「玉桂寺」再訪問記(いこかの鉄道遺産群を巡るウォーク付録②)

2022-11-27 23:52:10 | いこかの鉄道遺産群を巡る朝活ウォーク
「いこかウォーク(略)」時には、駆け足訪問だったので…
なんとなく中途半端感があったので「玉桂寺」へはもう一度行きたい…と。
晩秋景色の綺麗なうちに、ということでウォーキングの翌々日の11/14に再訪問。
 (奥に見えるのが「保良のつり橋」)

今回は、車を「信楽地域市民センター」の駐車場に止めました(無料が嬉しい)。

この辺りでは、「土・日・祝日限定」で無料開放されている駐車場が多い。
これは「スカーレット効果」なのか「昔から」かどうかはわかりませんが、
駅前にはそういう駐車場が多かったです、人の多い休日も気にせずブラブラできそう
 (右奥が「信楽駅」)
下調べでは大した距離ではなく2キロ弱、しかも平坦な道のよう、
県道とはいえ、大変狭いという情報。ウォーキング日和でもあったので
大戸川沿いを歩くことにしました。

「信楽駅」→「玉桂寺」まで
先ず最初の踏切、渡り終えてすぐカーンカーンカーン
振りむいて写真!無理でした 、でもそこに走ってた電車は「SHINOBI TRAIN」でした。
なんだか風景に似合う電車なんですよね、
これは例の「つり橋」の上から是非撮りたい!と、二つ目の目標ができました。
  


山側に「第三駐車場」!、ということは…「車」でも来れます。
但し、譲り合い精神を発揮してくださいね。
  
お寺の門前の赤い橋が見えたと思ったら、再び「SHINOBI TRAIN」通りました。

では、「玉桂寺門前」から境内の様子は「フォトチャンネル」で

*「本堂」でお線香焚きました
*「毘沙門堂」にて「毘沙門天」さま
*滋賀県天然記念物「高野槙」
*芭蕉句碑「松茸や」など
 詳細はこちら☞玉桂寺」HPより

寺務所で「御朱印」を頂きたくお話をしていたら、お世話係りの女性が
 
「三鈷の松(サンコノマツ)」がありますから…と案内してくれました。
3本の松葉は珍しく「財布に入れておくと…」いいことあるそうですよ(笑)。
 
「弘法大師」さま、「ぼけ封じ観音」さまの御朱印、
これでこの先、安泰??なわけないです

ここで、11時46分に信楽行の電車を見送りました。これはチャンス!
 
「玉桂寺」を離れ、「保良のつり橋」を再び渡る。

平日に走る電車は「SHINOBI TRAIN」が多いことに気づいたし、
信楽駅から玉桂寺前までは距離が短いので意外と早く折り返し電車が走ってきます。
つり橋の上でしばし待つことにします
  
右に県道、真ん中に大戸川、左に鉄道、跨ぎます。
 
「玉桂寺前駅」&「玉桂寺」。

来ましたよ、遠くで警報機の音がすると…
やっと会えました 「信楽駅」発の電車です、
橋の上で11時56分です。
 

2022/11/14 信楽高原鐡道「玉桂寺前駅」のつり橋からラッピング列車


何が目的なのか、イマイチよくわからなくなりましたが
お寺へのお参りはできた、御朱印もいただき、3本松葉もgetしました。
ラッピング電車にも会えた、これ以上のものを望んではいけないと思った日。

帰り道、川の増水に対する注意喚起の文字を見て、
分かりやすい表示だと感心して、帰路に着きました。
 
川の流れは、右は「信楽川」、左は「大戸川」に分れて行きます。

「いこかの鉄道遺産群を巡るウォーク」は、これでおしまい。
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朝活!ウォークその⑤「第一大戸川橋梁」そして終点「信楽駅」へ。

