この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

正直よくわからなかった『DUNE/デューン 砂の惑星』。

2021-10-17 21:13:18 | 新作映画
 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ティモシー・シャラメ主演、『DUNE/デューン 砂の惑星』、10/16、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞。2021年49本目。

 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品を初めて観たのは『灼熱の魂』でした。
 衝撃的な結末の作品ですが、その結末を成り立たせるためにはかなり無理目なお膳立てが必要で、見せ方の上手さには感心するものの、正直ピンとくるものはなかったですね。
 見せ方の上手さには感心するが、ピンとくるものはないのは長く続き、『プリズナーズ』、『ボーダーライン』、『メッセージ』、『ブレードランナー2049』、すべてそうでした。
 はっきり言ってドゥニ・ヴィルヌーヴ監督とは合わないんだと思います。
 合わないということがわかっているなら見なければいいようなものですが、話題性や世間的な評判に釣られてつい観に行ってしまうのです。
 我ながら懲りないというか。
 そして『DUNE/デューン 砂の惑星』も例外ではありませんでした。

 合わないと言えば『DUNE/デューン 砂の惑星』の世界観自体合わなかったですね。
 合わないというか、よくわからなかったというか。
 惑星デューンを制した者は全宇宙を支配するのだそうです(公式サイトにそう書いてある)。
 そしてハルコンネン家は長くデューンを支配してきました。
 するとハルコンネン家が全宇宙を支配していることになるのかというとそういうわけではなさそうです。
 この時点でもう自分にはよくわかりません。
 結局惑星デューンを制した者が全宇宙を支配するの?しないの?
 はっきりしてよ!と言いたくなります。

 はっきりしてよ!と言いたくなるのは主人公のボールと父であるレト伯爵と母であるレディ・ジェシカの関係性もですね。
 公式サイトの人物紹介にはレト伯爵はレディ・ジェシカの夫と書いてあります。
 でも作中レト伯爵がレディ・ジェシカに対して「そなたをめとるべきだった」みたいな台詞を口にしているんですよ。
 この時代の結婚制度が現代とは違うのか、それとも何かしら事情があって二人は正式な夫婦ではないのか、本当にはっきりして欲しいです。

 本作は二部作の第一部らしいのですが、第二部を観に行くかどうかはわかりません。
 と言いつつ、自分のことだから話題性に引っ張られて観に行くのだろうけれど。。。
 っていうか、本当に第二部は製作されるんですかね?
 今のままではちょっと厳しいような気がするな…。

 お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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