オゾン層

2016-10-16 10:23:22 | 日記
地上から10~50km上空の成層圏と呼ばれる領域のオゾン(O3)が豊富な層のこと。大気中のオゾンは、その約90%が集まっており、通常、この成層圏オゾンを「オゾン層」と呼ぶ。オゾンは酸素原子3個からなる化学作用の強い気体で、生物にとって有害な太陽からの紫外線の多くを吸収している。
太陽からの照射光は、波長の長さで赤外線、可視光、紫外線(UV)に分類され、紫外線はさらにUV-A、UV-B、UV-Cに区分されている。オゾン層は、UV-Cのほとんどと、UV-Bの多くを吸収し、地上の生態系を保護する役割を担っている。またこうして吸収したエネルギーによって成層圏の大気が暖まるため、地球の気候の形成に大きく関わっている。
近年、フロンに代表されるオゾン層破壊物質によって、極地上空の成層圏オゾン濃度が薄くなる現象である「オゾンホールの発生」が観測されている。これに伴い、地表への紫外線照射量が増えつつあり、皮膚がんの増加や生態系への悪影響が懸念され、地球温暖化や酸性雨などと並んで代表的な地球環境問題のひとつとしてオゾン層保護が取り組まれている。

バンカー油

2016-10-16 10:20:24 | 日記
国際航空及び外航海運のための燃料のこと。
国土交通省によるとバンカー油の燃焼に伴うCO2排出量は、世界全体の温室効果ガス排出量の約4%を占める。しかし国にどう割り当てるかの方法が難しいため、現在のところ、バンカー油による二酸化炭素排出は各国の温室効果ガス削減の対象から除外されている。
この問題は、気候変動枠組条約をはじめ、国際民間航空機関(ICAO)及び国際海事機関(IMO)において検討されており、日本も積極的に検討に参加している。また、今後の議論に資するために、国土交通省は、排出削減に向けた技術的見通しについて検討を行い、さらに具体的な削減方策について、その適用可能性について検討し、今後の国際議論に反映させたいとしている。

待機電力

2016-10-16 10:14:34 | 日記
家電製品などで、時刻・温度・時間などのモニター表示や内蔵時計、各種設定のメモリーの維持などのために常時消費されるスタンバイ電力をいう。
微弱であるとはいえ、一説によると、家庭消費電力の10%以上が待機電力で消費されているといわれる。待機電力は、家電製品では、リモコンではなく直接主電源の電源を切るか、もしくは徹底するならばコンセントを抜くことにより不必要な電力消費を抑えることが出来る。