2022-11-24 16:15:45 | いこかの鉄道遺産群を巡る朝活ウォーク
貴生川駅で乗り換え、初めての信楽高原鐡道、その車内。

初乗車なのですが、車では走ったことのある国道307号線沿い、
「新名神信楽IC」、「紫香楽宮跡」の駅、「Cafe ENSOU」はどこだ?など
景色を探しながら約20分の車窓の旅で、「玉桂寺前駅」到着。

「玉桂寺」への参道でもあるこの「つり橋」(=保良の宮橋)。
信楽高原鐡道大戸川(ダイドガワ)&道路、この三つを渡る「橋」で、
なかなか壮観な景色だし、とても珍しい風景とのこと。
知る人ぞ知るつり橋のようですよ。
付録編を先に書いたので、写真の再掲もあるかも…

さぁ、みんなで渡ると大きく揺れるその橋を渡って、下道に降りる。
 
「玉桂寺」は、降りて左側に進みます(橋の上から見ると右手側、ここがややこしいとこ(笑))。
我等が目指す信楽の鉄道遺産は右へ進むことになります。
 
歩くこと10分ほど、約800mほど進んだところにあります、
どこかでカーンカーンカーン(最近よく聞く音です(笑))、目の前を高原鐡道電車が通りすぎる…
「コンクリートの橋梁」が見えると思ったら、すぐです。
実は、電車に乗っているとき窓から下を見たら、カメラマンがいっぱいいたのです。

まさか、この電車を狙ってる!?のではなく、
多分「橋梁と電車」を撮ってたんですね、
その気持ち、ワタシも今味わってます。
いいタイミングで通ってくれるとやっぱり嬉しい
まぁタイミングは時刻表など自分で調べるのがベストだとは思いますけどね…
(ワタシの場合はいつもタマタマの出来事ばかり )

では、到着。ここの鉄道遺産はなんと重文指定されています。
地元の鉄道遺産のガイドさんによる説明を受けます。
資料では『国鉄が威信をかけて建設したわが国初のプレストレスト・コンクリート鉄道橋梁』。
第一大戸川橋梁(ダイイチダイドガワキョウリョウ)】(信楽町勅旨/チョクシ):重要文化財指定

 ≪第一大戸川橋梁は、信楽町勅旨の大戸川に架かる信楽高原鐵道に架かる鉄道橋です。
 昭和8(1933)年に開通した国鉄信楽線の施設として使用されていた旧橋が、
 昭和28(1953)年8月の豪雨により流失したため新しく建設されたもので、
 基本設計は、フランス人のセルジュ・コヴァニコが行い、
 国鉄大阪工事事務所次長であった 仁杉巌 (元国鉄総裁) を中心に工事が進められ、
 翌29(1954)年8月 に竣工しています。
 橋長31m、支間30mの単線仕様のプレストレストコンクリート (以下/PC) 造単桁橋(タンゲタキョウ)で、
 増水に備えて橋脚を設けず、橋台の左右には鉄筋コンクリート造の翼壁(ヨクヘキ)を設けています。
 PC造りの鉄道橋梁は、建設当時、世界的にも類例が少なく画期的な工法で、
 高強度でひび割れを防ぐことができました。
 建設時に行われた数々の検討は、その後のコンクリート研究の発展に大きな影響を与えたとされます。
 橋梁の近くには、建設後の経年劣化の検証を可能とする標準桁が設置されています。

 第一大戸川橋梁は、当時の鉄道分野の技術の粋を集めて完成した優れたコンクリート構造物として価値があるとともに、
 今も建設当時の状態を良好に維持しながら、 現役の鉄道施設として地域の交通を支え続けています。
 第一大戸川橋梁は、令和3年(2021年) 8月2日、国の重要文化財(建造物)に指定されました。≫

 
この橋の傍を通る道はまさに「生活道路」、必要欠くべからざる道であり鉄道。
もう一度「玉桂寺前駅」に戻り、「終点の信楽駅」へ。
意外と短く、電車で2分あっという間に着きました。
全線乗っても23分、でもこの間山あり谷あり、
その中には、聖武天皇が745年に遷都した都「紫香楽宮」(シガラキノミヤ)もあり、
とても興味深い場所であることがわかりました。

