● 宍道湖しじみラーメン
● 玉作湯神社(出雲神仏霊場)
● 八重垣神社(出雲神仏霊場)
● 熊野大社(出雲國一の宮)
● お菓子の壽城
● シャトー・おだか
● 入船旅館
1-(1)からの続きです。
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● 宍道湖しじみラーメン
出雲大社、日御碕と周って、そろそろおなかがすいてきました。
この日のランチはしじみラーメンと決めています。
というのは、宍道湖は、大和シジミの名産地だから。
青森の十三湖はシジミの産地で、訪れるたびに、しじみラーメンに舌鼓をうっています。
宍道湖は全国の約4割のシジミ漁獲量を誇る、十三湖のライバル。
ならばきっと、ここのしじみラーメンもおいしいはず!食べ比べなくっちゃ!
車を走らせている途中、ネギ坊主のような建物を発見しました。
あれはいったい、なんだったのかしら・・・?
湖畔道路沿いの「はくいし」という食事処に入りました。
窓際の席に座り、しじみラーメン、そしてしじみの酒蒸しを注文します。
窓の外にはすぐ下におだやかな湖面が広がっていて、静か。
心も凪いで、落ち着きます。
待望のしじみラーメンがやってきました。さっそくいただきまーす!
おや、舌覚えのある、塩味の十三湖のものとは味が少し違っているなと思ったら、こちらは塩バター味で、酒蒸しシジミを入れているとのことでした。
しじみの酒蒸しは、ラーメンに入ったものとはまた違う味付けになっていました。
芸が細かいです。
二人でシジミ完食ー。ヘルシー。
おいしさと共に、宍道湖を堪能できました。
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● 玉作湯神社
玉造温泉に、玉作湯神社という変わった名前の神社があります。
玉造という地名も変わっていますが、日本で唯一メノウを産する場所で、古代から勾玉が作られていた地だからだそうです。
そういえば、町の至る所にまがたまのモニュメントを見かけます。
勾玉橋を通って町に入って行きくと、じきに目指す玉作湯神社がありました。
入ってすぐのところにいた巫女さん装束の女性に「いらっしゃい」と呼び寄せられました。
この神社独特の縁結びの「叶い石」を配布している方で、石のことが気にはなりながらも、巫女さんに呼びこまれたということに、元巫女としてなんとなく驚きを感じたまま、その場を離れました。
ああ、縁が遠のくかしら~。
それよりも(?)、石段途中にいる狛犬に目を引き寄せられます。
私ったら、せっかく縁結びの神社を訪れているというのに、色気より狛犬。ああ・・・
見るからに古い出雲型で、きっとこれが、円丈狛犬師匠が「自分が見た中で最も古い建立年の構え獅子」といった狛犬でしょう。
(わからなかったらスルーしてくださいねー)
すっかり苔むしていました。
下の画像の中にいるんですが、見えるでしょうか?
これが見つけられないと、狛犬ハンターにはなれませんよ!
