「歌謡新詩壇」は歌謡詩の全国同人誌です。主宰は数々の作品を世に送り出している広島在住の作詞家三宅立美先生です。昨年、お亡くなりになった星野哲郎先生とは「立ちゃん」「哲ちゃん」と呼び合ったお仲間です。いまも、焼酎大好きで、作詞をされる傍ら「歌謡新詩壇」の編集、発行を一身に引き受けられてご活躍中です。そのエネルギーにはただただ恐れ入ります。
「歌謡新詩壇」66号は、平成6年11月に発行されました。66号からは、前身の「新歌謡界」からの大先輩、四賀郷子さんの作品を紹介します。
あの娘はちゃんと恋をして
作詞 四賀 郷子(特別同人)
花だったんだよ
遠くでじっと 咲いていた
おいらの好きな 花だった
そっと眺めて いるうちに
ああ あの娘はちゃんと 恋をして
お嫁にいちゃた……
いつ頃なんだろ
どこで出会った 人だろか
愛することを 知ったとき
花はふるえて 泣いたろな
ああ あの娘はちゃんと 恋をして
いい人決めちゃった……
仕方がないよね
散らない花など ありゃしない
今頃どうして いるんだろ
しあわせならば それでいい
ああ あの娘はちゃんと 恋をして
だまって嫁(い)っちゃた……
四賀さんは「新歌謡界」時代からの大先輩です。この作品の発表前に「特別同人」に昇格されました。私の好きな抒情詩が大変お得意な人です。この作品も、少し前の時代にはよくあった風景ではないでしょうか。最近、作品が見られなくなりました。今もご健在でしょうか?
続いては最新号からの作品を紹介します。
最新号は新春号として届けられました。その新春号からは、広島の同人「門 ときたか」さんの作品を紹介します。
雪 割 草
作詞 門(かど) ときたか(特別同人)
春を呼んでる 雪割草は
風の口笛 きいて咲く
あつい貴方(あなた)の 視線の中に
愛を深める 口づけに
おんな おんな
おんな心を もやすのよ
めぐり逢うのも 偶然ですか
情け知るのも 縁ですか
過去はいらない 二人の恋に
胸をはずませ 生きていく
おんな おんな
おんな心が ときめくの
日差しあびてる 雪割草は
咲いて希望(ゆめ)よぶ 白い花
貴方信じて 寄り添いながら
命捧げる 幸せに
おんな おんな
おんな心を 尽くすのよ
(歌謡新詩壇第160号発表)
門さんは広島の同人で、三宅先生の作詞教室にも参加されているようです。三宅先生の作詞教室は毎年オリジナル作品の発表会を開催し、門さんも作品を発表しています。この詩は、雪割草におんな心を託しているとでも言うのでしょうか?女性の恋心がよく描かれています。門さんには三宅先生の祝賀会でお会いしご挨拶をさせていただきました。またいつか、お会いできる日があることを期待しています。
「歌謡新詩壇」66号は、平成6年11月に発行されました。66号からは、前身の「新歌謡界」からの大先輩、四賀郷子さんの作品を紹介します。
あの娘はちゃんと恋をして
作詞 四賀 郷子(特別同人)
花だったんだよ
遠くでじっと 咲いていた
おいらの好きな 花だった
そっと眺めて いるうちに
ああ あの娘はちゃんと 恋をして
お嫁にいちゃた……
いつ頃なんだろ
どこで出会った 人だろか
愛することを 知ったとき
花はふるえて 泣いたろな
ああ あの娘はちゃんと 恋をして
いい人決めちゃった……
仕方がないよね
散らない花など ありゃしない
今頃どうして いるんだろ
しあわせならば それでいい
ああ あの娘はちゃんと 恋をして
だまって嫁(い)っちゃた……
四賀さんは「新歌謡界」時代からの大先輩です。この作品の発表前に「特別同人」に昇格されました。私の好きな抒情詩が大変お得意な人です。この作品も、少し前の時代にはよくあった風景ではないでしょうか。最近、作品が見られなくなりました。今もご健在でしょうか?
続いては最新号からの作品を紹介します。
最新号は新春号として届けられました。その新春号からは、広島の同人「門 ときたか」さんの作品を紹介します。
雪 割 草
作詞 門(かど) ときたか(特別同人)
春を呼んでる 雪割草は
風の口笛 きいて咲く
あつい貴方(あなた)の 視線の中に
愛を深める 口づけに
おんな おんな
おんな心を もやすのよ
めぐり逢うのも 偶然ですか
情け知るのも 縁ですか
過去はいらない 二人の恋に
胸をはずませ 生きていく
おんな おんな
おんな心が ときめくの
日差しあびてる 雪割草は
咲いて希望(ゆめ)よぶ 白い花
貴方信じて 寄り添いながら
命捧げる 幸せに
おんな おんな
おんな心を 尽くすのよ
(歌謡新詩壇第160号発表)
門さんは広島の同人で、三宅先生の作詞教室にも参加されているようです。三宅先生の作詞教室は毎年オリジナル作品の発表会を開催し、門さんも作品を発表しています。この詩は、雪割草におんな心を託しているとでも言うのでしょうか?女性の恋心がよく描かれています。門さんには三宅先生の祝賀会でお会いしご挨拶をさせていただきました。またいつか、お会いできる日があることを期待しています。