今回、古いレンガ造りであってもまだまだ現役の橋梁やら架道橋、
駅舎などたくさんの鉄道遺産を見てきました。
こんなチャンスでもなければなかなか行くことのできないところばかり。
旅の最後、終点「信楽駅」。
歩いて少し、「信楽地域市民センター」が昼食会場だそうです。
地元食材を使った「いこか弁当」、3市(伊賀・甲賀・亀山)の産品、参加記念品など…
では、その様子「フォトチャンネル」で…
「いこかの鉄道遺産群を巡るウォーク」、最終「信楽駅」にて


思い出 memo:
11/12、7時30分に関西本線「加太駅」に集合。
貴重な鉄道遺産群を巡る旅もいよいよ終着駅。
ここは「信楽高原鐡道/信楽駅」11時48分着。
ホームで「たぬき列車&SHINOBI TRAIN」のコラボ。
駅前では「たぬきでんわ」のお出迎え。
昼食会場は「信楽地域市民センター」、トイレの洗面台には「信楽焼」。
お弁当は「いこか弁当」、各市の地元食材が使われており、とても美味しかった。
おまけに、3市(伊賀市・甲賀市・亀山市)の産品に参加記念品。
1500円の会費でこんなにもらっちゃっていいの?

案内してくださった語り部さん、お世話してくださった各市関係者のみなさん、
本当にお世話になりました、素敵な「鉄道遺産を巡る旅」になりました…

では、付録②、まだ書き足りんのですゴメン。
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朝活!いこかの鉄道遺産群を巡るウォークその④「柘植駅」&「信楽高原鐡道」編

2022-11-19 23:48:02 | いこかの鉄道遺産群を巡る朝活ウォーク
JR関西線「柘植駅」に9時38分ごろ到着しました。(写真の記録による)
 (再掲)
ここは、前回参加した2022年5月8日のウォーキングの折の集合場所です。
松尾芭蕉と横光利一のふるさとを訪ねる」というものでした。
あの時は、柘植地区を歩いて歴史に触れるウォーキングだったので、
「柘植駅の鉄道遺産」的なことはあまりお勉強しなかった…
今回はちょっと見どころが面白かったです。

柘植駅」(JR関西本線HPより)
 
 ≪1890年(明治23年)の開業時に建てられた
 煉瓦積みの危険品庫(ランプ小屋)がある。≫

『跨線橋』は、古いレールできている!(知ってました??)
そう教えられ、帰路の「伊賀上野駅」の跨線橋もジッと見てみました、
まさに「レール」そのものでした、ぜひご確認を。
 

ペンキの剥がれたところ、よく見ると刻印」(八幡製鉄所!の印)
 
跨線橋に使われているのは「元レール」である証拠品です。

そして、この穴は「レールのつなぎ目部分」である!
 

ホームの基礎は「フランス積み煉瓦


この先には「転車台」や「給水塔」があったとのこと。
「参考/給水塔」(名松線/奥津(オキツ)駅)の画像デス。
 
向こう右手辺りに「転車台?」…子どもの頃、確かに蒸気機関車には乗っていた、
スイッチバックも機関車の待機も知っている、けどただ乗っていただけの思い出。
いろいろ探していたら「柘植駅の転車台」見つけました!
柘植駅の角型給水塔」です。(参考blogです)

「柘植駅の鉄道遺産」、教えていただけなければ気が付かないことだらけ…
もし、柘植駅で乗り継ぎなり下車することがあったら、ぜひ見てみてくださいね。
また、こんな標柱も立ってますから…(2・3番のりばの亀山方面ホーム)。

さぁ、「草津線」に乗り換え「貴生川駅」へ。
そして「信楽高原鐡道」に乗り換え「玉桂寺前駅」下車。
 (高原鐡道列車内です)

