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シャープ・メビウスPC-GP2  クーリングファンのお掃除

2012-02-18 19:20:21 | うんちく・小ネタ

ノートブックPCの分解はわからなかったので、今まで手をつけなかった。

このSHARP MEBIUS GP2は10年使っているので寿命でもいいころ。

それで、勉強のつもりでバラシてみた。

案ずるより易しだった。

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14インチノート。

パソコンとして手ごろな大きさ。

初期のXP

 

CPUはCerelon1.5ギガ

HDDは80ギガ

メモリーは756ギガ

 

昨年、電池を専門業者さんにリカバリーしてもらった。これはお勧めです!

その後すぐに、ファンが回ったり回らなくなり、熱暴走で電源が落ちるようになった。

だいたい30分~40分で電源喪失です。

買い換えるか、修理専門に出すか考えていたが、だめもとでチャレンジ。

このPCより、はるかに性能が良いノートPCでも5万円ぐらいですから、、、。

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どこから手をつけて良いのかわからなかったから、ビスというビスをすべてはずしてしまった。それはシャープ・メビウスの構造がわからなかったから。

はずしたビスはメンテナンスにはほとんどが必要なかった。

 

結局、このPCは表から分解できました。

 

①メインスイッチがある横長のパーツ後ろにあるビス4本をはずすと、パーツが右にずれて本体とのフックが外れます。

写真で見ると斜めに置いたパーツです。

写真では上になるが、後ろにあるビスを4本はずします。

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すると、簡単に右にずれパーツが外れました。本体とケーブルでつながっています。

とても小さなコネクターで連結なので、指でつまめずラジオペンチではずした。

何か工具が必要でしょう。

②キーボードをとめている1本のネジが出てきます、それをはずすと、キーボードは簡単にガバッと外れます。コネクターは本体真ん中にあってハズシずらいが押さえを緩めると、そこに差し込んであるだけで力いらず。キーボード側のコードにはコネクターは付いていません。コードだけでエンドの接点がむき出しです。

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キーボードは一体です。間違ってもキーの一つ一つをはずさないほうがいい。取り付けはけっこう大変。私はふと、、ひとつはずして懲りましたから、、、。

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キーボードと本体のコネクターで、差し込んで上のバー状のものを押さえるだけ。

こちらは、メインスイッチのパーツと連結する本体側コネクターです。

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③いよいよ、クーラーとファンをはずします。

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ファン一式が、見えている4本のビスで止まっている。

ビスの真ん中にCPUがあるはず。グリスを介してファン一式が接しているはず。

メビウスは小さなファンが2個付いていた。

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ノートのパーツは小さいので指が入らないかもしれない。ラジオペンチとピンセットは必需品。

 

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CPUとファン一式を止めているビスにはスプリングが付いている。

④CPUからファン一式をはがし、さらに汚れたファンそのもののメンテナンスです。 

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ファン本体をアルコールできれいに洗い、よく乾燥させファンの軸にCRCを一滴たらした。

終わってから知ったのだが、、、CRCはダメと書いてあった。

マシン油かグリスがよいそうで、ご自分で探してください。

CRCでもとりあえずは動いていますが、ごみが付着しやすく、詰まりやすいのかもしれません。

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簡単にプレートからファン本体ははずせます。ファンは分解しませんでした。

軸受けを修理される完全主義者がいるそうです。 

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卍のところでプレートに固定される。

これが壊れたら、交換しかない。 

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シールをはがすと軸がでてきたので、そこにCRCを一滴。

小さなファンは駆動力が弱いので、ほこりでも止まってしまうようだ。

⑤いよいよCPUのお出ましです。 

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Cerelon1,5ギガという熱くなるので有名なCPUだそうです。10年ぐらい前のものだから無理はさせません。

ここにファン一式が密着して熱を逃がすようになっている。

CPUの表面だが、汚いな~~~。

CPUの表面が炭化しているようだ、、、。

アルコールで拭いたら、鏡面のようにピカピカになった。

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たぶん、グリスが焼け焦げて炭化していたので、熱伝導が悪くなったのではないか。

