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「イナンナが語るニビル星人アヌ一族の物語」(1)~(4)(愛知ソニアさん)

2015-06-24 | 宇宙種族

太陽の架け橋さんより

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」(1)宇宙連合

これから愛知ソニアさんのブログ連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から、抜粋して物語を紹介します。

地上にいる私たち人間の3次元視点からだけでは、とても理解不可能な、宇宙、惑星、太陽系、惑星間の銀河関係、そして創造主などからの思い、願い、思考、思考を超越した愛。この高次元、根源のふるさとにたどり着くことは不可能です。巨大な空間へ飛翔し、想像力を最大限に発揮し、多次元レベルにシフトアップするチャンス、あるいはサポート、そんな援助が、今の私たちは必要とされています。

ロマンか、ドキュメントか分からないような語り口で、私たち人間(ルル)に向かって、ニビル王のひ孫姫イナンナが謙虚に真実を伝えます。それによって私たちは一挙に宇宙空間に出て、私たち自身の歴史を紐解くことが可能となるのです。初めて納得できる人類史であると。

もう、私たちは今までの無知な人間でいてはいけないのです。
この物語(実話)によって、神の視点、銀河連合の司令官の視点をかいま見る挑戦をしてみましょう。
それにしても、愛と叡智に進化した生命体(銀河連合)が存在してくれることに、これほど感謝が湧いたことはありません。彼ら無くしては、私たちは何も見えず、何も聞こえず、宇宙の暗黒に消えて行く悲しい運命でしかなかったということに気づきます。

宇宙で活躍して下さっている方々、本当にありがとうございます。

そして、愛知ソニアさま、ありがとうございます。


(1)宇宙連合
連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/
2013年08月17日
宇宙連合総司令官ソ・ラーラの声が身動き一つできない彼女たちの耳元に囁かれた。

 「直ちに出頭せよ!」

というメッセージがはっきりと彼女たちには聞こえた。シュルバクの神殿に集まっていた他の女神たちには、誰もこの声が聞こえず、巨大スキャナーさえ彼女たちは気づかなかった。

 出頭せよという命令を受けた瞬間から、凄まじいスピードでスパイラルが回転する中にイナンナは巻き込まれ、タイムトラベルが始まっていた。強烈な衝撃で頭が割れそうになりながらも彼女は、次の瞬間には宇宙連合の母船「ウエストスター」に辿り着いていた。

 イナンナは、光体になって母船(ウエストスター)内部に現れると再び元の体に物質化した。ウエストスターは、銀河の西に位置する星というよりも、その名には関係なく、球形の巨大母船である。いわゆる異次元に存在する巨大UFOであった。ウエストスターでは、すべてが視覚の限界を超越していて、形や色を持たなかった。

 イナンナは、ヒーリングチェンバーにエスコートされると、ウエストスターのユニフォームである新しいローブが与えられた。銀とブルーの液体光で覆われていているそのローブは、着用すると自らの周波数を高めることになり、母船内で必要な周波数を維持することができる波動調整衣だった。ウエストスターでは、そのユニフォームの種類によって、任務や地位が異なっている。

 新しいローブに着替えたイナンナは、ウエストスターの中心部にあるアトリウム(大広間)に案内された。そこは壁も天井もなくただ透明なスペースだったが、イナンナは自身のセンサーを通してそのスペースを感じとることができた。アトリウムは、何百もの階層から成る、とてつもなく壮大な空間で、それぞれのスペースは、me(メ)のバブルのようなシールドで仕切られており、いろんな惑星からやってきた生き物たちが共同生活を営んでいた。

 イナンナは、アトリウムの中央にある司令官のチェンバーへ案内された。そこは、例外がないかぎり、総司令官ソ・ラーラ、アシュター、ヴァイアーレス、トーリン、アラールといった最高位のコマンダーたちしか入ることが許されていない空間だった。

 部屋に入った瞬間、イナンナは、ニンフルサグをはじめアヌ、エンリル、エンキ、ニヌルタ、ネルガル、ウツがそこにいるのを知って驚いた。全部で八名のニビル星人が、ソ・ラーラ総司令官の呼び出しを受けた、ということに彼女は気づいた。静まり返ったその空間で、ニビル星人8名が透明の円卓を囲み、ラ・ソーラが現れるのをただ待っていた。

 (マルドゥクは、どうしてここにいないのだろう? 彼はスキャニングを免れたというわけか?)

