いきなりシャッター

写真素人の素人による素人のためのブログ

中部大学武田教授の記事転載4

2012年06月18日 | 日記

武田教授のサイト(http://takedanet.com/2012/06/post_50fb.html)からこぴぺ話。

私は無知蒙昧なので、こういう報道に面すると違和感を感じる程度にしか認識できないが、

武田教授のような識者にかかると矛盾がつまびらかになる。何もできないがコピペで草の根の応援を続けたい。

以下、引用です。

 

被曝による子どものがん死・・・ごまかされないのは親の責任だから理論武装


子どもに法定以上の被曝をさせようとする自治体、専門家、マスコミの記者が跡を絶ちません.

このような非常識な人が出てくるのは、「除染や移動、食材に余計なお金をかけたくない.それなら子どもに被曝させた方が安上がりだ.子どもは法規を知らないから」という理由や単に「仕事が面倒になるから(主として自治体)」、「被曝する子ども達だけを切り捨てれば、保守層のおじさんが満足するから(主としてNHK、保守系の新聞、雑誌)」という理由があるからです.

また、法規で原発の事故からの被曝は大人でも1年1ミリ以下と決まっていて、子どもはその3倍の余裕を取らなければなりませんが、なにせ被曝も統計も難しいので、ごまかしがかなりあります.

最近、「1年1ミリなどという非現実的なことを言い続けている」ということを書いてある雑誌に、ごまかしが多くありましたので、子どもを守る親として以下にできるだけ丁寧に彼らのトリックを示しましたので、是非、被曝量の低減に役立ててください.

とくに「1年100ミリまで安全だ(山下医師らの発言)」、「ガンで30万人死ぬのだから、大したことはない(原子力安全委員会の女性の元委員長代理の国会発言)」に対する反撃材料です.

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【被曝による子どもの危険性の増大】

小児ガンによる死亡数は10万人あたり3人程度です(人口動態統計から。年齢は0才から14才まで)。これに対して「1年100ミリで発ガン率は100人に0.5人だから大丈夫」という事との比較をします.

1年100ミリの被曝によってガンになる人は「100人に0.5人」と言うことは「10万人あたり500人」です。医療関係の疾病数などは常に10万人あたりで表示するのが普通です.

子どもは大人に比べて3倍の危険性があります。つまり子どもの場合、10万人あたり1500人です。つまり1年100ミリの被曝は子どもがガンで死ぬ可能性を通常の状態の500倍にするということを意味しています(普通は3人で、1年100ミリなら500倍になる)。

ここまでの数値は「原発推進派」、「被爆注意派」、「産業優先派」など日本のあらゆる人が合意しています.つまり1年100ミリで、大人も入れた平均で10万人で500人ががん死をして、子どもは大人の約3倍という数値だけを使っています.

●ここで、もし相手が「1年100ミリまで大丈夫」と言ったら、「1年100ミリと言うことは山下医師の数値を使うと、通常の時の小児ガンに対して500倍も危険ということですが、なぜ500倍が「大丈夫」なのか説明してください」と明瞭に求めてください.これは被曝する子どもの代わりに親が質問するのですから、気を強くして単純に聞いてください.

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【ガンで死ぬ人は多い?】

私が出席した2011年5月頃の国会の委員会で、元原子力安全委員長代理だった女性が「ガンで死ぬ人が30万人もいるのだから、被曝で死ぬ人の数など問題ではない」という趣旨の発言をして、これも山下医師の「1年100ミリまで大丈夫」と同じく、子どもを被曝させたいと思う人を勇気づけています.

でも、大きな錯覚があります。小児ガン死は10万人で3人ですから、日本の小児人口が約1700万人(2011年)なので、全部で510人です。それが山下医師の「1年100ミリで100人に0.5人」という数値では小児で25万5000人という膨大なガン死が予想される事になります.

この女性の元委員長代理が使ったトリックは、被曝については1年100ミリを想定し、ガン死については1年1ミリを基準にするというダブルスタンダードを採っていることです.たとえば、「被曝については1年100ミリ以下では医学的にガンの発症は明確ではありません.また、通常のガン死30万人に対して、被曝によるガン死の数は比較にならないほど小さいのです」という説明をします.

