振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

平戸で400年前を想像する

2017-06-05 09:30:21 | 日記
約40年前になるがサラリーマンになって4年目の頃、営業マンとして九州北部を4年間担当していた。その間に九州全域(島しょ部以外)に行く機会があり殆どの土地に行くか通過したが、松浦~平戸には縁がなかった。

17世紀初頭、平戸は数少ない海外への玄関口の一つだったこともあり、遺跡やその名残を見たいと長らく思っていた。



オランダ商館とザビエル記念教会に行ってみた。いずれも復元された建物だがここに外国人商人たちや宣教師がいて海上には商船隊が停泊していたと空想するとゾクッとする。現地に行くと空想力が活発になるのか、これが旅の醍醐味だ。

オランダやイギリスの商船だけでなく中国のジャンクも多数来航していたはずだ。鄭成功が生まれたのもこの平戸島だが、彼が成人する前にはオランダ商館は幕命によって長崎出島に移転し、玄関口としての役割を閉じてしまったのは惜しい。




昼食は幸橋と言う元禄年間に架けられた石橋の前にある一楽食堂に行った。Y氏の希望で平戸ちゃんぽんを食べるためだ。

定番のちゃんぽんは野菜たっぷりでボリュームがあった。ここはちゃんぽん専門店ではなくいろんなメニューがあり、入口横の棚には100円の小鉢のおかずも並んでいた。小鯵の南蛮漬けに食指が動きかけたがY氏の同意が得られず、一人では食べきれそうにないので断念した。


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