 各人が心の中で同じことを考えながら緊張の面持ちをしていた。不安を感じるイナンナにとってせめてもの慰めは、隣にアヌがいてくれることだった。

http://sonia.thd-web.jp/d2013-08.html


(2)につづく
 
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http://solesoleil.exblog.jp/21499074/

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」

連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から

http://sonia.thd-web.jp/
2013年08月21日
(2)移動する星ウエストスター


 宇宙連合は、宇宙の代表たちによって形成されている機関であり、今の地球における国連のようなものであるが、そのスケールとパワーは比較には及ばない。宇宙連合には、多くの銀河系や他次元からやってきた存在たちがいて、彼らは皆、クリエーターの下、ウエストスターで守られながら暮らしている。それらの多種多様のエンティティたちこそ、宇宙連合そのものであり、その代表を担う総司令官のソ・ラーラは、クリエーターの意図をそのまま受け継いでいるので、クリエーターの分身だといえよう。

 ウエストスターのヒエラルキーでは、イナンナのようなプレアデス星系、あるいは、ニンフルサグのアークトゥルス星系のハイブリッドたちは、優秀な能力と進化した魂を受け継いでいることから、宇宙連合でも多くの特権が認められている。そして、彼らのようなハイブリッドたちによって、実にニビル星文明は支えられてきたのである。いずれは、ニンフルサグもイナンナも、宇宙連合のメンバーに加わるはずであるものの、突然の出頭命令によって彼女たちの運命がどうなるのか、それはクリエーターとソ・ラーラ以外誰も知る由はなかった。

 いかなる宇宙の存在も、いずれは宇宙連合と関わることになるように最初から仕組まれている。それぞれが進化のプロセスに従い、宇宙連合に関わるようにプログラムされているのである。しかし、今回、ソ・ラーラに重く問われたのは、彼らネフェル(アヌンナキ)の地球における行為だった。あの恐ろしい武器ガンディバを使用したことによって、彼らの運命は大きく変わってしまった。

 「ニビル星人は地球に移り住んで、果たして進化したのか、それどころか、退化したのか?」

 ソ・ラーラはこのことを、出頭命令を受けたネフェルたち全員に問い詰めた。

 ウエストスターでは思考が即現実となるので、乗組員たちは皆、特に明晰さにこだわった。その明晰さが故に、ウエストスターのあらゆる目的が達成されるのである。さらには、上下の幅を含む周波数のスペクトルの質によってすべての秩序が保たれていた。それにしてもウエストスターは、地球と同じような有機的な機能を備えた星の如くメカニズムを備えた、ユニークな巨大宇宙船なのである。

 乗組員たちは皆、さまざま異なる周波数の光を放つユニフォームを着ていて、同じユニフォームで周波数を共有する者たちは、集合体としてのグループマインドを保持していた。彼らはマインドパワーで光のスピードよりも速く、母船であるウエストスターを移動させることができる。その星の住民たちは、宇宙のあらゆる場所から集められたエリートたちであり、彼らは高い周波数を維持し続けた末、自然の成り行きでウエストスターに引き寄せられ、その星の住民となった者たちばかりである。

 ウエストスターは、小惑星と変わらないほど巨大なマザーシップであり、住民たちが共有するマインドパワーによって移動し続けることができた。ウエストスターが、宇宙のバキュームというわれている、スターゲート(ワームホールやブラックホール)を通過する際には、住民一人のマインドフォーカスが少しでも狂うと、マザーシップはたちまちバラバラにされてしまうほど高度で精密な計算のもとに運航を可能にしている。よって、そんな失敗がないように、ウエストスターの乗組員たちは皆、宇宙中で最も進化した者たちだけが集まっていた。そして彼らは皆、宇宙連合総司令官ソ・ラーラの下で、クリエーターの意に従って巨大母船をナビゲートしている。

