面白い（らしい）という評判を聞いていた奥田英朗の「イン・ザ・プール」と「空中ブランコ」を続けて読んだ。主人公の精神科医・伊良部のキャラクターと、破天荒な「治療行為」が受けているのかな、と思う。どちらも書き下ろしではなく、短編連作を1冊にまとめたものだ。後者が2004年第131回の直木賞を受賞。むやみに太っていて、見た目も気持ち悪い大病院の御曹司が、無邪気に患者と向き合い関わり、結果的に治療が奏効す . . . 本文を読む
先週の「キノコの椅子」のスケッチを水墨画に起こした。形の面白さ、素材の珍しさだけでスケッチしたから、はたして水墨画になるのかどうか懸念しながらもままよと一息に描いた。結果は、自分で言うのもアレ（自慢しているようで少し気が引ける、というニュアンス）だが、けっこう面白い、独自性があってなかなかいいじゃない、とまわりの評判。私には描けないタッチね、というのは師匠が、何かしら美点を見つけてほめよう、という . . . 本文を読む
来週の月曜、火曜と夏休みをとってある。明日からの土日を入れたら4連休だ。月末は何かと雑用も多いけれど、でも今、少し休んでおかないと9月を乗り切れない予感もあり、スタッフには申し訳ないけれど、ともかく休むのだ。写真は夕方一度に撮ったオフィスのまわりのモノやコト。そういえば学生時代、風を撮れだの「モノとコト」を撮影しろだの、むちゃくちゃ言われたことを思い出した。何を撮ったのかは覚えていないけれど。
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享年54歳。いくらなんでも若すぎるけれど、この時が来ることを感じていたから、昨年秋の同期会、今年５月のライブデビューを企画したんだね。通夜に、皆でまた集まったよ。先生が中学時代の写真を持ってきてくれた。モノクロの印画紙に、はにかむ笑顔。こんなに細くてひょろひょろしていたんだ、松野。みんなは私より先に逝ったらダメよ、と、先生、しみじみと別れ際に。帰り道、八王子の駅ビルの、こざっぱりした店で乾杯した。 . . . 本文を読む
水墨画教室初のスケッチハイキングに行ってきた。いつもの休日ならまずは昼頃まで惰眠をむさぼり、寝不足をおぎない、とだらだらしているのだが、さすがに今日は早く目覚めた。駅前でＫさんを拾い、待ち合わせ場所の「寒山寺」駐車場までドライブ。すでに陽射しは強いが、弁当も水筒も持ったし、とわくわく高揚した気分が楽しい。緑の濃い青梅の山々が道路をおおうように迫ってくる。30分ほどで無事に到着。３人と合流し、渓 . . . 本文を読む