「つり橋」を渡って、線路と川と道を跨ぎます。
これはとっても珍しい「つり橋」です、「玉桂寺」の参道にもなります。
「つり橋」を降りて、少し戻る感じで歩きます。
   

歩くこと約10分ほど、目的地である「第一大戸川橋梁が見えた!」と思ったら、
電車が通りました。これまたラッキー


もう一回だけつづけます、が
明日11/20は、柘植地区の「ミツマタ植樹イベントに行きます。
今週二度目の「柘植」です(笑)。
コメント (2)
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朝活!いこかの鉄道遺産群を巡るウォーク「加太駅界隈」編 その③

2022-11-18 18:10:28 | いこかの鉄道遺産群を巡る朝活ウォーク
煉瓦造りの素晴らしいアーチ型ミニトンネル(私的に呼ばせていただく)から、
一路「加太駅」方面に戻ります。

※「加太越奈良道『加太宿」について詳しいイラスト案内図をリンクしておきます。

前回「板屋の🚥」とご案内した辺り、街道沿いに「板屋地区」で、
江戸時代には『本陣』のあったところだとか。
 ※江戸時代以降の宿場の事で、大名や旗本、幕末役人、勅使などの宿泊所として
 指定された家の事。原則として一般の者を泊める事は許されていなかった、とか。

街道沿いに長い地区ですが、昔から加太の中心地だったようで、
郵便局、小学校・保育園、交番、林業センターなど公共機関が多いです。
また、加太駅界隈は「市場(イチバ)地区」といい、問屋場(トイヤバ)高札場(コウサツバ)などあったそうです。

板屋からの帰り道、素朴な石仏様にも出会います。
 
帰って調べたら『加太神武地蔵尊』でした。
街道を往来する人々の安全を祈ってくれているのだと思いました。

ほどなくしてココ
  
三角地帯のようになっていますが、そのまま左へ進むと国道25号線、
右は「旧大和街道」(=伊賀・大和街道、正式には加太越奈良道でしょうか)。

「旧道の大和街道」を通る【亀山森林公園やまびこ
  
(駐車場もあります)
 ≪市内の加太梶ヶ坂地内にある市有林約4.2haを、
 地元加太コミュニティの方々やかめやま市民大学院第1ゼミ生とともに作成した
 「亀山森林公園環境整備構想」に基づき、平成20年度から3ヵ年かけて、
 加太の自然がそのまま活かされるように整備を行いました≫

 ≪森林公園「やまびこ」は『歴史ある街道「大和街道』に接しています。
 関の西の追分で東海道から分岐し、加太峠を越えて奈良に至ります。
 壬申の乱の際大海人皇子平安末期には源義経が、
 本能寺の変では徳川家康が通ったとされている街道です≫

そうそう、「壬申の乱古戦場跡」「風の杜」「徳永寺」(柘植地区)や
「和銅の道/補陀落の滝」「射手神社」など伊賀でもご縁は多いです。

左側の山裾の道が本来の「峠道」へ続きます、


ウォーキングでは「やまびこ公園内の八つ橋」を渡っていきますが、
いずれ先ほどの「峠道」へ合流します。
 

梶ヶ坂峠』(カジガサカトウゲ)
 ≪市場の集落から西に抜ける峠道は、(写真撮らず、残念)
 周辺では唯一地道が残っており、往時の面影を残している部分≫とのこと。

なんか、大海人皇子や源義経や芭蕉さんになって気分で歩いていましたよ(笑)。
 
こんな感じで山の中を歩き、里へ出てきたと思ったら、

「マンホール」見っけ!