ライフパーパス

 宇宙連合総司令官ソ・ラーラは、シリウス系の宇宙人であることだけはたしかだが、それ以外のことは謎に包まれている。ソ・ラーラは、ニビル星人や地球人のように男女の性の領域を超越した存在で、それ以上に、どの次元の存在なのかも、ほとんど誰にも明かされていない。ソ・ラーラは、時空や性別といった概念さえ存在しない次元に所属するエンティティであり、ただたしかなこととしていえるのは、クリエーターの意図を直接受けて、宇宙の秩序を守るという任務を果たしていることだった。

 宇宙連合には、ソ・ラーラ以外にもアシュター、ヴァイアーレス、トーリン、アラールといった最高位のコマンダーたちがいて、、この宇宙の秩序を守る役割が彼らにはあり、特にソ・ラーラは、プレアデス次元、ニビル次元、そして地球次元の三つの惑星を受け持つ最高位のコマンダーであることから、アヌンナキ(ネフェル)も含めて、三つの惑星のあらゆる生命体を見守っていた。

 ソ・ラーラは、ニビル星から地球に降り立ったアヌ一族のことを、ウエストスターから常に観察していた。ソ・ラーラは、地球でアヌンナキのする一部始終をお見通しだった、というわけである。それは皮肉にも、アヌンナキらが“me”(メ)の中に閉じ込めた文明化したルルたちを観察していたのと同じだった。ソ・ラーラがとりわけ関心を抱いて、特によく観察していたのは、アヌでもエンリルでもエンキでもなく、ニンフルサグとイナンナのふたりだった。彼女たちのライフパーパスにソ・ラーラは注目していた。というのも、彼女たちは、広い宇宙の中でもきわめてユニークなハイブリッドだったからである。彼女たちの進化ぶりをソ・ラーラは常に観察してきた。彼女たちがちゃんと自らのライフパーパスを全うしているかどうかを、遠くから見守ってきたのである。


(3)につづく

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http://solesoleil.exblog.jp/21499472/

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」

連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/
2013年08月23日
(3)ゾーム(壁)

 ソ・ラーラがアヌたちに下した介入罪も非常に重い罪だった。この判決が下された途端、出頭命令を受けた者たちの姿はあっという間にアトリウムから姿を消されてしまった。

 ネフェル(アヌンナキ)によって地球は破壊寸前にされ、ついに宇宙連合が介入した。宇宙連合からすれば、ニビル星人は地球を遊び場にしたという判断だった。もともと地球は、それまでもいろんなな惑星からの侵入者たちに支配されてきたわけだが、もはやニビル星人が、地球を巡って争う自由は無くなった。たしかなことは、彼らは宇宙の創造主であるクリエーターの意に背いたという事実だった。彼らは、取り返しのつかない間違いを犯してしまったのである。あの恐怖の武器を使用したことは完全たる間違いだった。さらに、人間の能力を高めるために、プロトタイプの人類のままでほっておかずに、彼らの遺伝子を操作した介入罪も重かった。宇宙連合とニビル星との惑星間の条約は、あくまでもニビルが必要とする金を得るためだけで、それ以外、地球に関わることは許されてはいなかったのだ。つまり、本来ならば、人類の祖先は進化することさえも許されてはいなかったことになる。

    ☆

 「ゾーム」と呼ばれる壁は、目に見えない壁で、その中に閉じ込められたイナンナは、肉体的な苦痛は無かったにしても、二次元に閉じ込められたような感覚を覚えた。自分がうすい紙のようになり、額縁の中に封じ込められたようだった。それは、牢獄に閉じ込められた感覚どころか、今まで味わったことのない不自由さがあった。ゾームの中では身動き一つ取れないという不自由な差ではないが、ある一定の周波数によって目に見えない、触れられない壁でイナンナは包囲されていた。

 鉛のように重いゾームの中でしばらくそうしているイナンナの心の目には、ニビル星人として地球で過ごした記憶がぼんやりと映し出された。そのあと、地球でのルル(人間)たちがゾンビーのような姿に変わり、さ迷っている光景も現れた。今までの自信や喜びがすべて消滅していく感覚をイナンナは夢うつつ状態で感じていた。