なかなか高級なトリックなので何となく被曝は安全だという錯覚に陥ります.この手の人の特徴は「ずる賢く恨みを持つ」という特徴があり、なかなかやっかいです.

人の死には何種類かあります。第一に天寿を全うしてガンなどで死ぬという場合で、これは「天寿を全うしたけれど、死亡原因はガンだった」というものです。第二に天寿を全うするには少し早かったけれど60才を過ぎて病気になって死んだという場合です.さらに第三に病気ではなく階段から落ちたり、交通事故に遭ったりして60才以上で死んだという場合、さらに最後に子供の頃に事故や他人の責任で死んだというようなものです。

これらの同一に考えることはできません.たとえば、80才の老人が間違って階段から落ちて死亡する(年間10万人に30人)という場合と、10才の子供が誰かに(故意ではないが、偶然に)突き落とされて死亡するというのはまったく違います.

80才の人でも天寿を全うせず、事故で亡くなったのは残念ですが、偶然でも10才の時に人に突き飛ばされて死ぬというのは悲惨です。これを同一にすることすら許されません.まして、80才を過ぎた人が死んだときの原因がガンであるということと、10才の子供が東電の事故で被曝して死ぬのを同列で比較する感覚はまったく異常です。

原子力安全委員会が機能せず、事故になり、事故後も委員が居座っているというのは、このように感覚自体が異常な人が担当しているという事にもよります.

通常ならこういうべきです.・・・「通常の小児ガン死は年間510人ほどですが、1年100ミリの被曝があるとそれが日本全体では25万5000人まで増える可能性があります。」

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【ICRPに従え?】

もう一つ、私が見た保守系の雑誌には、「ICRPは緊急時に20ミリから100ミリまで被曝しても良いと言っている.外人が言うのだからそれに日本人は従うべきだ」という趣旨のことが書いてありました。

なんと情けない日本人か!と思います.まず第一にICRPは外国のNPOであり、国連などの正式な機関ではありません。たとえば環境で過激な活動を続けるグリーンピースもNPOです.

自分の都合の悪いことでは「グリーンピースの言うことなど聞けるか!捕鯨は正しい!」と言い、除染のお金がもったいない時には「ICRPに従え、なんと言っても相手は外人だ」という論理なのです。こんなにひどい大人の判断で子供達が被曝したら可哀想に思います.

ICRPはなかなか優れた学者の集まりですから、その意見を尊重するのはかまいません.でも、ICRPは「直線仮説」を採っていますから、子供のガン死については、1年100ミリなら500倍、1年1ミリなら5倍のガン死ということになります。

もし、ICRPの勧告を議論するなら、「東電の事故で、日本の子供達のガン死を500倍にして良いなら1年100ミリ、5倍なら1年1ミリ」と言うことを明示し、その上で「日本人としてどうするか?」を考えなければなりません。

その点では「1年20ミリ」を決めた文部科学省は、「東電の事故で子供のガン死を100倍までOKとする」という事なのです。1年に階段から落ちて死ぬ子供が5人とすると、東電が495人を突き落としても良いということを言っているわけです.

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親や先生が少しでも子供を被曝から守るために、日本の「大丈夫おじさん」、「NHKや保守系の新聞、雑誌」に対抗するために科学的な事実を整理しました。是非、活用して子供の被曝の低減をしてください.子供を守るのは戦いですから、緩んではダメなのです.私も攻撃的になりましたが、それはやむを得ません。

 


(平成24年6月17日)

武田邦彦


EOS 5D 初代のチカラ

2012年06月15日 | EOS 5D

巷では、5DIIIが賛否両論のようだ。

画素数がライバルのD800に比べて小さいからだろうか。

結局、広角で、隅まで破綻なく写り、画素数が非常に大きければ、

トリミングにより後からレタッチできる、という方向性に尽きるのだろうか。

普通に見る分には、そんなに画素数は要らないのではないか。

目で見えていなかったものまで解像して写るのは、そんなにありがたいのか。

先日入手したEOS5D初代。

画素数は1200万画素もあり、ファイルサイズが大きくて少し困っている。

でも、それ以上に、増感現像時のカラーバランスの維持とか、ISO1600でも多少ノイジーだが

NeatImageで簡単にノイズを除去できる点とか、ファインダーのサイズから来る撮影の楽しさ

を考慮すると、いいバランスなのではないかと思う。

APS-C最高ともいわれたPENTAX K-5のISO1600より、よほど見られる画だと思う。

(K-5が悪いわけではなく、素子の大きさという越えられない壁)

なぜK-5と比較できているのかは・・・ヒミツ!