でも狛犬を見つけるのは、どうしたわけか、必ず花音の方が早いのでした。
石段を上がりきると、なかなか大勢の参拝客がいました。
女性が多くて驚きます。というか、参拝者のほとんどが女性。縁結びの神様として有名だからでしょう。
風が通る感じの神殿がよかったです。
そばには、叶い石を当てて願うという「願い石」がありました。
私達は、恋愛祈願の女性たちのルートとはそれて、奥まったところにある摂社をめぐりました。
狛犬がほかにも何体もおり、すっかり嬉しくなりました。
私にはこうしている方が、合っているし幸せだわ!(フッ・・・
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● 八重垣神社
それから、八重垣神社に向かいます。
以前、友人から「ここのはよく効くから」といただいた、この神社の貝守りを、今年のお守りとしていつも持ち歩いている私。
自分もぜひとも参拝しなくてはと思っていました。
その話を花音にしたら、「へえ、何のお守り?」と聞かれました。
「縁結び・・・」「そう・・・」
あれ、会話が終わっちゃった(笑)。
自分でお参りしたら、効力も倍になる!はず?だと思うの・・・(弱気)
静かな地方ながら、神社の駐車場には、観光バスをはじめとして、たくさんの車が停まっていました。
最初良くわからずに、「こっちかな」と向かっていったところは、鬱蒼と茂った林の奥にある「鏡の池」でした。
ここで女性は、紙にコインを乗せて、沈む速さで良縁に恵まれるかどうか占うのです。
(早く沈むほうがいいのなら、500円硬貨を乗せればいいのに)と思いましたが、「十円玉か百円玉で」とわざわざ指定の札が下がっていました。
恋を焦るあまりに大金(といっても500円玉)を置く女性が続出しないように書いている辺りに、優しさが見えます。
池の中には、おびただしい紙が沈んでいました。
本殿の方に行ってみると、こちらも女性の参拝客が圧倒的に多かったです。
というより、ほぼ女性でした。みんなお守りなどを熱心に求めていました。
拝殿には出雲式の注連縄。本殿そばにある社務所は工事中で、仮説ブレハブになっていました。
花音がそこで御朱印を頂いている間、私は狛犬の周りをグルグル回って撮影をしています。
神門の中にも、木彫の神殿狛犬がいるのを発見。
門の中にいるのを見るのは、初めてです。お留守番をして、家の中から外を覗いている室内犬のよう。
大切にしてもらえるよう、門にもお賽銭を上げてきました。
縁結び祈願の女性たちとは、明らかに違う参拝をしてきました(・・・)
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● 熊野大社(一の宮)
夕方近くなり、日が傾いてきたので、急いで向かったこの日最後の神社。
熊野神社といったら、和歌山県の熊野三山を連想しますが、この熊野大社は出雲の一の宮。
こちらもまた、由緒正しい古社です。
人里から離れた静かな場所にあり、その周辺一帯が静かな秩序に守られているかのよう。
水車のある川にかかった赤塗の神橋を超えて参拝するつくりになっています。
堂々とした風格が漂っています。
随神門にも拝殿にも、出雲の太いしめ縄がかかっており、門のしめ縄の方は、私の背丈でも頭に当たるほどに下がっていました。
背の高い男性は、身をかがめないと、髪にささってしまいそうでした。
それもまた、ありがたいことなのかもしれませんが。
拝殿横には苔むした檜皮葺の鑚火殿があり、そのわび・さびっぷりに心引かれました。
この苔むし感がいいですねー。私が神様なら、こういうお社に入りたいものです。(誰へのアピール?)
ほかに「荒神社」がありました。
てっきり荒神様(台所の神様)かと思ったら、スサノオノミコトでした。
荒ぶる神の方ですね。
相殿に祀られている三神(タカオカミ・クラオカミ・クラミツハ)は、「甘雨を降らし、霖雨を止める神」とのこと。
ひどい雨を軽い雨にしてくれるのは、いいですね。
最近とみに、旅行で天気に恵まれず、いよいよ雨女の噂が立ってきた私。
なんだか明日の天気も怪しいと言われていることですし、せめて今回の旅の間は、強い雨が降らないようにと、二人で真剣にお祈りしました。
この神社はおもしろい作りになっていて、参道が途中で曲がっています。
帰りがけに、車に乗り込んで駐車場から出るところで、参道の一の鳥居に気づき、さらにその下に狛犬がいるのを見つけた私、「わ、わ!」と叫びます。
その声に驚いた花音が、「え?え?」と車を停めたところで、狛犬に駆け寄って撮影タイム。
「もう、驚かさないでー」と言って、花音は私が狛犬から離れるまでの間、お茶タイムをとっていました。
実際にこの地に来て気づいたことは、出雲型の狛犬は思ったよりも大きいものばかりだということ。
さらにこの辺りの出雲型は、みんな大口を開け、舌を上あごにつけています。
実に興味深い地域です、うむ。
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● お菓子の壽城
この日は、行きは高速で出雲まで直行し、帰りは一般道をメインにしてあちこち神社を回るというルートを取りました。
鳥取方面への帰り道、道路向こうにきれいな形の山がそびえ立っていました。
「あれ、きっと大山よね」
さすがは伯耆富士とうたわれるだけの、美しい山。
はやばやと、雪を抱いているのを見て、二人でおののきました。
「寒そうよー!」
明日はその大山に行く予定です。着込んでいかなくっちゃ。
米子に戻った頃にはすっかり日も落ちていました。
夜になった米子の町をドライブ中、遠くからでもまぶしい光が放たれている建物が見えてきました。
あれは、もしかして、お城・・・?
