風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

りんご王国おためし暮らし 4-2

2016-10-09 | 東北
その1からの続きです。

○ キャプテン登場

この日の夜も歓迎会。連日連夜続いています。
事務所に行く途中に見た夕焼けははっとするほどにきれいで、道行く人々はみんな足を止めて撮影していました。





台風で飛行機が飛ぶか危ぶまれていたデグチ先輩。大阪に降りれず福岡まで行ったフライトもあったそうですが、彼の乗った便は無事に伊丹空港についたそうです。よかったよかった。
デグチ先輩とtomさんがハウスを離れたのと入れ違いに、この日から新しい女性がメンバーが来る予定。

午前中に事務所ですでに会っているヒヤマさんに「どんな方でした?」と聞いたら、
「キャプテンでした」
ん?
名刺にキャプテンと書いていたとのこと。
「ハキハキしていて、実際キャプテンっぽかったです」

その前情報から、初顔合わせのときには(キャプテン・・・フック・・・クック・・・EO・・・)と思いながら挨拶しました。
でも海賊帽なんてかぶっていない(当たり前か)、yumさんという凝ったネイルの歯切れのいい方でした。

○ 美しい毛豆

事務所にはいつ来ても、立派な毛豆が飾られています。



芸術的!おいしそう!
まさか毛豆に美を感じる時がこようとは。



ほかのメンバーはつかまらなかったとのことで、4人で食事に出かけます。

○ 四季亭

連れてきてもらったお店は、外は静かですが中はとても賑やか。
「一見喫茶店みたいな外観で、まさか居酒屋とは思わないでしょ」と代表。
ガイドブックに載っていなさそうなお店です。



乾杯後、代表は「ほかの飲み会にちょっと顔を出してくるから」と、その場を離れました。
常に多忙そうですが、飲み会掛け持ちって、タフ!

代表がいなくなると、私たち3人はよるべないよそ者気分になります。
ネイティブの津軽弁が威勢よく飛び交う店内。周りのお客は、ほぼ全員地元の人だったようです。



○ 地元の味

でも、乾杯したらそういうことはすぐ気にならなくなります。
ヒヤマさんとyumさんは、豊盃で乾杯。2人とも飲み口です。
次々と料理が届きました。

しめ鯖!



サンマ刺し!
前日には塩焼きを食べたので、今回は生で。旬ですから。



しいたけの網焼き。秋の訪れですねえ。



イカメンチステーキ!なんかパワーアップしてるー!!
揚げずにハンバーグのように焼き、上にバターを乗せたものです。
ふわふわの柔らかさとイカの歯ごたえを楽しみました。



貝焼き味噌を注文したら、おかみさんが「今ちょっとホタテ貝には載せられないんだけど」と言いました。
出てきたものは、確かに違う器に入っています。
この料理は、見た目にもやっぱり貝がいいですね~。



○ ホヤとミズ

ホヤとミズも頼みました。もはやすっかり定番のカップリング。
ホヤは、珍しいにしても、北海道や東北で食べられるものですが、ミズは、みんな知りません。
「ミズ?ミズっていうんですか?」
みんな「ミズ↑? ミズ↓?」と、たどたどしく繰り返しては、イントネーションに困っています。
日本語を覚えたての留学生のようで、ほほえましいわ~。



我が家では親戚に送ってもらうため、家でも食べ慣れています。
つるっと喉通りがよくて、ふきより好き。
なので、ここまで他県の人が知らないとは思いませんでした。
そういえば、横浜の八百屋で売られているのを見たことないなあ。

子供の頃は「なんでお水じゃないのに、ミズっていうの?」と質問攻めして、親を困らせたものでした。
実は今でも、この疑問は解決していません。なぜ、なぜなのー?



具が大きいカニチャーハン!
見ただけで幸せ~。食べて二度幸せ~。

○ そろそろおなか休め

少し食べただけで、おなかいっぱい。
明らかに日々の食べ過ぎが積もり積もってきています。
料理はどれもおいしいけれど、若干胸やけ気味なので、この辺りでいっぺんおなか休めをしたいもの。

当然のように二次会もあり、一次会欠席のヤマモトさんとNekoさんが合流するそうなので、人数的にも問題なさそう。
ということで、代表が戻ってお店を変える時に、私は二次会をパスして先に帰ることにしました。
私の分も、飲んで弾けてきて~。

○ 夜の洋館

帰る途中に見かけた、旧東奥義塾外人教師館(明治33年)。
青森県初の私立の学校だそうです。



こちらは旧弘前市立図書館(明治39年)。
八角形ドームのツインタワー。



冬には町の歴史的建造物がライトアップされるんだとか。
雪の中の洋館、すてきでしょうね~。すごーく寒そうですけど。

○ ひとりは寒い

ハウスに戻り、みんなが帰ってきてからお風呂の順番が詰まらないように、先に入浴しました。
それでもしばらくみんな帰ってきません。
がらんとしたハウスの中に一人でいると、寒いしさびしーい。
咳をしてもひとり。実際にも気温が下がっていました。
こちらは、秋が来るのが早いですね。
東京の方はまだ夜になっても暑いですが、青森は日中は暑くても、朝晩はぐっと気温が下がります。

そこで、初めてヒーターを付けました。
わー、あったかい~。
ひとり両手をかざしてみたりして、気分はマッチ売りの少女です。

○ ごきげんご帰還

1時過ぎに、4人がわいわいとタクシーで帰ってきました。
みんな紅潮した顔で、すごく楽しかったと口々に教えてくれます。
話を聞くと(やっぱり一緒に行きたかったなあ)と思いますが、ハイボールが1Lジョッキで来たとyumさんに聞いて(ううむ、それは無理だなあ)とも思います。
ちょうど滞在の折り返し地点ですし、連夜の飲みの胃疲れを一段落させる、いいタイミングだとしましょう。

みんなといろいろ話をして、寝たのは4時。もうすぐ朝・・・。

5日目に続きます。


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