この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

登場人物にバリバリ感情移入しまくった『ドント・ブリーズ』。

2016-12-20 22:07:52 | 新作映画
 フェデ・アルバレス監督、ジェーン・レヴィ主演、『ドント・ブリーズ』、12/18、TOHOシネマズ福津にて鑑賞。2016年42本目。


 日曜日、福岡で唯一の上映館であるTOHOシネマズ福津まで『ドント・ブリーズ』を観てきました。
 面白かったです!自分好みの映画でした。一緒に観たまささんは「思ったよりフツーだった」って言ってましたが。笑。

 Yahoo映画のレビューに、「登場人物が悪人ばかりで誰にも共感出来なかった」みたいなことが書かれてあったのですが、自分はまったくの逆!感情移入しまくりでした。

 まず、盲目の老人の家に大金目当てに忍び込む強盗グループの三人、主犯格のマネーとその恋人のロッキー、そしてロッキーの幼馴染みであるアレックス。
 このうちマネーはまったくのクズ野郎なんですが、ロッキーとアレックスにはきちんと性格付けがなされています。
 今のどん底の生活を抜け出し、妹を連れてカリフォルニアで暮らすという夢のため悪事に手を染めるロッキー。そんなロッキーを見捨てることが出来ず、仕方なく強盗グループに加わるアレックス。
 特にアレックスの視点でこの物語を見ると泣けて泣けて仕方ないです。
 誰よりもロッキーのことを愛しているけれど、荒廃したデトロイトでは彼女を守る自信がないから、一歩身を引いてるんですよ。でも少しでも彼女のそばにいたい、力になりたい、そう思っている。
 作中、彼は一度ならず自分だけ逃げれば逃げ出せる場面であえてそうせず、彼女を守るために地獄の家に引き返すのです。
 これが純愛でなくて何なんだ。

 一方盲目の老人ですよ。
 彼は一言で言えばキチガイです。まともじゃない。精神に異常を来たしています。
 でも、、、生まれつきそうだったわけではないんです。そうなるに至った理由が作品の中で語られています。
 それは愛する娘を事故で失ったから、です。
 誰だって愛する人を失えば、程度は異なるにせよ、精神に異常を来たすものじゃないでしょうか。自分は彼が作中行おうとしたことにそこまで嫌悪感は抱けませんでした。
 彼は失ったものを取り返そうとしただけなのですから、、、それがどれだけ異常であったとしても、です。

 自分好みの映画ではあったのですが、手放しで褒められるかというと必ずしもそういうわけではなくて、例えば老人の家に押し入った三人がなぜか靴を脱ぎ出したのには「はぁ?」と思ってしまいました。靴を履いていると足音を立てやすいからですかね?であれば最初から靴音が立ちにくい靴を履いていればいいだけの話だと思いますが…。

 あと、如何にも続編がありますよ、みたいな終わり方もどうにかならないかなとは思いました(実際続編が作られるようですが)。
 ホラー映画のお約束のようなものだということはわかっていても感心はしません。
 それと、家の中の三体目の死体についてはどうなったんですかね。老人が隠す暇はなかったと思うし、警察が見つけられなかったとも思えないのですが…。

 そんなところかな。超絶的な傑作ホラーというわけではないけれど、まずまず誰もが見て楽しめるスリラーだと思います。
 上映館が少ないのが残念です。


 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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