「歌謡新詩壇」紹介ブログ

歌謡詩の全国同人誌「歌謡新詩壇」の紹介

「歌謡新詩壇」第162号

2015年10月18日 | 歌謡詩
 ちょっとさぼっていたら秋は深まり、朝晩は寒いくらいの日もあります。これから家庭菜園のキャベツや大根などが成長していくのに合わせるように寒さが増していきます。燈火親しむ候で、詩作にはもってこいの季節ですが、なかなか書けないのも事実で、空しく時間を費やしているようなこの頃です。同人の仲間はさぞかし頑張って書いているのだろうなと思うと、少しばかり発憤してみるのですが?
 「歌謡新詩壇」162号は平成23年6月に発行されました。162号からは宮崎さんの作品を紹介します。

             は ぐ れ 鴉

                        作詞 宮崎 のぶお(特別同人)

           どこか歪(いびつ)な この世の中に
           反りが合わない はぐれ鴉(もの)
           こんな俺でも 日の暮れごろは
           西の空見て 思い出す
           夕餉(ゆうげ)支度の おふくろを

           誰を咎(とが)める 訳でもないが
           もとは自分の 不甲斐性(ふがい)なさ
           親に背いて 夢だけ追って
           故郷出てきた この意地が
           やはり邪魔する 旅の空

           人のこの世は 薬(くすり)と毒(どく)を
           合わせ飲むのが 生きる術(すべ)
           そんな芸当(げいとう) するのが嫌で
           恋のご縁も 逃げられて
           どこにねぐらが あるのやら

 宮崎さんは実力者のお一人です。いわゆる股旅ものですが、現在に置き換えても、何となく頷ける詩です。この号では、私も股旅ものを発表しましたが、この作品に比べたら恥ずかしくなる様なものです。やはり才能と人生経験の差でしょうか? 
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