慢性閉塞性肺疾患

2016-10-08 10:19:38 | 日記
 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、気管支の炎症や肺胞の弾力性の低下によって、肺への空気の流れが悪くなり、呼吸困難を引き起こす病気の総称。慢性気管支炎、慢性肺気腫、気管支ぜんそくなどがこれにあたる。
 原因の8~9割を喫煙が占めるため、別名「タバコ病」とも呼ばれるが、受動喫煙、環境汚染、職業上の環境の塵埃(建築現場、鉱山、化学工場など)が原因の場合もある。
 『気管支炎』や『肺気腫』のうち、「一秒率」70%以下で、数カ月以上にわたって可逆性に乏しい気道閉塞が認められる状態をCOPDとしている。
 初期症状として咳や痰が出るため風邪や喘息と間違われることが多く、遅れて息切れなどの症状が出るが、ゆっくりと慢性的に進行するため重度の呼吸困難に陥るまで気づかないことがある。
 なお「一秒率」は肺活量の測定器で測定しながら呼出し、全肺活量に対して始めの1秒間に呼出される割合のことで、肺機能の重要な指標のひとつ。

ペットボトル再生繊維

2016-10-08 10:17:50 | 日記
ペットボトルをリサイクルしてできた化学繊維。
ペットボトルは、ポリエチレンテレフタレート(PET)でできており、清涼飲料容器や調味料容器などに使われている。ポリエチレンテレフタレートは、ポリエステル繊維の原料でもある。
容器包装リサイクル法でメーカーにリサイクルが義務付けられているペットボトルは、市町村が分別回収したりスーパーなどが店頭で回収して集められる。回収されたペットボトルは、破砕して溶かし、シートやポリエステル繊維などに再生される。ペットボトル再生繊維は、企業の制服などに採用されつつある。

ロードキル

2016-10-08 10:15:36 | 日記

動物(昆虫までも含める場合もある)が道路上で車に轢かれる現象。
より広義には、車に轢かれたものだけではなく、側溝などの道路構造物に落ちた場合や道路照明塔に衝突した場合など、道路に起因する野生動物の死傷を全て含めて言う場合もある。
ツシマヤマネコやイリオモテヤマネコなど貴重な動物を減少させる原因のひとつになっているばかりでなく、多くの動物が犠牲になっているため自然生態系の保全の観点から問題視されている。また、自動車走行の安全上の問題ともなっている。
道路が動物の生息域を分断して造られた場合などに多く発生するため、このような箇所には進入防止柵、動物用トンネル、エコブリッジなどを設置するなどの対策が採られている。