写真は、EOS 5D(初代) + Sigma 28-70mm f2.8 EX(AF不動を自力修理) で撮った、次男坊。ISO800。


ストレステストならぬテストストレス

2012年06月14日 | C-5050

ストレスって、恐ろしい。

特に、ボーナスの季節は。


中部大学武田教授の記事転載3

2012年06月13日 | 日記

久しぶりに、武田教授のサイト(http://takedanet.com/2012/06/nhknhk_7317.html)からこぴぺ話。

原発短信・・・NHK、誤報を続ける(崩れた専門家とNHKのタイアップ)

(私もNHKのことはもう書きたくないけれど、誤報は修正がいるので)

6月2日のNHKの報道で栃木県の子どもの2ヶ月の被曝状況が報道されました。被曝量は2ヶ月で0.1ミリから0.4ミリで、期間は聞き漏らしましたが、2012年6月の報道であるところから見ると、今年の測定と考えられます。

この報道はいくつかの問題点があります。まず第一に測定方法がないのにどのようにして現在の被曝状態が測定できるのかという点、第二に2ヶ月間の測定でその子どもの累積被曝線量を計算していない点、そして第三に「多くの子どもは大丈夫」ということと放射線防護の問題は基本的に異なるということです。

ごく普通に考えますと、被曝というのは体を突き抜けていく放射線量(外部)と体の内部を通っていく放射性物質(内部で通過物質)、体の中に滞留する放射性物質によるものの3種類になります。事故から1年経ったところで2ヶ月間の被曝を調べるには本人が線量計を携帯して外部被曝をはかり、食べたり吸ったりする食材や水、ホコリの放射線量をすべて量り、体内に滞留する元素をはからなければなりません。

そんなことはしていないと考えられますし、NHKは放送分の問い合わせに応じませんから永久に不明です。第二に調査の期間の2ヶ月の結果で、その子どもの累積被曝量はまったく不明であり、かつ0.1ミリから0.4ミリというと単純に計算してもその6倍だから、0.6ミリから2.4ミリになります。

従って、事故直後にある程度の被曝をした子どもは規制値の1年1ミリを超えているでしょう。それを「健康に影響はない」という専門家のコメントは「ハッキリと法律に違反し、間違っている」と言えます。当然だが、このような初歩的な間違いをNHKがしてはいけないし、むしろ結果的に防御が甘くなり、子ども達の被曝量を増やしますから「視聴者の子どもを被曝させたい」という悪意すら感じます。

福島県の山下医師が「1年100ミリと言ったのは不用意だった」と謝罪していますが、子どもが被曝してから謝罪しても意味はありません。まずは「逃げろ」と言い、安全なら「戻れ」というのが専門家です。

また、放射線の障害というのは1000人に1人ぐらいが問題になるので、999人が「大丈夫」というのを「大丈夫」としてはいけません。これは交通事故なども同じで、1億人で1年5000人の犠牲者だから残りの約1億人は交通事故に遭いません。

社会的に起きるこのような確率的に起こる被害は「大丈夫だった人」を示しても意味が無いことは、これも専門家なら誰でもわかっていることです。

この報道に際してNHKは「専門家」にコメントさせ、「健康に影響がない」と言わせていましたが、このデータから健康に影響がないということは言えず、むしろ「健康に影響がある可能性が高い」というのが専門家の見解でしょう。

専門家が平気で自らの専門性を否定するコメントをするのは日本で普通のことになってしまいました。それは実に日本にとって哀しいことです。誠実さ、まじめさ、職務に対する忠実な心、それが日本人だったからです。

(略)


(平成24年6月8日)

武田邦彦


DSC-R1の広角の写り

2012年06月07日 | DSC-R1

DSC-R1の広角側がすばらしい、との記事を書いたが、

例を貼れるようになったので、貼る。