「歌謡新詩壇」紹介ブログ

歌謡詩の全国同人誌「歌謡新詩壇」の紹介

「歌謡新詩壇」第60号

2010年12月11日 | 歌謡詩
 私のふるさとでも秋のたたずまいから、冬の木枯らしの季節が訪れようとしています。いつの間にか12月も半ばとなり、慌ただしい雰囲気が漂っています。「歌謡新詩壇」の160号がもうじき届けられる、そんな感じでしょうか?広島の三宅立美先生の奮闘ぶりが目に浮かぶようです。
 その三宅先生主宰の「歌謡新詩壇」第60号からは、現在「特別同人」として活躍中の北脇早智子さんの作品を紹介します。

          テネシーワルツを聞くたびに 
 
                                      作詞 北脇早智子(会員)

          テネシーワルツを聞くたびに
          涙こぼれてくるのです
          ああ 若い日の
          辛い恋した思い出に
          わたし泣かせるワルツです

                テネシーワルツを聞くたびに
                いまも逢いたくなるのです
                ああ その人に
                ついて行くとはいえなくて
                遠く別れたわたしです

                      テネシーワルツを聞くたびに
                      胸のアルバムひらきます
                      ああ 霧の夜
                      たった一度のデイトして
                      二人おどったワルツです

 北脇さんは、短い詩のなかに長い詩に負けない独特の雰囲気を持った作品を書かれます。行間を読ませるようなそんな感じがします。60号「会員」欄選評は、室山多香史先生でした。「とおい日の恋と涙を思い出させる曲、すなおな筆致のなかに、別れた人への思慕がにじみます」と評され、会員トップにランクさせています。

続いて最新号から北脇さんの最新作を紹介します。
              秋 の 慕 情

作詞 北脇早智子(特別同人)

              罪な恋だと わかっても
              切れぬ未練に 泣いた夜
              今やその身は 遠くとも
              心離れぬ 想い人

                   どこにどうして 今頃は
                   声が笑顔が またうかぶ
                   慕情(おもい)届けと 綴れども
                   晴れて送れぬ 想い文(ぶみ)

                         別れてその後(あと) 知らされた
                         愛の深さを やさしさを
                         こころ妻だと だきよせた
                         夢はかえらぬ 想い人
                           (歌謡新詩壇第159号発表)
 
 歌謡詩の基本は4行詩です。「起承転結」が4行で表現されます。最近は長い詩がはやりです。 北脇さんは基本の4行詩をご自分のものにされています。4行詩は言葉が少ない分難しいものです。言い尽くせない気がするのです。
 この歌も4行詩ですが、女性の恋心がよく表現されていると思います。私も勉強になります。 
                                                          
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