King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

マンデリンの豆

2024年05月12日 10時27分01秒 | 珈琲
今日は複雑で長い夢を見ました。それは多分夜みたビデオの影響だと思います。新聞記者がやくざ絡みの取材をしていて、やくざの親分に呼び出されて、自分は内通者と思われていて命を狙われている、その噂を流しているやつを探してほしいという依頼なのでした。
私の夢はなぜか相撲部屋に潜入して捜査する覆面捜査員の刑事なのでした。それからJ.D.サリンジャーやら三島由紀夫やら米の大統領選やらのことを考えて眠れなくなり目が覚めました。内容についてはまた後で触れると思います。
その前に昨日のマンデリンの話を詳しくしなくてはならないと思います。
例えば近所のスーバーは地方単独の小さなお店なのですが、矢鱈お酒だけはすごい品揃えでしかも安いのです。焼酎だと森伊蔵だとか、お酒なら久保田萬寿、獺祭、越乃寒梅等々あり、秩父ならではのイチローズモルトの限定品や秩父ワインの限定品などが並びます。かといってポールジョージとかジョージアムーンといったマニアックで正統派の酒はないのです。
コーヒーも未だにブルーマウンテンが最高品だと思っている人もいればコピルアックのような希少品が最高級だという人もいて、世界的に評価されているのはパナマのゲイシャだと知る人は少なく中でもエスメラルダ農園が最高であると知る人はより少なくなります。つまりが日常的に飲むもので一般的なものなのにそこまで美味しさを必要とされないということにことを複雑にする要因となっています。
ワインやお酒は品評会を開催し銘酒のお墨付きは古くからあるわけですが日常品とそれらの区別はあり、取り分けクローズアップ現代とかプロフェッショナル仕事の流儀などで取り上げられることによって一躍全国から注文殺到ということが相次ぎコーヒーでも猿田彦などが取り上げられスペシャリティというものがにわかに知られるようにはなりましたが一般の人に何が美味しいコーヒーなのかは謎のまま取り残されている感が強いのです。
まず、当店で当初からお客様にどんな珈琲をお探しですかと聞き続けていつも聞く答えが酸味が嫌いでという答えなのですが、困ったことにスペシャリティのコーヒーの魅力は酸味なのです。
昔からそんなコーヒー好きの人たちのお気に入りがマンデリンです。
さて、困ったのがそのマンデリンでさえスペシャリティ化の変化を受けてハニー製法やらウオッシュドの豆、今までのスマトラ方式でない豆の方が多く出荷されています。そうなると酸味の嫌いな人はどうしたら良いでしょう。というわけで当店ではスマトラ式の従来のマンデリンもあります。もちろんスマトラ式のスペシャリティも数多く取り揃えてきました。しかし、ここに来てスマトラ方式を意識してディープグリーンとかトゥルーブルーとかいうブランドで出てきているのです。何を今さらということではあるのですがかつてからスマトラ方式のブランド豆は多数ありその区別も整理も私の中では済だ話なのですが、ここのところの火山の噴火やら環境変化にお国事情でインドネシアの豆は激変しておりその中で出てきたこの豆の色にまつわる銘柄はやはり一度チェックしておくべきかとなりました。
そういったものが出揃って私の中では結論がついたことではありますが、一般の方にその経験をしていただく機会はなく、それでは一度に全部焼いておいて飲み分けられるようにしようかと思います。18日以降になるかと思います。お楽しみに。

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