らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

麦秋

2015-05-30 | 家庭菜園

未だ5月なのに、全国的に最高気温が30度を超える観測地点が続出しており、大阪でも3日連続の真夏日となりました。
この暑さで熱中症になり、病院へ搬送される人が増えているようです。
これから本格的な夏に向かって厳しい暑さが待ちうけています。
暑い時には、涼しい服装をし、日傘や帽子を被り、水分・塩分の補給を十分に行ってください。
そして無理をせず徐々に身体を暑さに慣らしていきましょう。

さて、真夏日が続いていますが、「麦秋(ばくしゅう)の季節となりました。
エッ!「秋」だって! と思われるかもしれませんが、麦秋(ばくしゅう)とは、
広辞苑によれば、①麦を取り入れる季節。初夏の頃。②陰暦4月の異称。と説明しています。

そうです。麦秋(ばくしゅう)とは、麦の穂が実り、収穫期を迎えた初夏の頃の季節のことを言う言葉なのです。
麦が熟し、麦にとって収穫の「秋」であることから名づけられた季節の言葉で、俳句では夏の季語の一つとなっています。

・私の畑の麦です。


刈り入れの近づいた麦の穂が黄金色に輝いて見える時期が麦秋(ばくしゅう)です。
連日、真夏日が続くこの時期に「秋」とは意外な感じがしますが、「秋」という言葉に「収穫」の意味があるのですね。

また、麦秋は旧暦四月の異称でもあります。
今日30日は陰暦の4月13日で、正に「麦秋」の真っ只中にあります。
そして、この頃に吹く風を「麦の秋風」と呼び、更に、たわわに実った麦の穂を揺らす風を「麦嵐(むぎあらし)」、降る雨を「麦雨(ばくう)」と呼びます。

大阪では、明日、日曜日の天気予報には雨マークがありますが、暫く雨が降っていない当地に、予報通り、恵みの「麦雨(ばくう)」となって欲しいところです。

・たわわに実った小麦です。