 (このまま、これが永遠に続くのか……)


イナンナは語る‥‥

 「あれからというものアヌンナキとしての進化も、プレアデスのハイブリッドとしての進化もストップしてしまいました。私たちがあなた方に関与しすぎたことが原因だったのです。しかし私があなた方を愛していることには変わりません。あなた方、人間のことをほんとうに理解しているのは、宇宙中でアヌンナキだけなのです。

しかし、行き過ぎてしまったことは反省しています。すべては、あなた方のためを思ってのことだったということを分かってください。今、この時期にこうしてあなた方にアヌンナキの物語を語るのは、あなた方に私たちと同じようなミスを繰り返して欲しくないからです。

だからこそ、私たちの秘密を語っているのです。ニビル星は、地球のバイナリスター(伴星)である褐色矮星群です。あなた方とは兄妹の星です。互いに存在しているかぎり、相互作用し続けるのです。私が今いるこの次元からあなた方に分かち合うエネルギーが融合すると、そこから新たなスタートがはじまります。その新しいエネルギーがフリクエンシー(周波数)となって宇宙全体に広がり、あなた方はもっと明瞭かつシンプルな次元へとシフトすることができます。新しい扉が開かれるようにぱっとすべてが変化します。

そのようにして新しい地球が訪れるのです。その地球においては、もっと平和でもっと深い理解があるでしょう。

まずは、私たちとの間に過去への理解が生まれなければなりません。もうすぐ互いに愛のエネルギーを分かち合い、ユートピアを共有できるようになるということを信じてください。そうでないかぎり、私たちがいるこの壁も消えることはないのです。総司令官ソ・ラーラによると、ゾームは私たち自身がクリエートしたということらしいです。なぜこうなったのか、ようやく私は今理解できるようになったところです。


 私たちは、あなた方の祖先たちから神・女神と呼ばれ崇められてきました。私たちは、地球を我がもの顔にして争い合った醜い一族であることは確かですが、これもすべてルルたちへの愛がためでした。私たちは、ルルを愛しています。いや、愛しすぎたのです。でも私たちが原因で、すべてが無になりました。あなた方は、自分たちの祖先が奴隷として生まれ、あっけなくこの地上から消えていくという運命を嘆かれるかもしれませんが、私たちはただ遊び呆ける子どもたちのようでした。時間軸のことなど忘れて、モノポリゲームに夢中になってしまったのです。そして、その結果、ゾーム(壁)の中に封じ込められました。ゾーム(壁)の中に封じ込められる瞬間までは、宇宙連合がこれほどまでに私たちのことを重く受け止めているとは思いませんでした。


(4)につづく
 
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http://solesoleil.exblog.jp/21519537/(太陽の架け橋さんより)

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」(4)アヌンナキの誕生

「物語を語るのをやめなさい」とスピの先生方の教えを披露したばかりで、
再び、偉大なる『物語』を始めるのは、ちょっと気が引けますが、
どうぞ、お付き合い下さいませ。もしよろしければ、、ですが。

ニビル星人の物語です。
あまりに 偉大 な物語なので、
どこをどのように紹介したら良いか、ビビってしまいます。
でも、始めたからには、ひるまずに最後まで(どのくらいになるのか分かりませんが)やり抜こうと思います。

偉大な物語でありますが、私たちは彼らの物語にずっぷり引き込まれないようにすることをお勧めします。
というのは、ガンガジさんも言っていますが、「静寂の中に大変素晴らしいものが潜んでいる」ということです。
日本人であれば何となくぴーんと来るものがありますね。静寂の美、静寂の音、観音、、、などなど。

管理人の私自身、その静けさを失わないように、物語のつづきを紐解いて行きたいと思いっています。

ニビル星人たちに、この教えが伝わっていなかったということは、仏教に親しんだ日本人として本当に驚くべきことです。プレアデス星人たちは、ブッダの悟りの次元は体験がなかったということなのでしょうか?