そこに、CPU用グリース(私はヨドバシカメラで300円で購入 )を極薄く均等にぬり、ファン一式と密着させます。

グリースはシリコンなので、ときどきメンテナンスが必要らしい。

たぶん、、、2年~3年ごと。

グリースはほんの少し必要なだけなんで、1回使いきり用だと100円からあります。私は若干高級品の300円のものを使いました。シルバー(銀が入っている)でなくても可。

⑥ファン一式のフィンにごみが詰まっているので、それも細い綿棒で清掃します。普通サイズの綿棒じゃ隙間に入りませんので、極細を用意します。

綿棒で内部のごみを取り、全体はアルコールに浸して汚れをとった。

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いかにも、ゴミでつまりやすそうだ。

埃っぽいところは厳禁ですね。 

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洗ってきれいにした! 

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CPUと接触するところが汚れている。

ここもアルコールで磨きます。

銅は熱伝導がよいので、ニョロとした足が付いている。ヒートシンクなのだろう。 

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プレート部分をアルコールで洗ったら、、、ピカピカに鏡のようになった。

いかに汚れていたかということ。

熱伝導が悪く、ファンの回りも遅くなって、目詰まりとあいまって冷却不能になっていた。

それでPCは熱暴走して、電源が落ちていた。

理由は簡単ですね、ただ経年使用の結果ですので、定期的なメンテナンスはPCといえど、必要です。

車だって車検や一年点検があるように、PCも手入れしましょう。

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あの位置にはめ込みます。

写真ではCPUは汚れたまま。 

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位置を合わせてみました。

実際はファンをセットしてから、本体に取り付けます。 

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ファンのコネクターが小さいのでやりにくい。100円ライターと大きさを比べています。

CPUとファン一式(冷却プレート)の間にグリースを塗り、分解した逆の手順で組み立てていきます。 

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冷却の風はここしか排出されないから、埃が詰まったらPCは止まりやすくなります。

左サイドです。

後ろにもスリットが切ってあったけど、形だけで役立たずでしょう。 

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左右と中ほどにあるビス4本を最後に締め付けます。

もしかすると、中2本のビスははずさなくても良かったかもしれない。

表と裏です。

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表面から分解するとは気が付きませんでした。

裏側に多くあるビスをはずして、分解できるものだと思っていた。

シルバーがむらなのは、10年使い込んでいるので、塗装がはげつるつるに、、、。 

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裏面からはHDD、メモリー、電池、などのメンテナンス。 

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バッテリー

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HDDは2本のビスをはずすと、手前に引っ張り出せます。

ユニットになっているので交換は簡単そう!

HDはメーカーサービスで2回交換しています。その時は何も知らなかったからで、今だったらさっさと自分で交換ですね。 

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たぶんメモリーが入っている、、、。

10年前のノートですが、メモリーを当時の限界756メガまで積みました。 

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ここは何のメンテナンス用でしょうか?

下の小窓は、時計用バイオスの記憶用のボタン電池室。 

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無事に復活しました。

フォトショップの画像処理でも、他のソフトトでもまったく問題なく、CPUが遅いので動画がダメなくらい。フェイスブックが特に負荷が大きく遅く画面がとまってしまう。

この時代のPCにはソーシャル・ネットワーキングは鬼門のようです。

でも、このPCは家で簡単なネットを見るだけなんでOK。そろそろ買い替えを考えていますが、タブレットが進歩したら考えます。

PCを自分で組み立てできるくらい、詳しくなりつつある~~~

最後に綿棒の写真を

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この細いほうでフィンの掃除をします。

PS:3ヶ月たちましたが、ファンが適切に回りPCの温度が下がり、快調に動いています。ほんのちょっとしたメンテナンスなんですね! 

2012年06月16日 エプソンMR7000Eを購入

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20120616

2012年02月23日

ディスクトップ・パソコン「エプソンMT7500」のクーリングファンをCPUからはずして掃除

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2010年02月04日 エプソン13インチモバイルPCを購入

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2010年05月 折りたたみPCテーブルを造った

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コメント (8)
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