「お菓子の壽城」というお菓子屋さんでした。
お菓子の家、ならぬお菓子の城。煌々と光り輝いて、なんだかすごい迫力です。
本店がお城の形をしているお店は時々みかけますが、ここはなんだかとっても本格的。
今はなき米子城をそっくり再現しているんだとか。おみそれします~。
あとで知ったところによると、このお城には、石垣の一部を旧米子城より移築するなど、レプリカながらホンモノのパーツも取り入れているとのこと。
す、すごいわ~。
さらに、見学もできて、上の天守閣にも登れるんだそうです。
次回は是非、登ってみたーい!
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● シャトー・おだか
この日の夜は、米子で一番人気があるという、シャトー・おだかの農園ビュッフェに行ってみました。
ランチタイムには、2時間の行列ができるというこのお店。
じっと待っていたら、ランチの時間が終わってしまいそうです。
ディナータイムはそれほど混んではおらず、野菜中心の料理が並んでいて、おいしそう。
(これなら食べ過ぎても大丈夫)と、変な自信がつきました。
旅行中は、とかく野菜不足になりがちなもの。ここでたくさん摂取しておきます。
私が洋風の食事をよそったら、花音はザ・和食のチョイスだったので、まるで違う食事になって、おかしくなりました。
ネギがいっぱいで、いいわ!
ご飯とお味噌汁が左右逆になっているのは、向かいに座った彼女のご飯を反対側から撮ったためです。
丘の上にある場所で、眼下に広がる米子の夜景はきれいでしたが、夜はかなり冷え込んだので、食後は夜景そっちのけですぐに車にかけ込み、宿へと向かいました。
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● 入船旅館
この日の宿は、皆生温泉にある入船旅館。部屋は昔ながらのビジネス旅館という感じです。
お風呂がひとつしかないという宿は初めてで、かなり衝撃を受けました。
「女性は、鍵を閉めて入ってね」と言われた通り、施錠して入ります。
おお~、こんな仕組みになっているのねー。
おっかなびっくり入ってみたら、大きめの岩風呂があり、これがとてもいい温泉でした。
花音と首までつかってじっくり身体を温めます。
皆生温泉、いい温泉ですね。
お湯の質の良さに、お風呂がひとつだけという驚きも、すっかりなかったことになりました。
海に近い場所だったので、夜の散歩をしたかったのですが、外は寒く、とても外出する気にはなれません。
ぽかぽかと芯まであたたまったまま、早めに就寝しました。
2日目に続きます。
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◆ 2013 山陰旅行 index
◆ 1st day-(1) [米子→出雲]
(本日の話はここ)
◆ 2nd day-(1) [米子→大山]
◆ 2nd day-(2) [倉吉→鳥取]
◆ 3rd day-(1) [鳥取→若桜]
◆ 4th day-(2) [宮津→伊根]
◆ 5th day-(1) [伊根→丹波]
◆ 5th day-(2) [柏原→篠山]
◆ 6th day-(1) [篠山→加西]
◆ 6th day-(2) [加西→米子]
● 玉作湯神社(出雲神仏霊場)
● 八重垣神社(出雲神仏霊場)
● 熊野大社(出雲國一の宮)
● お菓子の壽城
● シャトー・おだか
● 入船旅館
1-(1)からの続きです。
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● 宍道湖しじみラーメン
出雲大社、日御碕と周って、そろそろおなかがすいてきました。
この日のランチはしじみラーメンと決めています。
というのは、宍道湖は、大和シジミの名産地だから。
青森の十三湖はシジミの産地で、訪れるたびに、しじみラーメンに舌鼓をうっています。
宍道湖は全国の約4割のシジミ漁獲量を誇る、十三湖のライバル。
ならばきっと、ここのしじみラーメンもおいしいはず!食べ比べなくっちゃ!