 ※ 旧関町時代のものですが、シャクナゲ、キジ、シカ、周りはスギ。
この先に続く道の先には「沈下橋」…
この沈下橋の真ん中で見る風景、どこかで見た「こいのぼり」が見えます。
再掲写真→「こいのぼり」(猪之元橋)
渡り終えて本来の国道に出ます、もうそこは「加太駅」(9時10分ごろ到着)。
 
加太駅発車時刻は、9時23分。(まだそんな時間だったのね )
何せ、説明を聞きつつ、列車の時刻に間に合わせつつ、トイレ休憩も入れつつ、です。
ガイドさんの時間配分に感服いたします、素晴らしい案内をして頂き感謝です。
実は、まだまだその先も同行していただけるのです、うれしいこと

発車時刻まで駅界隈を
  
「加太宿説明」、手書きの「錫杖ヶ岳(シャクジョウガダケ)案内図」など。

では、向こうのホームでは「亀山行」、
ワタシは再び「柘植駅」に戻ります、何度乗ってもあの揺れ感サイコーです(笑)。
どんな坂、こんな坂にも負けずに走るディーゼル車スゴイです!


柘植駅到着、9時38分。
草津線の発車(10時)まで「柘植駅の鉄道遺産」の説明をしていただきます、
これがまた面白い

ではつづく
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朝活!いこかの鉄道遺産群を巡るウォーク「加太駅界隈」編 その②

2022-11-17 13:22:09 | いこかの鉄道遺産群を巡る朝活ウォーク
山あり、川あり、そして国道25号線あり、
山裾の道は決して真っ直ぐではなく、曲がりくねっています。
次はどんな景色が待っているのか?と思ったら「右へ進みましょう」とのこと。
   (googleより)

  
ガイドさんが「ここからは川に降ります、足元に気を付けて」と。
足元ばかり見ているので、なかなか上を見ることができません
どんな橋梁が待っていてくれるのか、ドキドキします。
河原を歩きます…ワクワクします(笑)。
そして、
 
川のせせらぎを横目に、見上げてごらん、、、
 

板屋川橋梁(イタヤガワキョウリョウ)
≪板屋川橋梁は、加太板屋地内の加太川に架かる。
 鋼製2連桁橋、橋長35.4m。加太側に40フィート級(約12.2m)、
 柘植側に70フィート級(約21.3m)の鈑桁を深い谷に架ける。
 橋脚は、石材を“こぶ出し"に仕上げ
 五角形断面の上に長方形断面を乗せて
 「江戸切り」の帯石で引き締め、イギリス積みの煉瓦を立ち上げる。
 重厚な姿が、加太地区の河川景観を整える。≫

 

橋梁の真下から見ようと思った時に「列車」が通りました!
これはなんとラッキーなことか
この見事な橋梁を河原から見上げられてよかったです(笑)。
 
『五角形の柱の上にイギリス積みの四角い柱が乗っている…』
しかも『隅は算木積み』、石垣の手法がそのまんまです。
素人なので理解の範囲外ですが、間近でこんなん見たことない!
という明治時代の建造物にただただ感動するばかり也。

草木生い茂る中「柘植側の橋脚」です。


河原を戻る時に見た国道25号線&名阪国道。
まさか、下から見るとは思わなかった…
 

国道に戻り、その先は「板屋の🚥」、その手前で右へ進みます。


勇壮な橋脚群が続きました、今度は一転素朴ですが、
煉瓦積みの極意のような小トンネル。
トンネルというそんな言い方が正しいとは思えませんが、
子どもの頃に出会っていたらきっと「トンネル」って思います。
次は、晩秋の加太路(林道板屋線)で出会った「架道橋」です。
油日岳を含む勇壮な山並みが背景、
高架橋ではなく「築提」の上を鉄路が走る。
   

第165号架道橋

 ≪加太板屋地内の林道板屋線に架かる。
 径間長2.5m。笠石を"雁木(ガンギ)”で彩り、フランス積みの胸壁には赤煉瓦と
 やや色の濃い焼過(ヤキスギ)煉瓦を交互に配して「ポリクロミー※」と呼ばれる模様を描く。
 アーチ最上部に焼過煉瓦を用いて楔状に要石(カナメイシ)を表現し、
 腰部を隅石でコントラストをつけるなど装飾性が高く、小品ながらも見どころに富む
 ※〖polychromy〗統一的な色調をもたない多彩色。建築や彫像などの装飾的彩色にみられる。

  
上部はフランス積み、下部はイギリス積み、そしてトンネル内部。
アーチ部分が複雑かつ芸術的、
軽自動車がギリギリ通れる小さなトンネルだけど今まで残されていることに感動。
しかもまだ現役!
「蒸気機関車」が走り、「ディーゼル車」に変わってもここを走り続けている!
JR西日本、残してくださいね「関西線」

トンネルの反対側です、
 綺麗!

