3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

2019.9.29 バルコニー便り 秋の空

2019-09-29 15:21:04 | 日記
今日は蒸し暑い。
しかし、空の雲は秋である。
一ヶ月前はドイツにいた。
ドイツは私が滞在しているときのみ暑かった。
ドイツの空は遠い。

旅は魂を解放させる。
ドイツ滞在中は日本の雑務を忘れることができた。

日本に帰ってきて、どこまでも遠く続く秋の空を見ているとドイツの空がただただ懐かしい。

日本はラグビーワールドカップに盛り上がっている。
昨日は、アイルランドに勝ったということで奇跡再びと喜びに沸いている。

ラグビーは嫌いじゃないが、どうも男のスポーツで女子もあるらしいが、断然男の世界で、なじめない。

9月も最後になり、いくつかあったドラマも最終回。

ピアノの森、これは経費で落ちません、サギデカ、なつぞら。
すべて終わってしまった。

経費で落ちません、も最後になったら気の抜けた話でおわった。
サギデカは途中まではなかなかよかったが、最終回は何が言いたいのか意味不明で人間ドラマにしたいのか、社会派ドラマなのか、どっちつかずの力不足で時間稼ぎの終わり方で不満である。
なつぞらも十勝の話になると結構面白いが、もう最終回モードにはいって、これまでの出演者総出でがやがややっているだけで何がいいたいのか盛り上がりに欠け、残念な終わり方である。

継続し異彩を放っているのはおしん、ぐらいのものである。
おしんは脚本の力、言葉の使い方が卓越しているので、飽きない。
なるほどと見ているほうがなっとくするせりふと話の展開である。
時代は変わり次世代の話になにげなく移っていくところはうまい。

浩太さんは勝手過ぎる男の代表、夫の田倉龍三はだめ男の代表、嫁いびりの代表として姑、姑の言いなりの舅、我慢して一生終わる残念な長男の嫁、
米問屋の跡継ぎ一人娘の加代は家のために人生を棒にする悲劇、加代の夫は帝大卒で米屋の婿養子になったが昭和恐慌のおり商売に失敗して自死という高学歴と商売は必ずしも相関しないという典型、そして小作の娘がゆえに苦労の連続であるおしん・・・。
戦前期にいきた人々のそれぞれの人生を描きながら小作争議、関東大震災、第二次世界大戦を描いている。
人生を描くことで社会の変化を描くという手法は文化人類学のようである。おしん、は小作という社会の底辺に生まれながら東京に家出同然で出ていって自ら人生を切りひらいていく、時代に翻弄されながらも紆余曲折する人生ながらなんとか自力で食っていく女の生き様をとおして、女の強さとしたたかさを描いているように思う。

家制度なんかくろくらえ、といわんばかりの女子、次の時代の自立型のビジネスで勝ちあがっていく女性のモデルを先取りしているのだろうか。

もうみるべきドラマのないこの秋、せいぜいおしんでもみて戦前期の辛酸の女性の人生から立ち上がるその心意気に声援を送ろうか。



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台風15号による千葉の停電は長引いているー太陽光パネルと蓄電池の活躍

2019-09-22 16:08:39 | エネルギー政策
台風15号は大きな傷跡を残した。
千葉などまだ停電で日々の生活に困っている人々がたくさんいるとのことで、早い対応が求められている。
東電の見通しが甘かった、ということは確かにあるけれど、政府や千葉県などの対応も随分いい加減なのではないだろうか。
政府など、台風の被害などどこ吹く風といわんばかりに内閣改造したりしているし、千葉県も連絡がなかったといって県内の被害についてまったく無頓着である。どこまで殿様なのだろうか。

電気が止まって連絡が取れないのだから、こちらから被害の状況、ライフラインの状況を確かめるのが自治体の役割だろうに。
政府も地方自治体もこれほどまでにいい加減なのは許せないのである。

今回の台風で停電がいかに都市の生活を麻痺させるか、良くわかった。

というわけではないのだが、かねてより計画していのだが、我が家は太陽光パネルを購入した。
それは、小さな発電所であり、晴れていなければ発電できないものではあるが、とりあえず、蓄電することが可能で、そうとう優れものである。
スマホなどの充電も可能で、小さな冷蔵庫も対応可能とのことである。
サーキュレーターや空気清浄機、スマホやipad の充電は十分できる。
最初に充電をしたときはかなり感動した。
一枚の太陽光パネルでも発電することができ、少しの間は東電のお世話にならなくても大丈夫だというこの体験は家庭内におけるものすごい大きなエネルギー政策の転換である。

