寿楽フードサービス/おやじのぼやき

鹿児島の皆様に美味しい食事と空間を提供する「寿楽フードサービス」。オーナー(通称おやじ)の今夜のぼやき・・・

楽しんでおります

2012年05月31日 | 和食 鹿児島 料理人
現場のスタッフの方々には、大変申し訳ないと思っております。

が、今を楽しんでおります。人間観察とでもいいましょうか?
1日中、病院の中におりますので、今は動くもの、特に言葉を話すという人間しか出来ない行動について、色々と……
見た目は元気な方。アイタ―アイタ―と言っている人。ご家族と楽しそうに談話している患者さん。まるで、料亭のように両手をたたき、
ナースコールするおじいちゃん。
本日も同じ部屋に、また1人新人のご年配の方が入られました。ここの中では、1人の患者さん、皆同じです。
だから、おもしろい……?

若い頃、入院した時は、仕事の事、色々考えていましたが、今の私はメリハリがしっかり出来るようになったのか、少しだけ大人になったのか楽しんでおります。

本日入院6日目。まだまだドラマがありそうです。ちなみに体重は3,5Kg減。さすがに食べるモノが食べれないので…
シャバに出たら、すぐリバウンドすることでしょうが。
それでは皆様、しばしお待ち下さい。アップグレードした私をお見せできると思います。


         つづく

5月25日(日)晴れ

2012年05月28日 | 和食 鹿児島 料理人
術後、3日目の朝を迎えました。本日の食事から、やっと「おかゆ」になりました。
具のない味噌汁と、牛乳の3品、おいしくいただきました。
外来も休みで、病院の中ものんびりしていますが、昼からは、お見舞いの方が沢山来られて、賑やかになるということです。
あれだけテレビっ子の私ですが、テレビは、全く見る事がありません。今の娯楽は、テレビしかないのに……?
寝ながら見るので、とにかく疲れますし、痛みもあって、そんな気分になれません。
1日1日、確実に良くなっているのは感じているのですが、今の楽しみは、看護婦さんがしてくれる黄門様の消毒です。
これが気持ち良いの何の。目が覚めてしまったのかもしれません。
後もう少し、もうちょっとキバレば、シャバに出れます。その日を夢見て、朝寝します。


       つづく

吸引力で、朝までぐっすり…?

2012年05月27日 | 和食 鹿児島 料理人
さすがに、手術当日は、切られて、つながれて、24時間のうちの、5分間くらいだけ立ちましたが、ツラカッターの一言です。

さて、黄門様を切り裂かれて、第2のスタートを無事切る事が出来ました。
直後より、私は初体験となります、生理用品を使っております。これが、なかなか患部にフィットするのが難しく、試行錯誤しております。
少しだけ、女性の大変さが分ったような気がします。今の心境は、とにかく、何も出来ないと言いますか、何もしたくないが本音です。
明日は「お通じ」がやって参ります。裂けなくては、通って来ない物体ですので、今からドキドキです。
どんな痛みなんだろうか?



         つづく

5月25日

2012年05月26日 | 和食 鹿児島 料理人
昨夜は、ビールも焼酎も一口も口にする事なく、静かに睡眠につきました。
性格上、いつでも、どこでも寝れる。その大胆さは、相変わらずで、ゆっくり寝ました。
AМ4:32に目が覚めて、至福にの一服。外は雨がポツリポツリ。
皆は、いつもの金曜日の朝を迎えておられるのに。私は……。
本日、午後1番で、まな板の上の鯉になって、さばかれると思うと、ビビっております。
回りの患者の方々の、アイタ―、アイターという声、そしてため息、トイレに行かれる姿。
どれもこれも、これから、確実に私に訪れる試練?
ここは潔く、鯉にでも、鯛にでもなって、これからのバラ色の人生の為に、切られて参ります。

AМ8:15回診がありました。大学病院のように、偉い方が、看護婦さんの説明を聞いて、
只、只、うなずく事を予想していたのですが、さすが、個人病院。患者1人、1人としっかり対話。
そして、質疑応答して下さいました。お世話して下さる方も、年配のポチャリ系の方が多くて、
トキメキもなく、一安心です。

テレビの「はなまるマーケット」では、大好きなマーボー豆腐が……。
いつもの私なら、「食べたい」という食欲が沸いてくるのですが、さすがに今は、まったく…。
美味しいコーヒーを飲みたい。今の私の心境です。

さて、これから心電図にレントゲン。それでは、行って参ります。


        つづく

前夜祭?

