだろう)、Kは、ひとりの腕をとって、もっとなかへ連れてはいろうとした。が、すぐに手をはなしてしまった。

 あまりにも/sehr→Seher/予言者。
 部屋/Zimmer→Thema/テーマ。

☆「さあ、おはいり。テーマを整理したまえ。きみたちのテーマなんだから。しかし女中たち(権力)がためらっているのは、テーマは過度に予言者によって一変させられたものだからのように見えた。Kは、先祖のかわいそうな人に近づき連れていこうとしたが、すぐに止めてしまった。