車を走らせている途中、ネギ坊主のような建物を発見しました。
あれはいったい、なんだったのかしら・・・?
湖畔道路沿いの「はくいし」という食事処に入りました。
窓際の席に座り、しじみラーメン、そしてしじみの酒蒸しを注文します。
窓の外にはすぐ下におだやかな湖面が広がっていて、静か。
心も凪いで、落ち着きます。
待望のしじみラーメンがやってきました。さっそくいただきまーす!
おや、舌覚えのある、塩味の十三湖のものとは味が少し違っているなと思ったら、こちらは塩バター味で、酒蒸しシジミを入れているとのことでした。
しじみの酒蒸しは、ラーメンに入ったものとはまた違う味付けになっていました。
芸が細かいです。
二人でシジミ完食ー。ヘルシー。
おいしさと共に、宍道湖を堪能できました。
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● 玉作湯神社
玉造温泉に、玉作湯神社という変わった名前の神社があります。
玉造という地名も変わっていますが、日本で唯一メノウを産する場所で、古代から勾玉が作られていた地だからだそうです。
そういえば、町の至る所にまがたまのモニュメントを見かけます。
勾玉橋を通って町に入って行きくと、じきに目指す玉作湯神社がありました。
入ってすぐのところにいた巫女さん装束の女性に「いらっしゃい」と呼び寄せられました。
この神社独特の縁結びの「叶い石」を配布している方で、石のことが気にはなりながらも、巫女さんに呼びこまれたということに、元巫女としてなんとなく驚きを感じたまま、その場を離れました。
ああ、縁が遠のくかしら~。
それよりも(?)、石段途中にいる狛犬に目を引き寄せられます。
私ったら、せっかく縁結びの神社を訪れているというのに、色気より狛犬。ああ・・・
見るからに古い出雲型で、きっとこれが、円丈狛犬師匠が「自分が見た中で最も古い建立年の構え獅子」といった狛犬でしょう。
(わからなかったらスルーしてくださいねー)
すっかり苔むしていました。
下の画像の中にいるんですが、見えるでしょうか?
これが見つけられないと、狛犬ハンターにはなれませんよ!
