p.himapa Photo Gallery

実はMaintitle「p.himapaのたわごと」です。

撮影方法

2007-01-08 18:03:11 | 写真関連 Photograph
先の壱式Ver.6招き猫の撮影方法のご紹介です。
(再現ですので実際とは多少異なりますし、ライティングは全く異なります。α7Digitalの代わりにα9をセットしてあります。
背景が白くもやもやしているのは、室内をレフ板で隠しているだけで、撮影とは関係ありません。)

壱式Ver.6


左側からの自然光を使うため、適度な位置に撮影台を置きます。
グローパウダーを写し込むため、実際には室内は薄暗いです。
写真のように黒いトレーの上に壱式をセットします。
背景を黒く落とすために、後ろに黒い布を立てかけます。トレーに黒い影が落ちているのが分かると思います。
左側からの自然光を和らげるために、トレーシングペーパーをセットします。
反対側(右側)が暗くなりすぎず、明るくなりすぎないようにするために、レフ板としてグレーカードをセットします。
このままでは上向きにしたVer.6のリフレクターに天井が写り込んでしまうので、実際にはもう1枚乳白色板を使っています。
壱式が前後に並んでいるため、両方にピントを合わせるため、絞りはf16まで絞っています。
あとはグロパウダーを光らせるために別のライトで照らした後レリーズします。
薄暗いので露光は30秒です。

データ α7Digital Macro50mmF2.8 Amode f16 30sec. -0.5EV ISO100

手前のVer.2の上部がやや茶色がかってしまいました。反省点です。
機会があれば撮り直したいですが、壱式の質感を出すのはとても難しいです。
フラッシュでも撮影してみましたが、光りをうまく回すのが難しく硬くなりがちで、自然光の方が自然な写りでした。

招き猫


照明は横着をして部屋の天井灯です。
ブックエンドを使って背景に白い紙をR状に置きます。透けるのを防ぐため、後ろにホワイトボードを置いていますが、透けなければボードは特に必要ないでしょう。
天井灯の光りを和らげ回すため、トレーシングペーパーをかざします。
トップライトに近い光で、猫の正面が暗くなりがちですし、トレペにより光りがフラットになりすぎましたので、写真には写っていませんが、手前右からレフで起こしています。
それでもちょっとメリハリが足りなかったのが反省点です。

データ α7Digital Macro50mmF2.8 Amode f5.6 1/2sec. +0.5EV ISO100

小物撮影では、ミニスタジオなどが市販されていますが、光りをコントロールするのが難しく、小物撮影小物で紹介した小物類が役に立ちます。

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2 コメント

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デジカメ再始動・・ したものの (全速うさぎ)
2007-01-11 12:48:23
 小物撮影用にと百均ショップへ行ったのですが、目当てのスチロール製のカラーボード(60x40)の白は廃番になってしまったのかありませんでした。
 折りたたみテーブルを逆さまにし、三方にカラーボード、テープルの脚にライトを取り付ければ簡易スタジオ完成。と、もくろんでいたのですが・・。
 代わりに画用紙や背景に使えそうな大判のフェルト生地などを買いましたが、漆風お盆は買い忘れました。マタイカナキャ。

 40,80,140,200,210万画素と乗り継ぎ5年の沈黙の後、再始動したわけですが、早々に取説をなくし、
理想と現実(撮影結果)のギャップに落胆。難しいですね。

 小径のフィールドスコープ(ビクセンGeomaED52)を購入しまして、デジスコ用として来月あたりに一万円ぐらいの三脚を購入しようと思っているのですが、ビデオ用から選べばよいのでしょうか?(本体460g+カメラ240g)

↓2階の窓からぐらんぐらんの三脚で初挑戦したものです。
http://kaku28.ld.infoseek.co.jp/img2/IMG_0108s.jpg
http://kaku28.ld.infoseek.co.jp/img2/IMG_0117s.jpg
セルフタイマー10秒でも揺れがおさまりません(笑)。それ以前にピントが・・。
返信する
挑戦 (ひまぱのぱ(p.himapa))
2007-01-11 21:46:13
全速うさぎさん、こんばんは。

スチロール製のカラーボードがなかったのは残念です。でも、別のものでも十分代用できます。白や黒の厚紙でも良いわけで。
画用紙やコピーペーパーも使えます。
あと、トレーシングペーパーが役に立ちます。
私は写真用の1.2m×数10m巻を切って使っていますが、一般的ではないので、事務用のトレーシングペーパーでも良いと思います。大きい方が使いやすいです。

下地の写り込みには黒のアクリル板を使う人が多いようですが、はっきり写りすぎるため、わずかに凹凸のあるお盆を使っています。

写真はシャツターボタンを押せば写りますが、自分の意図したように撮ろうと思うと難しいですね。
だからこそ奥が深く楽しいものでもあります。

三脚ですが、観察用でしたら動きが滑らかなビデオ雲台の方が便利ですが、撮影用でしたらスチル雲台の方がセットがしやすい場合もあります。
ビデオ雲台ですと縦位置が出せないものが多いですので注意が必要です。
大きさは、目の位置まで届くものが便利ですが、あまり細い三脚や、センターポールをめいっぱい伸ばさないと目の高さに届かない三脚はお勧めできません。
カタログにカメラやレンズの焦点距離との相性が一覧になっているものもありますので、それを参考に選択されると良いと思います。
GeomaED52は焦点距離278mmですね。
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