その辺のことは、また、次のテーマとしてメモしておくことにして、、、

そもそも、ニビル星人アヌ一族の物語の初めに、王アヌと妃が紹介されていますが、この一文を見ただけで、何をか言わんや、という気がしますね。

アヌ:アンの第一子 弟神アンシャガル一族をニビルから追放してニビル星を治める王となる。
アンツ:アヌの妹であり妃




(4)アヌンナキの誕生
連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/d2013-02.html
2013年02月12日
地球に現在生きている私たちの祖先を辿っていくと皆アヌンナキです。


世界最古の古代シュメール文明では、遥か遠い星から神々は地球に降り立ったと記録されている。そして、その星こそがニビルであると言われている。古代シュメールに関する研究は、ゼカリア・シッチン博士他、宇宙考古学の専門家によって研究が進んでいるが、ニビル星人に関しては、ほんの少ししか解き明かされていない。

シッチンが12番目の惑星と呼んだ星はニビル星のことであり、別名“惑星X”とも呼ばれているが、その星が3600年毎に太陽系に接近すると、地球を含む太陽系に大災害が引き起こされるということがわかっている。そして地球は、破壊と再生を繰り返すことになるが、これがニビルと地球というバイナリースター(伴星)であることも記されている。また、ニビル星にイナンナが生まれたのは、約4000年前(古代バビロニア時代)に書かれた『エヌマ・エリッシュ叙事詩』や『ギルガメッシュ叙事詩』といった古代文献に見ることができる。

「神々は、ニビル星をプラットホームにして地球に降りたった」

という表現がある。古代シュメールではニビルのことを「アヌンナキ(天から地上に降りてきた者たち)」と呼んでいたが、ヘブライ語でアヌンナキは、「エロヒム」と訳され、特にアヌの息子のエンリルのことを指すようになった。

イナンナは、古代シュメールの時代に叙事詩にも登場している。古代シュメールとは、チグリス川とユーフラテス川を挟んだ地域で誕生した地球最古の文明であるが、その時代の女神がイナンナであったとされている。その地域は、古代から異次元の秘密のポータルが存在するという、“地球のへそ”にあたる場所であるが、そのエリアの所有権を巡り、アヌンナキ同士の戦いが太古の昔から絶えなかった。そしてイナンナは、その地から人類のすべてが始まり、その地ですべてが終わるということを知っていた。

粘土板や銅板にくさび形文字で残されている数少ないイナンナの記録の中は、彼女に捧げられた叙事詩や、彼女の官能的な恋愛物語についてがほとんどだ。けれども、彼女はすでに開拓計画が進んでいた地球で生まれていたということは明記されている。

人間はイナンナのことを「戦争の女神」として畏れ敬った。ギリシャ時代になると、イナンナは女神アテナとなり、鎧姿で両手にヘビを握る逞しい女神のスネークゴデスとして知られるようになった。また、恐ろしい「メドューサ」のような魔女として扱われることもあったが、どちらにしても、人間たちから恐れられた荒神であることは確かだ。しかし、そんな彼女でも、ある大切なメッセージを人間たちに伝えいと思っていた。


イナンナは語る、、
今こうして、あなた方と繋がるチャンスが巡ってきました。今の地球には、私のような異次元の存在が沢山集まってきています。さあ、いよいよ、クライマックスを迎える地球は、これからどう変身するのでしょう? まるで地球というステージで行なわれるショーを見る観客のように、あらゆる存在たちが集合しているのです。

けれども、はっきりいっておきます。余計なシナリオを考える必要はありません。なぜならば、その行く末を知っているのはクリエーターだけなのですから。そして、あなた方は、自分たちからコンタクトをとっていると勘違いされているようですが、実際には、私たちがあなた方にコンタクトを求めているのです。今まで、私たちのことは、オープンにされないように仕組まれてきました。

私は、「ゾーム」という壁の中に、閉じ込められてきました。ときどき、あなた方のことが恋しくてたまらなくなります。私がこうしてあなた方に語りかけられること自体が奇跡なのです。それは、私にかかっている魔法が、溶け始めているということなのです。つまり、この壁も溶けていくということなのです。今はまだゾームに囲まれて不自由な私ですが、もうそれもあとわずかです


(5)につづく

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