でも狛犬を見つけるのは、どうしたわけか、必ず花音の方が早いのでした。
石段を上がりきると、なかなか大勢の参拝客がいました。
女性が多くて驚きます。というか、参拝者のほとんどが女性。縁結びの神様として有名だからでしょう。
風が通る感じの神殿がよかったです。
そばには、叶い石を当てて願うという「願い石」がありました。
私達は、恋愛祈願の女性たちのルートとはそれて、奥まったところにある摂社をめぐりました。
狛犬がほかにも何体もおり、すっかり嬉しくなりました。
私にはこうしている方が、合っているし幸せだわ!(フッ・・・
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● 八重垣神社
それから、八重垣神社に向かいます。
以前、友人から「ここのはよく効くから」といただいた、この神社の貝守りを、今年のお守りとしていつも持ち歩いている私。
自分もぜひとも参拝しなくてはと思っていました。
その話を花音にしたら、「へえ、何のお守り?」と聞かれました。
「縁結び・・・」「そう・・・」
あれ、会話が終わっちゃった(笑)。
自分でお参りしたら、効力も倍になる!はず?だと思うの・・・(弱気)
静かな地方ながら、神社の駐車場には、観光バスをはじめとして、たくさんの車が停まっていました。
最初良くわからずに、「こっちかな」と向かっていったところは、鬱蒼と茂った林の奥にある「鏡の池」でした。
ここで女性は、紙にコインを乗せて、沈む速さで良縁に恵まれるかどうか占うのです。
(早く沈むほうがいいのなら、500円硬貨を乗せればいいのに)と思いましたが、「十円玉か百円玉で」とわざわざ指定の札が下がっていました。
恋を焦るあまりに大金(といっても500円玉)を置く女性が続出しないように書いている辺りに、優しさが見えます。
池の中には、おびただしい紙が沈んでいました。
本殿の方に行ってみると、こちらも女性の参拝客が圧倒的に多かったです。
というより、ほぼ女性でした。みんなお守りなどを熱心に求めていました。
拝殿には出雲式の注連縄。本殿そばにある社務所は工事中で、仮説ブレハブになっていました。
花音がそこで御朱印を頂いている間、私は狛犬の周りをグルグル回って撮影をしています。
神門の中にも、木彫の神殿狛犬がいるのを発見。
門の中にいるのを見るのは、初めてです。お留守番をして、家の中から外を覗いている室内犬のよう。
大切にしてもらえるよう、門にもお賽銭を上げてきました。
縁結び祈願の女性たちとは、明らかに違う参拝をしてきました(・・・)
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● 熊野大社(一の宮)
夕方近くなり、日が傾いてきたので、急いで向かったこの日最後の神社。
熊野神社といったら、和歌山県の熊野三山を連想しますが、この熊野大社は出雲の一の宮。
こちらもまた、由緒正しい古社です。
人里から離れた静かな場所にあり、その周辺一帯が静かな秩序に守られているかのよう。
水車のある川にかかった赤塗の神橋を超えて参拝するつくりになっています。
堂々とした風格が漂っています。
随神門にも拝殿にも、出雲の太いしめ縄がかかっており、門のしめ縄の方は、私の背丈でも頭に当たるほどに下がっていました。
背の高い男性は、身をかがめないと、髪にささってしまいそうでした。
それもまた、ありがたいことなのかもしれませんが。
拝殿横には苔むした檜皮葺の鑚火殿があり、そのわび・さびっぷりに心引かれました。
この苔むし感がいいですねー。私が神様なら、こういうお社に入りたいものです。(誰へのアピール?)
ほかに「荒神社」がありました。
てっきり荒神様(台所の神様)かと思ったら、スサノオノミコトでした。
荒ぶる神の方ですね。
相殿に祀られている三神(タカオカミ・クラオカミ・クラミツハ)は、「甘雨を降らし、霖雨を止める神」とのこと。
ひどい雨を軽い雨にしてくれるのは、いいですね。
最近とみに、旅行で天気に恵まれず、いよいよ雨女の噂が立ってきた私。
なんだか明日の天気も怪しいと言われていることですし、せめて今回の旅の間は、強い雨が降らないようにと、二人で真剣にお祈りしました。
この神社はおもしろい作りになっていて、参道が途中で曲がっています。
帰りがけに、車に乗り込んで駐車場から出るところで、参道の一の鳥居に気づき、さらにその下に狛犬がいるのを見つけた私、「わ、わ!」と叫びます。
その声に驚いた花音が、「え?え?」と車を停めたところで、狛犬に駆け寄って撮影タイム。
「もう、驚かさないでー」と言って、花音は私が狛犬から離れるまでの間、お茶タイムをとっていました。
実際にこの地に来て気づいたことは、出雲型の狛犬は思ったよりも大きいものばかりだということ。
さらにこの辺りの出雲型は、みんな大口を開け、舌を上あごにつけています。
実に興味深い地域です、うむ。
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● お菓子の壽城
この日は、行きは高速で出雲まで直行し、帰りは一般道をメインにしてあちこち神社を回るというルートを取りました。
鳥取方面への帰り道、道路向こうにきれいな形の山がそびえ立っていました。
「あれ、きっと大山よね」
さすがは伯耆富士とうたわれるだけの、美しい山。
はやばやと、雪を抱いているのを見て、二人でおののきました。
「寒そうよー!」
明日はその大山に行く予定です。着込んでいかなくっちゃ。
米子に戻った頃にはすっかり日も落ちていました。
夜になった米子の町をドライブ中、遠くからでもまぶしい光が放たれている建物が見えてきました。
あれは、もしかして、お城・・・?