2012年05月25日 | 和食 鹿児島 料理人
本日、PМ1:30に入院致しました。看護師の簡単な説明の後、全く何もする事がありません………。
いよいよ明日の昼1番に決戦です。
「未知との遭遇」とでもいいましょうか。やはり、痛いという現実からは、逃げる事が出来ないのが、とっても悲しい…残念。

今、夕食6:00に終了しました。ひと口で食べれるプリンに、米粒の入っていない米汁。具のない味噌汁でした。
マジかよ!?明日の事、考えての食事であるのでしょうが?
料理人という立場の私からすれば、それは、それは生きている感のない……。
今までの暴飲暴食のツケなのだと「自業自得」と理解することとします。
さすがに、「前夜祭?」ということで、この私でも食欲がないのが、幸いですが……?。
84.3kg、退院の日には、何Kgになっているのか、お楽しみに。

街場の病院ということで、おじいちゃん、おばあちゃんばっかり。
そして、私の部屋は、同じ痛みを解り合える仲間が2人。共通の話題は、今、黄門様の事だけです。

さてさて、この旅、これからどうなっていくのか?
作者であり、主人公の私自身が楽しみでありません。


     つづく                 



命がけ

2012年05月23日 | 和食 鹿児島 料理人
四半世紀前であれば、それ程、難しい事ではなく、それなりの生活もできます。
しかし、その頃、独立して商売をされた方がどれ程の割合で今もやっておられるのか?
私の周りでも、あまりみかけません。

大阪時代、修業に励んだ仲間達、調理師をして頑張っているヤツもいれば、オーナーシェフとして
やっているヤツも、ちゃんと修業して真っ直ぐ進んで来た結果。スペシャリストとしてのプライドなのかも
しれません。最近、10年も商売を続ければ老舗と言われるように、それ程厳しい世の中です。
一度、一歩踏み込めば、簡単に引き返せないのも現実。
それなりの覚悟と借金という責任があります。とにかく、独立とは命がけ・・・。

そして、一番は自分に挑戦とでもいいましょうか、とにかく戦いです。そしてその先にはだれにも経験できる
自分から発信する心があり、その心に回りの方々が様々な反応をしてくださる。
「ちゃんと」結果はでます。

そしてまた、反省して、努力する。最後はいつも感謝なんです。

本日48才になった私も調理師と言う仕事について30年、この連続。
『努力→反省→工夫→感謝』

高校時代にいただいた恩師の言葉です。
これからもこの繰り返しで人間味のある「美しい心」持てる男になる為に、大切に日々過ごしていきたい。

50を前に又、一度、新たな区切り。そして、スタートとして今日の日を1人でお祝いしたいと思っております。




まいど、おおきに。



PS:5/24~黄門様の旅日記・・・・お楽しみにしてください。

ちょっと旅してきます?

2012年05月19日 | Weblog
5月23日、48才の誕生日を迎える、私ではありますが、
5月24日より、2週間旅に出て参ります。

9年程前より、秘部・黄門様に異変を感じつつも、付き合って参りましたが、
さすがに、ギブアップ状態となりまして、今回、実行する運びとなりました。

1人で何事もする機会がありませんので、長~い長~い旅になると思われますが、
チャンスと思い、只今、毎日毎日のタイムスケジュールを作製しております。
グランドメニュー、年間計画、そしてこれからの事、しっかりと見つめ直す時間大切にしたい、
そして、グレードアップする自分を楽しむ時間だと思っております。

2週間後には、元気ハツラツで帰って参りますので、ご期待下さい。

さて5月の20日で、味菜みも17周年、櫻寿11年、世樂9年となります。
色々とありましたが、皆様のおかげで、ここまでの日々過ぎてきました。
まだまだ、これから、私自身も50才を前に、
いよいよ、パワーアップ。

社会貢献できるよう、より一層気合を入れて、突き進んで参ります。
厳しい世の中の現状は皆様同じ事。
未来の為に、そして、回りの方々の為にも、これから大切な時間です。

料理の旅は終わらない、夢ふくらむ。

                             まいど おおきに

地道に行く

2012年05月11日 | Weblog
何でもかんでも便利になった為なのか?それとも、ゆとり教育の為なのか?

何の蓄えのない(技術・人格・体力)青年が又、一人、
日曜日、祝日休みが欲しいという事で、調理場を離れる事になりました。

それを言われると、私は何も言えません?
その人の人生ですから、只、仕事というのには、高速道路という、
便利な道はない、という事だけは、伝えています。

「地道に行く」なかなか、大変な事なのでしょうが、私も30年、
調理師という仕事に携わって参りました。
1回も迷うことなく、ひたすらに1歩1歩突き進んできました。

スペシャリスト、どの仕事にも当てはまる、仕事をする人の為の言葉。
誰でもできる事は、誰かにやってもらって、自分にしかできない事を、
しっかり探し出し、研磨して行く。

やがて、それが、実となり、自分という人間の器となり、
回りの様々な方々が、その器に、色々な人生、愛情を盛りつけしてくれる。
我慢とかそういう事ではなく、
1度決めた事は、ちゃんとやり抜くことだと・・・・・・。

人生の引っ越し、何度繰り返しても、何も残らない事、
声を大にして、言ってやりたいのですが・・・・・無責任なのでしょうか。
そうやって、人生の大切な時間を、無駄にする事、どうもないのか?
お世話になった方々の事、どうにも思わないのか。

因果応報   必ず、あることです。
「美しい心」に少しでも近づき、気づく事を祈るばかりです。