アスベスト

2016-02-12 15:18:01 | 日記
石綿(イシワタまたはセキメン)ともいわれ、天然に存在する繊維状の鉱物である。
主成分は、珪酸マグネシウム塩で蛇紋石石綿と角閃石石綿に大別される。主たる産出国はカナダ、南アフリカ、ロシアなど。
アスベストは軟らかく、耐熱・対磨耗性にすぐれているため、ボイラー暖房パイプの被覆、自動車のブレーキ、建築材など広く利用されていた。
しかし、繊維が肺に突き刺さったりすると肺がんや中皮腫の原因になることが明らかになり、WHO(世界保健機関)ではアスベストを発ガン物質と断定。日本でも、大気汚染防止法(1968)により、1989年に「特定粉じん」に指定され、使用制限または禁止されるようになった。

放射性廃棄物

2016-02-12 15:15:05 | 日記
法的規制の対象となる一定レベル以上の放射性物質を含む廃棄物。日本では90%が原子力発電所と核燃料処理施設から、残り10%が医療施設・研究所などから排出される。
処理・処分の基本的な考え方は、隔離・遮断・減衰で、放射能レベルに応じて具体的に規定。
原子炉で生成する放射性物質は、ほとんどが高レベル放射性廃棄物となる。使用済み核燃料は適正処理を行い、地下数100メートルの安定地盤に埋設。しかし安全なレベルに減衰するまでの期間は甚大で、その間、安定的に封じ込めておけるかなど安全性に関わる議論が絶えない。
放射性物質が付着した作業着や器具類等の低レベル廃棄物は、焼却などにより減容化されるが、発生量が多い。
放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律(1957)や特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律(2000)など、廃棄物処理法(1970)とは異なる法律により規定される。

舗装(土壌汚染対策)

2016-02-12 15:12:13 | 日記
土壌汚染対策手法の一種で、直接摂取の観点からの措置。
コンクリート又はアスファルト、若しくはこれと同等以上の耐久性及び遮断の効力を有するものにより覆う措置。措置実施後の上部の利用用途によって破損しないような十分な強度を保つよう、必要に応じて覆いの厚さを増すことや路盤材により補強することが必要である。
なお、土壌汚染対策法(2002)に基づく土壌含有量基準に適合しない指定区域の土地において封じ込め措置(原位置、遮水工、遮断工)を行い、その上面を本措置と同等の効力を有するものにより覆う場合も、舗装措置として位置づけられる。