King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

三重構造

2024年05月10日 10時10分45秒 | 珈琲
GW明け本来なら半袖で五月晴れのなか、お出掛けを楽しむ時期なんでしょうがここのところ雨が多く肌寒い日が続きます。夜のランニングではアカシアやツツジの香りに癒され、なぜか田んぼのカエルの大合唱もこの時期聞いて励まされる重要なセレモニーのように感じます。
当店の焙煎機は昨年主要部位の入れ換えを行いバワーアップしたのですが、その時のアイテムで高機能微圧計や高カロリーの業務用バーナーといったパーツも取り入れられました。
昨日見た質問コーナーの焼き方は大概排気、火力固定でチャフが多いとか2ハゼがずれるとかの質問でした。そして焙煎時間が10分台で3キロ焼き上げているケースが多く、同業者に聞いてもそういう焼き方の方が多いのです。しかし、当店の昨年から導入のパワーアップアイテムをフルに使い同様に焼くと実に驚くべき結果になります。当店の常連さんがコーヒー専門喫茶店に行って甘い珈琲を所望したらコーヒーは苦いものだと怒鳴られたとかそんなどこどこに行ったらという話はよく聞きます。
インスタントのネスカフェの話やMJBの話に共感される方は多いのですが、それを卒業される経験になるととたんに少なくなりさらに私と同様喫茶店巡りや自家焙煎豆屋巡りをした話や日々飲む珈琲が切実な人のはずなのにどういう珈琲をお探しですかと聞くと99%酸味が嫌いでという答えが返ってきます。
しかし、大概の人が淹れ方でどうやると酸味が強くなるかさえ知らないのです。
先日見たアマゾンのビデオは『ある閉ざされた雪の山荘で』と『名刺ゲーム』でした。これらは劇中劇である事件を再現しつつ、実はそれを観客に見せているていう三重構造という共通があります。これらをみていたら又吉直樹の『劇場』を思い出しました。そう考えてくると村上春樹の『ドライブマイカー』もそんな感じかもとなり劇中劇をさらにまた観客がみているという劇の劇をまた劇として見せているというのは色々とバージョンとして世の中多いことでこのブログで経験をかたるというのも一種の三重構造なのかと思えた朝でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Gジャンとコート | トップ | スマトラ方式 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

珈琲」カテゴリの最新記事