King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

困惑のブラジル

2024年05月08日 10時23分45秒 | 珈琲
昨日は小雨もほぼ収まりボツリポツリと降るぐらいの雨上がりのランニングでした。その前の晩は西武秩父駅の辺りから降りだし、誇り臭い匂いが大地から立ち上る中のランニングでしたが、雨上がりのランニングは実に爽快で生命が躍動するそんな波動を受けて走ることになり身も心も洗われるそんな感じになります。
さらにこの時期のスペシャルが加わりさらに心地の良いこととなります。それはアカシアの花の香りです。その甘い香りを脳内麻薬が出ているときに嗅ぐと最高のトリップ感となります。この花のピークは二三日ですが、そのあとはテイカカズラ、スイカズラと良い香りのジャスミン系の香りが続きます。そんな合法トリップの中にあるとは悟られない行為ですがロックコンサートなどもまた同じ感覚かもしれません。
旬を味わうというのも正にそうでその為には深夜の収穫というのが絶対条件になったりします。新ものと呼ばれる季節のものには最高を味わうために様々な条件をクリアしなければならないのです。
珈琲も契約農家から直接仕入れ航空便で空輸後、自家焙煎されてシャンパンボトルに詰めるなんて提供の仕方をします。そういう最高級品は高値安定で格安処分品に回ることもありません。
しかし、飛行機で運ばれた高級品や商社が鳴り物入りで仕入れた高級限定品でも最近はこそっと処分品で格安で売られたりします。
ガソリンと同じでレギュラー品は円相場と共に日々取引額が変動し、最近はブラジルのサントスが1100円となり完全にスペシャルティの豆より高い状況となっています。
ところがそんな状況と全く関係ないがのごとく5年前の価格をそのまま売り続けている豆屋もあります。
これは何を意味するのかというと5年前の豆をまだ売りきっていないからできる値段だといえます。
まあこうなると何を買えば良いのかという話ですが、結論からいえばなにも否定的な考えや意見を持ち出すことなく、シャンパンボトル入りの豆が買える人は買えば良いし、5年前の豆を安いと思って買うのも否定しません。
当店はスペシャリティでこの値段でこの味と騒いでいて特殊なのかもしれません。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 嫌気発酵の向こう側へ | トップ | Gジャンとコート »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

珈琲」カテゴリの最新記事