「歌謡新詩壇」紹介ブログ

歌謡詩の全国同人誌「歌謡新詩壇」の紹介

「歌謡新詩壇」第157号

2015年05月08日 | 歌謡詩
 ゴールデンウィークの連休も終わり、落ち着きを取り戻した毎日が始まりました。5月の連休と言っても私は別段変わりのない毎日でしたから、せめて、天候の良い日が続いたことが家庭菜園の作業にはもってこいでした。ただ、雨が少なく乾燥しきっていて移植した野菜達に水やりが大変でした。そろそろ一雨欲しいです。

 「歌謡新詩壇」157号は平成22年6月に発行されました。157号からは、私の拙い作品を紹介します。

           初恋と呼ぶのだろう

                       作詞 草間の半次郎(特別同人)

              あの娘はさよなら 言ったのに
              僕はとうとう 言えなくて
              夕陽ばかりが 目に染みた
              すすきが揺れた 丘の道
              あれを今なら 初恋と
              そう呼ぶのだろう 言うのだろう

              街から稲妻 連れてきた
              みんな戦々 恐々さ
              ドッジボールも 跳び箱も
              僕らはみんな 形無しだ
              あれを今なら 純情と
              そう呼ぶのだろう 言うのだろう

              遙かな国から やってきた
              天使みたいな 子だったよ
              秋の風立つ 駅までの
              見送る道は 切なくて
              あれを今なら 初恋と
              そう呼ぶのだろう 言うのだろう

 お粗末すぎるくらいの幼稚な作品です。作品の出来不出来はともかくとして、一言で古いですね。昭和30年代くらいの雰囲気です。第一今はもう、こんな青春は何処にも転がってはいません。化石と言ってもいいでしょう。しかし、私の心情としては、化石のような青春があって欲しいと思うのです。