では、もう一度全体をどうぞ
 

今回「加太駅」で頂いた資料から
※煉瓦の積み方


※ウォーキングmap

ここでようやく、半分。

まだまだ続きます…

もと来た道を少し戻って、「古大和街道」を抜け「加太駅」→「柘植駅」へ
いよいよこれも初乗車の「草津線」→「信楽高原鐡道」を乗り継ぎます
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朝活!いこかの鉄道遺産群を巡るウォーク「加太駅界隈」編 その①

2022-11-15 17:41:56 | いこかの鉄道遺産群を巡る朝活ウォーク
正直に申します、「加太(カブト)駅」下車、人生初です。
大昔(子どもの頃)、国鉄関西線の蒸気機関車で「伊賀上野⇔亀山」、
ハハに連れられ往復してました。(両親が亀山出身なので…)
でも、流石に加太界隈に用事はなく下車することはなかったのです
今回の、この「朝活!いこか・・・」のウォーキング参加は、
自分自身、早く起きることも含めて、なぜか「気合!」が入っておりました(笑)。

柘植駅まで家人に送ってもらい、7時8分の列車に乗り一路「加太駅」へ。
11月12日、7時30分「加太駅」集合、その朝の景色から
   
「加太駅」の跨線橋から上下線と列車を見る…

 
「加太駅」ホームとリニューアルされた駅舎。
2022年4月1日(火)に、JR加太駅舎が、歴史観光資源の情報発信や地域のにぎわい交流の新たな拠点として
生まれ変わっています。≫(亀山市HPより)
※ご参考に:2009年NHK新日本風土記アーカイブより「加太駅

事務局の方から注意事項の説明や参加者の記念撮影が終わり、
加太鉄道遺産の語り部さんと共にいざ!
交通安全対策も事務局の皆さんのおかげでバッチリ!
加太駅界隈の鉄道遺産等、ちょっと駆け足ですが6か所ほどの周遊コース、しゅっぱぁーつ進行!
  
いたるところに案内板が設置されていますが、これは歩いてこそわかる。
車で通ればきっと素通りしてしまう…
ワタシ自身も幾度か通る道ですが、さすがに全く気が付いていませんでした
の右側の写真、上方にお月様、見えるでしょうか?

猪之元橋(イノモトバシ)】へ
 ≪加太川の北側に線路を敷設するにあたり、
 大和街道を対岸に付け替えるために建設された
 国道25号の道路橋です。
 橋脚は、鉄道構造物に準じたイギリス積みの煉瓦造になり、
 石材で隅部を強固に仕上げるとともに外観を引き締めています。≫(三重県:ウォーキングmapより)
 橋とこいのぼり
※(橋脚の写真が撮れなかったのでコチラご参考に)
橋の上からの景色
 
「こいのぼり」の向こうに沈み橋のように見える橋は、
帰り道に通りました…行きと帰りで同じ川を渡ったわけです(笑)。
(ぜひ、ご記憶あれ…)

  
左・復路に寄る「亀山森林公園:やまびこ」(古大和街道だそうです)
右・ここは「梶ケ坂」辺り。

峠道を10分ほど歩くと、右手前方に「白い鉄橋」?
  「三連の桁橋」…

屋渕川橋梁(ヤブチガワキョウリョウ)
   