「お菓子の壽城」というお菓子屋さんでした。
お菓子の家、ならぬお菓子の城。煌々と光り輝いて、なんだかすごい迫力です。
本店がお城の形をしているお店は時々みかけますが、ここはなんだかとっても本格的。
今はなき米子城をそっくり再現しているんだとか。おみそれします~。
あとで知ったところによると、このお城には、石垣の一部を旧米子城より移築するなど、レプリカながらホンモノのパーツも取り入れているとのこと。
す、すごいわ~。
さらに、見学もできて、上の天守閣にも登れるんだそうです。
次回は是非、登ってみたーい!
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● シャトー・おだか
この日の夜は、米子で一番人気があるという、シャトー・おだかの農園ビュッフェに行ってみました。
ランチタイムには、2時間の行列ができるというこのお店。
じっと待っていたら、ランチの時間が終わってしまいそうです。
ディナータイムはそれほど混んではおらず、野菜中心の料理が並んでいて、おいしそう。
(これなら食べ過ぎても大丈夫)と、変な自信がつきました。
旅行中は、とかく野菜不足になりがちなもの。ここでたくさん摂取しておきます。
私が洋風の食事をよそったら、花音はザ・和食のチョイスだったので、まるで違う食事になって、おかしくなりました。
ネギがいっぱいで、いいわ!
ご飯とお味噌汁が左右逆になっているのは、向かいに座った彼女のご飯を反対側から撮ったためです。
丘の上にある場所で、眼下に広がる米子の夜景はきれいでしたが、夜はかなり冷え込んだので、食後は夜景そっちのけですぐに車にかけ込み、宿へと向かいました。
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● 入船旅館
この日の宿は、皆生温泉にある入船旅館。部屋は昔ながらのビジネス旅館という感じです。
お風呂がひとつしかないという宿は初めてで、かなり衝撃を受けました。
「女性は、鍵を閉めて入ってね」と言われた通り、施錠して入ります。
おお~、こんな仕組みになっているのねー。
おっかなびっくり入ってみたら、大きめの岩風呂があり、これがとてもいい温泉でした。
花音と首までつかってじっくり身体を温めます。
皆生温泉、いい温泉ですね。
お湯の質の良さに、お風呂がひとつだけという驚きも、すっかりなかったことになりました。
海に近い場所だったので、夜の散歩をしたかったのですが、外は寒く、とても外出する気にはなれません。
ぽかぽかと芯まであたたまったまま、早めに就寝しました。
2日目に続きます。
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◆ 2013 山陰旅行 index
◆ 1st day-(1) [米子→出雲]
(本日の話はここ)
◆ 2nd day-(1) [米子→大山]
◆ 2nd day-(2) [倉吉→鳥取]
◆ 3rd day-(1) [鳥取→若桜]
◆ 4th day-(2) [宮津→伊根]
◆ 5th day-(1) [伊根→丹波]
◆ 5th day-(2) [柏原→篠山]
◆ 6th day-(1) [篠山→加西]
◆ 6th day-(2) [加西→米子]
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