「歌謡新詩壇」紹介ブログ

歌謡詩の全国同人誌「歌謡新詩壇」の紹介

「歌謡新詩壇」第159号

2015年07月05日 | 歌謡詩
 7月になりました。ここ上州では梅雨に入り、じめじめとした空模様が続いています。豪雨もあったり、突風が吹いたり、空は壊れてしまったかのようです。こんな時はYoutubeで歌謡曲を聴くのが一番です。若い頃覚えきれなかった歌や、知らなかった曲など、たくさんアップされていて楽しい時間が過ごせます。さすがにヒット曲というのはメロディが独創的で、今でも古さを感じさせないところが素晴らしいです。そんな曲を引き出せるような詩を書きたいと思いますが、そこは才能の問題というやつでどうしてなかなか思うようにはいきません。気持ちだけは持ち続けているのですが……。

 「歌謡新詩壇」159号は、平成22年11月に発行されました。159号からは、大森さんの作品を紹介します。大森さんは、「歌謡新詩壇」の前身、「新歌謡界」からの先輩です。

         つめくさの花

                     作詞 大森 富士子(特別同人)

             小さなお店を 出しました
             イーハトーブと 申します
             宮沢賢治の 世界です
             雨ニモ負ケズ 風にも負けず
             生きる女の 証のように
             つめくさの 花が咲いたよ

             小さなお店で 待ちますわ
             イーハトーブを 覚えてね
             宮沢賢治を 愛すると
             あの日別れの ビヤーガーデン
             生きていたなら また逢いましょう
             つめくさの 花が泣いたよ

             小さなお店を 出しました
             イーハトーブの ファンタジー
             宮沢賢治が 笑います
             雪の降る夜も 日照りの道も
             通う女を いたわるように
             つめくさの 花が灯るよ
            (作品ではイーハトーブのブはウに点で表記されています。)

 大森さんは、俳句や短歌、自由詩など、詩の世界の広い方です。そういったものが、歌謡詩にも生きているような気がします。   
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