 ≪鋼製3連桁橋加太地区最長の橋長59.7mを測る。
 最も柘植側の鈑桁(バンゲタ)は、取り付けられた銘板から、
 大正13年(1924) に大阪鐵工所(現在の日立造船)により
 八幡製鐵所の鉄材を用いて製造されたことがわかります。
 開業から約35年後、車両の大型化などにより、さらに強度の高い鈑桁に取り替えられました。≫
銘板
  (漢字は右から読みます)

 屋渕川橋梁説明版
 
歴史的な大きな構造物の連続です。
こんなところを蒸気機関車で通っていたんだと思うと感慨深いし、
幼いころ、どんな景色を見ていたんだろう…?
思い出せないワタシです。

  ここは、加太小学校。
晩秋の風景の中、ワクワクしながらなので、
少々の坂道も苦になりません、天気も最高!汗ばむほどの陽気で楽しいです
そして、鉄路がすぐ横を通ります…



つづく

2022/11/30 矢淵川→屋渕川に修正しました、すみません。
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朝活!いこかの鉄道遺産群を巡るウォーク、付録「玉桂寺(信楽町勅旨)」。

2022-11-13 15:41:06 | いこかの鉄道遺産群を巡る朝活ウォーク
「付録」って、なんておこがましい言い方なんだろう…
と思うのですが、今回のウォーキングの目的は、
いがこうかかめやま(=いこか)の『鉄道遺産群』を巡るウォーク」です。
今回のウォークチラシを読んだ段階で「信楽高原鐡道:玉桂寺前駅」で下車…とあり、
ずーっと前から「玉桂寺」にはお参りしたいと思っていたところ…
しかも最近NHKTVの放送(ニッポンぶらり鉄道旅)で見たような記憶もある。
これはシメシメ、ワタシの欲望が満たされる予感がしたわけです

先ず「玉桂寺前駅」を下車したところから~~
  
この段階で、この紅葉
いよいよスリルの「吊り橋」(=保良の宮橋)を渡る。
  

   
左・「勅旨駅」方面、中・「玉桂寺前駅」、右・「玉桂寺」方面。
あのね、正直に言いますと、めっちゃ怖かったんです
写真を撮りたいのだが、揺れるユレル、多くの人で一気に渡るのは危険!
学習したので、帰り道は少人数ずつで渡りました。

本来の目的の「信楽高原鐡道第一大戸川橋梁(国重文指定)」は後程ご報告。
橋梁見学を終え、同駅(玉桂寺前駅)11:46の発車時間まで少々時間があるとのこと。
係りの方が「今、まさに見頃の紅葉です、時間の許す限りどうぞ」と
何と臨機応変な行程かと嬉しくなりました
トイレ休憩含め20分ほどの見学時間なのであれこれ考える暇はありません。
今回は下見のチャンスだ! すわっ!行くぞ…

下道から見上げる吊り橋…
 

 
 ※線路と川と道をまたぐめずらしい吊り橋で、1990(平成2)年架橋された。
 駅のすぐ横にある玉桂寺は奈良時代に淳仁天皇が造営した離宮「保良宮」の跡地と言われ、
 その近くに架かる橋から、保良の宮橋と名付けられたという。
 橋の真下を通る電車が撮影できるスポットとして、鉄道ファンにも人気の場所となっている※

では、いよいよ特急で見学!なので順不同です
高野山真言宗秋葉山十輪院 玉桂寺』(信楽町勅旨891)
   山門へ

 
左「芭蕉句碑『松茸や 知らぬ木の葉の へばり付く』
右「滋賀県指定天然記念物高野槙

  

 
数え切れぬほどの「お地蔵様」、そして「不動明王様」

では、駅へ戻ります…
  
真っ赤だな 真っ赤だな

 
 ※全長102m、幅員1mだそうです。玉桂寺への参道です。

もう一度、今度こそじっくりと伺いたい素敵なところでした。
秋の旅愁を感じる鉄道旅っていいな

次は「加太駅」界隈 de「鉄道遺産群」…
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