10月の終わり。月末処理の「支払い」という言葉を浮かべるだけでクラクラするし、銀行に出かける足も重いのだが、「請求」という対立する天使のような言葉を念じてバランスをとる。
どうせなら、と請求書には素敵な切手を貼ることにしているけれど、夏に発売された記念切手は使い切ってしまった。何か新しい記念切手は? と窓口でたずねたら、売り切れだけど、と新生郵便局のおねえさんが切手ケースを開ける。今度から通常の . . . 本文を読む
台風一過のさやわか好天の日曜日。「気圧が高いと気分もいいの法則」を実感し、多摩川の土手から阿蘇神社・一峰院を巡回する散歩道に向かう。途中の奥多摩街道は道幅が狭く、歩道もほとんど整備されていないから、土手に出るまでがうっとうしい。
けれど、いつものように写真素材を探しながら木々を仰ぎ見たり、道端の草花を覗きこんだりしていたら、細い路地の入り口に置かれたダンボール箱を発見。「ご自由にお持ちください。 . . . 本文を読む
台風予想もあるし、明日一日は散歩もままならないからと午前3時過ぎまで新しいウイスキーの飲み口を試していたら昼まで爆睡。ケチャップ味のチャーハンを作り、洗濯を部屋に干してから電車でJR八王子まで出かけた。
高校美術部の後輩から油絵の個展の案内をもらっていて、会場が駅近くのギャラリー。画面には必ず、犬か猫が1匹描きこんであるから、OB展でもひと目でやつの作品だとわかる。
技法としてはそれほどうまく . . . 本文を読む
中野法人会の支部合同定例の「秋の特別研修会」に参加。小雨まじりの夕方、会社の裏手から続く「神田川四季の道」を東中野駅まで歩き、会場の「WEST 53rd」に。
お世話になっている税理士事務所所長の軽妙な語り口の講演を聞き、6時過ぎからは、懇親会でカラオケ大会。会員の年齢構成からだろうか演歌のエントリーが多い。舞台にあがりマイクを握るシニア女性は元気だ。場なれしているし、情感こめて歌い上げている。 . . . 本文を読む
昼食後の帰り道。路地を抜けて神田川にぶつかる通路を歩く。民家の裏手なのだけれど、きれいに整理された細長い公園のような空間。その中ほどのモルタル造りの壁に「●ボールを当てないで下さい。」のサイン。ていねいな丸ゴシックの書体。ボールを意図したのだろうか「●」記号も行頭に追加されている。
キャッチボールの相手がいない子どもが、壁に向かってボール投げをしていたのだ、過去何度も。このサインボードがつけられ . . . 本文を読む