また病気の話。
子供のころに私があこがれたもの。
鼻血を止めるティッシュ
包帯や松葉杖
学校の集会での貧血や気絶
なんか「脆い」「弱い」「はかない」そんなものにあこがれるお子様だったわけですよ。
で、そんなある冬。
小学校低学年くらいの学期末のこと。
私はめずらしく風邪で熱を出して学校を休みました。
病欠の翌日は終業式。
おかんは私の様子を見たり熱を測ったりして、休ませるべきか迷った挙句
「まあ熱も平熱だし、今日行ったら明日から冬休みだし、行って通知表もらっておいで」
と言いました。
私もわりとケロンと元気だったので、言われるままに出席しました。
で、かったるい終業式の最中にふとよぎったのです。
気絶とか貧血ってことはちょっと難しいかもしれないけど、でもまわりのみんなは私が病み上がりだってことを知ってるわけだし。
これは・・・。
あこがれの集会抜けのチャンス
よし!
と、決意した私は「元気がない様子」をめいいっぱい演じながら、ふらふらよろよろと先生のところに歩み寄り
「せんせい、なんだかエライ(つらい)です」
先生はすぐに私を体育館から連れ出してくれました。
同級生たちの視線をうけて、私は誇らしい気持ちでいっぱいです。
しかも連れて行かれたのは保健室のベッド。
これまたあこがれてやまない場所です。
体温計を渡されてベッドに横になりながら
「けけけ、うまく騙してやったぞ」
なんて上機嫌で「はかない自分」なシチュエーションを堪能していました。
すると保健の先生が私のわきから取り出した体温計を見て声をあげました。
「39度2分!!」
それがどのくらいの高熱なのか、当時の私にはよくわからなかったのですが、その驚く声を聞いて
あれ?
あれれれ?
とか思ってる間に親が迎えに来てくれて、結局家で
こうなりました。
子供のころに私があこがれたもの。
鼻血を止めるティッシュ
包帯や松葉杖
学校の集会での貧血や気絶
なんか「脆い」「弱い」「はかない」そんなものにあこがれるお子様だったわけですよ。
で、そんなある冬。
小学校低学年くらいの学期末のこと。
私はめずらしく風邪で熱を出して学校を休みました。
病欠の翌日は終業式。
おかんは私の様子を見たり熱を測ったりして、休ませるべきか迷った挙句
「まあ熱も平熱だし、今日行ったら明日から冬休みだし、行って通知表もらっておいで」
と言いました。
私もわりとケロンと元気だったので、言われるままに出席しました。
で、かったるい終業式の最中にふとよぎったのです。
気絶とか貧血ってことはちょっと難しいかもしれないけど、でもまわりのみんなは私が病み上がりだってことを知ってるわけだし。
これは・・・。
あこがれの集会抜けのチャンス
よし!
と、決意した私は「元気がない様子」をめいいっぱい演じながら、ふらふらよろよろと先生のところに歩み寄り
「せんせい、なんだかエライ(つらい)です」
先生はすぐに私を体育館から連れ出してくれました。
同級生たちの視線をうけて、私は誇らしい気持ちでいっぱいです。
しかも連れて行かれたのは保健室のベッド。
これまたあこがれてやまない場所です。
体温計を渡されてベッドに横になりながら
「けけけ、うまく騙してやったぞ」
なんて上機嫌で「はかない自分」なシチュエーションを堪能していました。
すると保健の先生が私のわきから取り出した体温計を見て声をあげました。
「39度2分!!」
それがどのくらいの高熱なのか、当時の私にはよくわからなかったのですが、その驚く声を聞いて
あれ?
あれれれ?
とか思ってる間に親が迎えに来てくれて、結局家で
こうなりました。