東電を責めるのは必要だが、個人でできることといえば、せいぜい今のところ、太陽光パネルを購入することぐらいかもしれない。
先日ドイツに行ったとき、環境対策の徹底振りに感動したが、日本も一般市民の生活レベルで環境配慮、再生エネルギーへの転換を意識的にはからなければこれから持続可能な地球環境は実現できない。

プラスティックの問題もそうだが、一人ひとりの毎日の生活の変革こそが求められているのではないだろうか。<
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NHKドラマ「これは経費で落ちません」も終盤になりました 会社と戦うOLたちを期待しています

2019-09-22 15:35:01 | TVノート
NHKドラマ「経費で落ちません」面白く見ている。
だんだん、主人公のOLと年下の彼との関係のほうも進展があり、彼氏が海外に異動になるのを機に結婚を申し込む、というところまで。
「家に帰ってくると森若さんがおいしいご飯つくってくれていて・・・」とかなんとか太陽君が言うせりふ。時代錯誤、未だにこんなことをNHKのドラマで言うか?とばかばかしいと思って怒る。
おりしも社内はリストラが進行中で、これで経理課も結婚退職1名で人員整理がつくということなのだろうか。
視聴者の一人としては、ぜったいに許せない流れである。
このドラマのあらすじを知らないのでなんともいえないが、
視聴者の一人として望ましい展開としては、
退職などするわけもなく、この理不尽なリストラに断固戦うことになり組合をつくって会社とやりあう、という流れを期待している。
30過ぎの女は結婚でもくれてやればほいほい仕事をやめてくれると思っている男の発想、会社の文化、男社会のあり方にものを申すくらいのことをしてもよいだろうに。



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アメリカ大統領選挙 左傾化は進むのか

2019-09-22 15:13:50 | 現代社会論
トランプになってから世界が不安定化している。
アメリカのような大国が自国中心主義に走れば世界にゆがみが生じるに決まっている。
アメリカが成熟した大人の国になるかどうかは次の大統領選挙でトランプを引き摺り下ろし民主党議員が大統領になれるかどうか、どれくらい力を持つかが問われる。
ウオーレン上院議員が来年の大統領選民主党候補でトップに躍り出たという。これは吉報である。

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米CNNテレビは2019.9.21、来年の大統領選の民主党候補について、中西部アイオワ州の世論調査の結果、左派で女性のウォーレン上院議員がバイデン前副大統領を抜いて初めて支持率トップになったと報じた。

 アイオワは来年2月に党候補選びの初戦の党員集会がある重要州。結果は全米に影響を与え、党指名争いの流れを左右するため注目されている。

 ウォーレン氏の支持率は前回6月の調査から7ポイント増の22%、バイデン氏は3ポイント減の20%で他の候補を引き離している。CNNはウォーレン氏躍進の理由として左派のサンダース上院議員の支持を一部取り込んだと分析している。

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エリザベスウオーレンは1949年 6月 22日 (70 歳)。マサチューセッツ州選出上院議員で、テキサス大学法学部、ペンシルベニア大学法学部、ハーバード・ロー・スクールで教鞭をとっていた。著名な学者でかつ議員。超カッコイイのである。
日本から応援してもどうしようもないけれど、とにかく、日本の片隅で彼女が大統領になることを祈っている一市民がいることをここで記しておきたいのである。
女性の平均寿命は男性より長い。同じ70歳でも男女では仕事のできる期間は違う。
トランプやバイデンよりウオーレンやハリスである。
ハリスも好きだが、彼女はまだ50歳そこそこのはずなので・・・彼女でもよいのだが。
サンダースも大好きだが、彼は残念だが年をとりすぎている1941年 9月 8日 (78 歳)。でウオーレンに流れるのは良くわかる。 ·

とにかく、ウオーレンが大統領になったらアメリカはもっとよく変われる。
アメリカの人々にはまともな選択をしてほしいとひたすら願うばかりである


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ラグビーのワールドカップ 開会式の君が代が下手すぎ

2019-09-21 17:33:20 | 日記
昨日、ラグビーのワールドカップの開会式、それほど興味がないけれど、なんとなく見ていた。
国歌斉唱、でのけぞる。
別にうまく歌わなくてもよいのかもしれない。
しかしだ。
春の選抜高校野球の開会式の君が代独唱をイメージしていた私は、ダミ声君が代に絶望した。
毎日音コン優勝の高校生の瑞々しい美しく力強い声による独唱が聞きたかった。
お願いだから、クラシックの声楽の技術をもつ人にしてほしい。
2020のオリンピックの君が代独唱はぜひ、毎日音コン学生の優勝者を当ててほしいのである。切なる願いである。
天使の歌声が世界に響いてほしいと思うのである。https://www.youtube.com/watch?v=hW6cXXHgatE

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