国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

ロシア情報機関によると5/26米国議会周辺でクーデター勢力と反クーデター勢力の間で銃撃戦、死者3名

2006年06月07日 | 米国

タイムズオンラインが5月26日に報道した米国議会周辺での銃撃戦は、ロシアの情報機関によるとクーデター勢力と反クーデター勢力の間のものであり、少なくとも3名が死亡したらしい。911事件で誤報・虚報の宣伝活動を統合的に行って巨大な効果を挙げた米軍の第4心理作戦任務部隊がこの事件のために臨戦態勢となった。この最近の米国国内でのクーデター勢力と反クーデター勢力の対立の段階的拡大は、米国大統領が議会と司法の両方から米国の全面的な支配を奪取することを計画していることが原因である。かつて偉大な国であった米国には今や黄昏が訪れており、まもなく完全な暗闇の時代に突入することだろう、と6月6日にプラウダ英語版が報じている。

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「ロシアの情報機関によれば、米国憲法の危機は致命的な転回点に達した」と題する2006年6月6日の英語版プラウダの記事より抜粋


ロシアの情報機関の分析官によれば、現在進行形の米国国内で発生している憲法の危機は致命的な転回点に至り、米国議会への通路を封鎖しようと企てる反クーデター勢力が米軍特殊部隊と短時間の銃撃戦を行い、少なくとも3名が死亡したとのこと。

この現在姿を現しつつある事件は、英国のタイムズオンラインの「銃声の後米国議会が封鎖される」と題する記事で読むことができる。
「米国上院の建物の車庫で銃声が聞こえたとの報道の後、警察が米国議会の一部を封鎖した。銃声は米国上院議員の事務所が設置されているレイバーンビルディングの車庫の階で聞こえた。米国上院の警備局長であるビル=ピックルはロイター通信に『我々は狙撃部隊から発砲とレイバーンビルディングのロビーでの煙の匂いについて報告を受けた』と話した。」

ロシアの情報機関の報告は更に、米軍はこの事件のために、第4心理作戦任務部隊を臨戦態勢にさせたと述べる。この米軍の部隊は2001年9月11日の事件で誤報・虚報の宣伝活動を統合してこれほどまでに巨大な効果を挙げさせた。

この最近の米国国内でのクーデター勢力と反クーデター勢力の対立の段階的拡大は、米国大統領が選出された国会議員達と司法の両方から米国の全面的な支配を奪取することを計画していることに由来する。イタリアのBellaciao News Serviceの「ブッシュの行使する権力はヒトラーを上回る」という題名の記事でそれが報道されている。その記事によれば、「ブッシュ大統領は『声明への署名』を何百回も使用して、議会を通過した法案を無効にした。ブッシュは自分が署名して成立させた法律を、総司令官の一方的な権力を主張して迂回又は棚上げにすることで、事実上拒否権を行使しているのだ。例えば、ブッシュは自分は拷問に反対するマケイン修正案を無視できるような、米国人に対して諜報活動を行うことに礼状を要求する法律を無視できるような、告発や裁判なしに無期限の留置を行うことへの禁止を無視できるような、米国が加盟国であるジュネーブ条約を無視できるような権力があると主張している。」


事実上、ブッシュ大統領は1933年にアドルフ=ヒトラーが掌握したのと同じ権力を行使している。彼の連邦主義者協会の擁護者と司法省の被指名者は、ブッシュ大統領は憲法の解釈について最高裁と同じ権力を有すると主張する。生き生きと輝いている(訳者注:alito)裁判官はこのウソの主張に同意することだろう。

<中略>
このかつて偉大だった国家の黄昏時が本当に米国国民に訪れようとしている。しかし、黄昏時の後には完全な暗闇が訪れる。そして、米国人は自分達がまもなく直面する真の恐怖に準備ができていない状態で、その完全な暗闇にこれから突入するのだ。

【関連情報】
ロシアの情報機関によれば、米国憲法の危機は致命的な転回点に達した-6月6日プラウダ英語版-(その1,2)
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/218c759a3de25b601df7e681e8df3ec5
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/f9955b29f779b8e9ed124f1138e40061
銃声の後米国議会が封鎖される-5月26日タイムズオンライン-
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/5dcbc0bf654dcbd05807db36cfcf7485

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