ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

続々・閑話休題 - エクセスバゲージ

2011年03月29日 | イタリア

 ミユンヘン空港のチェックイン・カウンターでのこと。
 新入り君への<OJT・研修>の真っ最中で長い列。搭乗客がざわめき始めた頃、別のカウウンターが開き、「こちらへこい」と係員が手招き、ようやく私たちの番がきた。

 039この係員、「ふたつとも一緒にコンベアに乗せろ」と言う。
 今と違いその頃の鞄、ふたりとも矢鱈でかいのを使っていた。で、計量カウンターには、46.8kgの表示が。
 それをみた係員、何か盛んに喋っている。どうも、「エクセスバゲージ」、超過荷物だと言っているよう。

 エクセスチャージ、超過料金を覚悟しつつも、ドイツ訛り? の英語が聞き取れなくて、「bag is just two」と厚かましくも返すと、件の係員呆れながらも搭乗券に何やら書き込み、「ok」と言ってくれた。

 これ幸いと、その場を離れたが・・・、関空では何事もなく、しかも、軽くなっている筈なのだが、同じルフトハンザでも律儀なドイツ人には見過ごすことができなかったようだ。

 ところで、2月9日の朝日新聞、“ 国際線に乗る際に無料で預けられる荷物の制限を、この4月から緩和すると全日空が発表した。”  という記事が載った。

 041_2記事に拠れば、欧州やアジア路線で大幅に緩和されるらしい。
 
この競争時代、「さもありなん」と思いつつも、10年ばかり前のミュンヘン空港のやり取りを思い出し、今更ながら恥ずかしくて冷や汗が出た。

 そんなこんなで、「朝から!と呆れられながらも「ドイツでは最後やさかい」と、ビールを飲み干し、100人ほども乗れるのだろうか機中の人となった。

 11時前、畑の中?で小雨に濡れるペレトラ空港に着いた。
 大聖年の巡礼以来、ほぼ1年振りのフィレンツェである。

 それにしても、雪を頂くアルプスの「息を呑むばかりの美しさ」、エクセスバゲージとともに忘れ難い思い出である。
 Peter & Catherine’s Travel Tour No.304

コメント
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