ろらぶろぐれっしぶ

2娘の母で国語教室の先生のろらんがたあいのない暮らしを綴ります

絵本は2回で1セット

2009年09月30日 | 子育て・教育の話
コロランはいま絵本を読んでもらうのが大好きです。
一日中あの本この本とひっぱりだしてきては
「よんで」
とせがんできます。


疲れてたり余裕がなかったときはできないんだけど、基本的に私は絵本の読み聞かせは同じ本を2回でワンセットです。
1回目はふつうに。
2回目以降は
「どうなると思う?」
「誰が来たかな?」
と、先のストーリーをたずねながら読みます。


学習塾をやっていたとき、勉強につまづいてる子供のだいたい2人に1人は文章のよみとりができない子でした。
「ほとんどの教科全滅です」って子はもっと高確率でこの症状?がみられます。
つまり日本語が読めない子がとっても多かったのです。
「読め」
といわれればきちんと正しく文字を読めます。
音読もできます(まれに読めない子もいたけど・・・)
でも
「何が書いてあった?」
とたずねると、
「??????」
となります。
読み上げた内容はすべて通過しただけでまったく頭に残っていないのです。
問題文が理解できないから何を答えたらいいかわからない。
そりゃどの科目でもできなくなって当然です。


だから私は
「いつか自分の子供がうまれたら、ちゃんとそういう訓練をさせてみよう」
と決めていたのです。
その訓練のひとつとして考えたのが、絵本の2度読みです。
そんなことしなくても子供は
「もういっかい!!」
ってせがんでくるんだけどね。
ただ読んでもらって、そのストーリーに興じるのもそれはそれでいいことですが、さらに次にクイズがあるとなると、聞いてる間の集中力がまったく違ってきます。
登場人物は誰がいたかとか、次はどうなったとか、この子はなんで泣いてるの?とか、そういうものに注意して聞くようになります。
大人でも一度読んだ本を要約したり感想を誰かに話すだけで、まるきりその本をモノにする度合いが違ってきます。
子供ならなおさら。
そういう訓練をくりかえすことで、文字を追うだけの流し読みの癖をつけないようにしたいのです。

無理矢理2回聞かせるってことはしませんよ。
楽しくないときは身につかないときですから。



今のところは手ごたえを感じています。
でも1回だけの場合と比べられないので、あくまで「なんとなく」なんですが。
そんなわけで世の中のお母さん、絵本は2回で1セット、いかがでしょう?
効果がある!とはいえません。
だってうちの子が大きくならないと、実験結果がでないんですもの。
でもそんなにはずれてはいないと思います。

いろんな遊び

2009年09月25日 | 娘たち
ごっこ遊びが大好きなコロラン。
なりきりモードであれこれ演じてる姿をみると、
「ああ、女の子なんだなぁ」
と思います。
このなりきり劇場には家中がまきこまれます。


「お母さんは、メロン(妹)なのね」
「・・・・・・うん」
「コロランはお母さんになったの」
「・・・・・・はい」
「ねえ、メロン、おっぱいほしいよーって泣いて」
「・・・・・・」
しぶしぶ泣いたふりをすると、
「あらあらどうしたの?はい、おっぱいね?」
と、コロランが自分のチチを近づけてきます。
仕方なく飲むふりをする私。
そこへハイハイしてくる本物のメロン。
「あー!!コロランが来たよ!!」

人格シャッフル・・・わけがわかりません。
やってる本人もだんだん混乱してるみたいでした。



そんなコロランですが、こないだ
「お母さん、おにごっこしよ?」







追いかけたり、逃げたり・・・・・・走り回るの面倒でちょっと躊躇。
でもまあせっかくの希望なので




「うん、いいよ」





「ねえ、鬼!怒ってみて!!!」









・・・・・・それもごっこ遊びだったか!!!
ヤラレタ!!!

おもちゃの取り合い

2009年09月23日 | 子育て・教育の話
メロンがうまれたことで、家中のおもちゃがコロランのものではなくなりました。
はじめは寝てるだけだったメロンは、次第にハイハイしたりつかまり立ちしては、大事なコロランのおもちゃにさわるようになります。
お姉ちゃんは大激怒。
「だめー!!それコロランのー!!」
妹を突き飛ばし、おもちゃをとりあげ、ついでにペチン!なんてどこの家でもよくある光景ですよね。
こういう場合、どういう対応がのぞましいのか、あれこれ悩みました。


よく耳にするけど私の中でNGなのは
「お姉ちゃんでしょ、貸してあげなさい」
です。
お姉ちゃん=損する役にしたくないのです。
それに、いままで全部自分のものだったおもちゃ。
お気に入りのものもあるだろうに、急にぽっと出の下の子に問答無用で
「貸してあげなさい」
なんてあんまりだと思うのです。


で、あれこれ考えて今のところ我が家でのやりかた。
「取り上げてもいいけど、そっと取り上げなさい」

まずは下の子の身の安全を確保することからはじめました。
遊んでほしくないおもちゃを取り返すことはOK。
でもだからって下の子を叩いたり突き飛ばしたりしちゃだめ。
妹が痛くないように、そっと取りなさいと指示しました。
コロランもおおむね理解してくれて、
「お母さん、そっと取ったよ」
とわざわざ報告してくれるようになりました。
感情が高ぶってるときはつい無理矢理ひっぱってしまうこともあるけどね。

