ろらぶろぐれっしぶ

2娘の母で国語教室の先生のろらんがたあいのない暮らしを綴ります

命名いたしました

2012年01月21日 | 子育て・教育の話
4月から始める塾の名前なのですが、これをずーっと悩んでました。

私の中では

○覚えやすい
○ガリガリ進学塾じゃないよっていう雰囲気が伝わるやわらかい響き
○塾の理念みたいなものが盛り込まれている

というような条件を満たす名前がいいなぁと思っていたんだけど、なかなかピンとくるのがなくて。

まず漢字だけの名前はやめようと考えました。
学習塾って結構「○進」とか「△研究舎」とかわりとお堅い名前が多いんだよね。
漢字ばっかりだといかにも「お勉強します!」っていうイメージになるし、他の塾と似たような感じになりそうだなぁと思ったのです。
そして「やわらかい雰囲気」を満たすために、ひらがな表記の名前にしようと思いました。
カタカナや英語だと、ちょっと私の雰囲気に合わないし。


そこからいろんな言葉を考えたのですが、ひらがなの言葉だと、なんかうさんくさい感じになるのです。
昔から名乗り続けてる自分のハンドル「ろらん」から、「ろらん学習塾」なんていう候補も挙げてみたけど、われながら猛烈にうさんくさい。
この名前の塾に大事なわが子を預ける気になれない・・・。


うちの塾は学校でいい成績を取るためのものではないし、受験のためでもない。
いろんな情報に振り回されずに、自分で自分の人生を築いてゆくための力を学ぶ塾。
いろんな意味でゆたかな暮らしをするための塾。
心に余裕を持って生きてゆけるように学ぶ塾。

てことで、「ゆたか」とか「よゆう」とかも考えたんだけど、平仮名表記か漢字表記か、見た人が迷うのもなんだし・・・。
だいたい「ゆたか」って誰だよ!
「よゆう」って何かエラソーだな。
とか。



そいで最終的に命名。

「ゆとり国語教室」






ゆとりっていうのはまさに余裕がある状態のこと。
それに塾の内容がわかるように「国語」をつけて、ゆとり国語教室。


心にゆとりを持つためには、自分で情報を読み取り、論理的に思考して、それを行動できることが必要です。
行動するためにはまわりに正しく表現できなくては、いちいち誤解されてしまいます。

○○大学にいったとか、△△という資格を取ったとか、そういうものも確かに人生を有利にしてくれるかもしれないけれど、世の中が変わってしまったらあっという間にその価値が下がってしまったりします。
結局自分の中にある能力しか、確かなものなんてないわけです。
どんな状況になっても自分でなんとかできる人を育てたいなーと、そんな気持ちで指導してゆこうと思っています。




正直「ゆとり」がいいなって思ってから数ヶ月悩みました。
だって今「ゆとり」と「教育」ってめちゃ印象悪いから・・・。
マイナスイメージに見えるかな、名前が恥ずかしくて通わせられないなんてことになったりして、とかぐるぐるぐるぐる悩みました。
でもやっぱり「ゆとり」ってとても大切なことだと思います。
しっかり学べなかった子は、情報の読み取り方がわからず、制度の変化やまわりの噂に振り回されて、ゆとりを持って暮らせません。
幸せになるためには「ゆとり」が必要だし、「ゆとり」をもつためには「学び」が不可欠だと思うのです。

将来的にこの教室からたくさんのゆとりある大人を育てることで、世間での「ゆとり」と「教育」のイメージをまた変えられたらいいなーと壮大なことを思ったりしてます。
あえてこの名前にすることで、人の目をひく可能性もなきにしもあらず。
正直この名前が吉とでるか凶とでるか、まだ不安でドキドキなんですが・・・。



というわけで、ゆとり国語教室、4月からはじまります。
まだいろんな意味で小さな塾ですが、どうぞよろしくおねがいします。