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エプソンMT7500を修理、冷却性能アップ

2012-02-23 19:09:24 | うんちく・小ネタ

8年ぐらい使っているEPSON ENDEAVOR MT7500を12月にメーカー整備を頼んだが、いまひとつだったので、自分で中をあけてみました。

EPSONはサービスが抜群に良いので、PCやプリンターを長年使っています。それでも、さすがにPCの調子が落ちてきました。

 

ディスクトップPCなので、外箱を開ければ何がどう組み込んであるかは一目瞭然。

先日ばらしたシャープ・メビウスよりは簡単でした。

 

CPUや電源のクーリングは、ノート型とはファンの大きさと数が違いました。

電源ファン、ケースの排気ファン、CPUファンと3つ大きなものが付いていた。

昨年、電源が壊れたのでメーカーで交換。今回は一番厄介なCPUファンをばらすことに。

どーなっているか楽しみだった。

 

CPUの下にあった、小さめのフィンもはずしてみた。触るといつも熱くなっているので、ファンこそ必要ないが、発熱があるパーツなのでしょう。

じゃ~ん

120223e1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HDは2連装です。

昔から使っていた、フロッピーディスク、MOディスク、CDディスクは上に3連装。

CPUの冷却装置はスプリングがきつくてはずすのにとまどったが、下のフィンは簡単にはずれました。

はずした金属の塊が下にあるボードを傷つけないように、本のような物で養生して作業。

120223e2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中央右のファンと下のフィンを別々にはずします。

止めかたも色々ですから、装置によって違うと思う。

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CPUから冷却ファン一式をはずしてボード上に置いた。

銅製なのでずっしり重たい。

銅は熱伝導率が高いから使われています。

下のフィンはアルミニュウム製のようで、ファンは付いていない。

120223e4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CPUの上部にグリースが付いていない。

そこが接触不良の可能性あり。接触面積が大きいほど、熱伝導はよいので、ここだけで10%ぐらい、冷却が損なわれている。

触るとグリースが柔らかだったので、12月の整備のときのムラだと考えられる。

120223e5

 

 

 

 

 

 

 

 

冷却ファンとフィンをばらしてみてビックリ。

間に埃がたまっていて、フィン内部の埃とあいまって、冷却がだいぶ落ちていたと、、、、。

はずしたときに、埃がバラバラ落ちたので、組みあがっていたときは、間にはもっと詰まっていたと思う。

冷却フィンが埃で詰まっていた可能性があった。

120223e6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銅製のフィンは熱湯で洗うことにした。

ヒーターの近くで温風を当て完全に乾燥させる。さびたらいやだものね~~。

120223e7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隙間は綿棒も入らないので、熱湯でジャブジャブ洗う。

120223e8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冷却フィンの裏側でCPUと接触して熱をもらう側です。

冷却グリースが付いていないところがあり、、、もしかして垂直についていたから重力がかかり、上部がはがれる感じなのか??

どちらにしても均一にグリースが付いていないのは、、、まずい。

 

アルコールで拭くときれいになりました。

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アルコールと熱湯できれいになったフィンブロック。CPUファンも熱湯で接点をカバーしながら洗った。

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CPUの上のほうにグリースが付いていない部分もあります。

つまり密着不完全かな。

アルコールで拭くと、、、。

120223e11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CPUには文字が書いてあった。

120223e18

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

INTEL

PENTIUM4

3,2GHZ

ペンティアムは高性能ですが発熱量が大きかった。

それでインテルは、発熱に影響があるクロック数を上げるのではなく、CPUのコアーの数を増やして性能を上げることにした。

Core 2 Duoが作られ、Core 2 Quadになり、今のCore i7になった。

120223e12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さなケースにちょび入っていた。

 

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狭いところだし、小さいし、均等にきれいに塗れなかったが、、、これでいいのか?

他の方のブログを読むと 、少ないよりたっぷり塗ったほうが良いとあった。

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CPUの下にあったフィンもはずしました。

これにはピンクのグリースが塗ってあったようです。

ベンジンでふき取って、先ほどのグリースを塗ることにしました。

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接着面を見ると結構分厚く塗ってある。

周辺はスッポンジです。

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ファンがないので、さほど汚れていなかったが、熱湯でひととおり洗った。

アルミは鉄より熱伝導率が高い、銅ほどじゃないが、十分なのでしょう。

120223e17

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下から付けました。

どちらから付けたらいいかわからなかったが、とりあえず簡単なほうから。

この後CPUにグリースを塗って組み立てます。

120223e2_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さなジャックを接続し忘れないように!

写真はポン付けしていますが、ジャックがはずれています。

CPUのすぐ右脇の白い物。

温度を感知してファンが回りだします。

クーリングがうまくいって、以前ほどファンがぶんぶん回らないのでPCは静かになりました。

フェイスブックでもツイッターでもフォトショップの画像処理でも静かなまま。もう一台のマックの新型よりネットなどは、エプソンMT7500のほうが快適に早い。十分に現行PC並みに使えますが、次期PCは考えています。PRO7500ぐらいの性能が欲しいが大きすぎる!

ペンティアム4 3.2G

HDは160×2 2連装です

メモリーは4GですがXPホームエディションは3Gまでしか認識できず

冷却用に後部めくら蓋を外しフィルターを付けています

2012年05月18日

CPUファンの表裏を反対にして取り付けた。

その理由は、今まではファンがCOUのクーラーに対して風を吹き付けていて、熱を帯びた風が基盤に向かい、パーツに熱風が直接当たっていた。基盤には小さなコンデンサーが並んでいて熱気を帯びるのは良くない。

熱風を吹きつけるより、ファンの向きを変えてファンが熱風を吸い込むようにしたのだ。ケース内の熱気はケースファンが外に排出する。そのほうが合理的だ。改良の結果ファンの回りが少なくなり静かになった気がします。

2013年03月13日MR7500は現役で快調に動いています。メイン機種はMT7000Eになったがサブで使用。iMACより安定して速い。

2012年12月01日 MR7000は超静か 静音ファンは音がしない!

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20121201 

2012年06月16日 エプソンMR7000Eを購入

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20120616

2012年02月18日 シャープ・メビウスPC-GP2を分解整備(ノートパソコンです)

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20120218

PCテーブル(折りたたみ机、ディスク)を自製しました

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20100503

2010年02月04日 モバイルPC「EPSON13インチ・ノート」を購入

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20100204

コメント (2)
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