ちょっと珍しい「果肉」を食べた。写真、枯葉の上を画面左下から右上に伸びる枝に付いているくねくねした褐色のヤツ。クロウメモドキ科「ケンポナシ」の果肉だ。丸く見えるのは種(つまりかつての果実)で、その脇から伸びていて虫こぶにも見えるくねくねを食べる。
出入りの公園の一角に植栽されていることを確認し、拾いに行ったら、すでに先客が枝を手にしており、「ケンポナシ、珍しいですねぇ」と挨拶される。ですね、と答えて1本を持ち帰り、図鑑で調べる。うん、間違いない。知らなきゃまず口にはしないけれど、「ナシに似ておいしい」などと記述するものもあるから、これは食べないわけにはいかない。
もっとも、ナシの味がするのは果実(実際には果柄と呼ばれる枝のような部分が肥大化したものだ)が熟した直後の秋口のことらしい。枯葉の上に落ちてからおそらく2ヶ月くらいはたっているから、すっかり乾燥してしわしわになっている。それでも口に含むと濃厚な甘みが広がり、干し柿、あるいは干しぶどうの味に近い。
干した果実を食べる「ナツメ」もクロウメモドキ科の植物だし、味が似ているのかもしれない。さて次は…♪
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