で、次のステップは
「どれなら貸してあげてもいい?」
「取り上げたら、使ってもいいおもちゃをちゃんと渡してあげてね」

妹が遊んでもいいおもちゃと、遊んではいけないおもちゃの判断をコロランに委ねました。
選んで貸してあげたらメロンの口真似?をして
「お姉ちゃんありがとう。とってもうれしいよ」
とお礼を言わせ、わたしからも
「やさしいねぇ。素敵なおねえちゃんだね」
と褒めてあげました。
そういうことを繰り返したら、最近では
「あー!!それはコロランの大事なやつだからだめ!!こっちで遊んで!」
とすぐに変わりのおもちゃを用意するようになってきました。
私もコロランが触っちゃダメと決めたものは、極力メロンがさわらないように協力します。


そしてそれ以降メロンが何かでもらったおもちゃや絵本は、
「これはメロンの絵本だから、読むときはちゃんとメロンに聞いてね」
と、妹に向って
「貸して」
を言わせるようにしました。
どちらも遊びたいようなビッグなおもちゃは
「これはコロランとメロンが一緒にあそぶものだから、ひとりじめはだめよ」
と、言い聞かせて承諾させてから与えることにしています。
前に買った「ひらがなつみき」は、コロランとメロンの共有なので、コロランの「触っていけないものリスト」にはくわわらなかったようです。
自分の作品をこわされそうになったときは怒るけど、つみきで遊ぶときはいくつかをちゃんとメロンに渡して遊んでいます。


子供なので、思うようにいかないときは喧嘩やいじわるをするときはあります。
でもおおむねこれで、上手に遊べているようです。


問題はメロンに知恵がついてきて
「このおもちゃじゃなきゃいや!」
と二人で言い争うようになったとき。
さあ、なんて言おうかしら。
お姉ちゃんにばかり我慢させちゃ気の毒だから、今度はメロンに言い聞かせる番かな。

叱り方 復唱させる

2009年09月13日 | 子育て・教育の話
コロランは3歳。
だいぶ言ってることがわかってきたのですが、このくらいになってくると叱られて
「ごめんなさい」
と上手に口にするようになります。

で、最近わたしは
「こら!」
「ごめんなさい」
「○○○をしちゃダメ。わかったひと!」
「はーい」
「よし。で、何がダメだった?」
と、叱られた内容をその子に聞き返すようにしています。

一緒に遊んでる子とかを叱る機会も多いんだけど、意外とこう聞かれて口ごもる子が多いのです。


どこでどんな返答をしたらいいのかがわかるようになったっていうのは成長の証拠なんだけど、なまじそんな知恵がついてきたからとりあえずその場しのぎの謝罪なんていう高等テクまで身につけちゃってるんだよね。
怒られて反射的に「ごめんなさい」と言ったものの、なぜ叱られたかはわからない。
わからないからまたやっちゃう。
で、また「ごめんなさい」でその場をしのぐ。
何度もそんなやりとりを繰り返すと、親は
「何回やってもちっと反省しない!話をきいてない!!」
とブチ切れちゃう。
そんなパターン、心当たりない?


こないだ庭で遊んでたコロランとそのお友達。
ボールで花壇を荒らしたあげく、勝手に玄関の方へまわりこんで道路へ出て行こうとしました。
そこで子供たちに雷を落とす私。
ボールの件はもちろんダメなことなんだけど、ここで叱る内容のメインは
「子供だけで勝手に外に出ちゃダメ」
ってことです。
コロランとお友達にコワイ大きな声で
「すぐにもどりなさい!!」
とびびらせて、庭で説教をしました。
「勝手にここからお外にでるのは絶対だめ。わかった!!??」
「はい!!」
二人とも元気に手をあげてお返事します。
で、ちょと声のトーンを落として
「で、みんな何で怒られたんだった?いけないのは何だった?」
と聞いてみます。
すると
「ボールで、お外に・・・・・・」
「ちがーう!」
そこでもう一度
「勝手にお外にでちゃだめ。わかった人?!」
「はい!」
「何がいけなかった?」
「ボールで・・・・・・」
「ちがう!」
そんなやりとりを3、4回繰り返しました。
怒られてるときの話をきいてる度合いってそんなもんです。
相手の怒りにびびって内容なんかゆっくり聞けてないんです。
そりゃ同じこと、やるよね。


ほかにもその場でのルールが複数あるときなどは、まず私が唱えてそれを復唱させるということをします。
「お友達をたたかない、物をなげない、砂をかけない、はい言ってごらん」
てな感じです。
指折り数えて全部いえるまでくりかえします。
それでもきっと遊びに夢中になると子供たちはやらかします。
でも叱られるときに初めて注意されるのと、前もっての約束を思い出させながら叱るのとでは全然心に響く強さが違うと思うのです。



子供が自分で何を叱られてるのかわかる叱り方、すごく大事だと思います。