寿楽フードサービス/おやじのぼやき

鹿児島の皆様に美味しい食事と空間を提供する「寿楽フードサービス」。オーナー(通称おやじ)の今夜のぼやき・・・

第一

2011年09月29日 | 和食 鹿児島 料理人
九州高校野球県予選の結果が、けさの新聞にでていました。
それなりに各方面から強者が入部する古豪と言いますか、伝統ある
鹿商野球部、選手たちは勿論、父兄に学校関係者、そして、なんといっても
OBの存在はものすごく影響がありまして、「あれがわるい、これがわるい」
の評価のオンパレード。

現在のPTA会長は私の同級生でして、野球部のOB、10月1日は同窓会総会です。
ヤリ玉にあがる事はまちがいなし。とっても私的には楽しみです。
しかし、もっとも大切な事は生徒達の心です。

「甲子園目指します」と言って、入部したのであれば、それなりの事やらなければ
結果はでない?チームスポーツである前に個々が強い意識と目標をしっかり持たなければ・・・

毎年「夏が楽しみ」と勝手に私達OBは言ってますが、まずは選手である子供達が高校3年間を
どのように生活するか、そして、そこからどう自分は進んでいくのか重要な3年間。
漠然と野球するのでなく、何の為に・・・、よく考えて、今出来る事ちゃんとやってほしいものです。


「結果がすべて」  それは周りの人たちが思う事で生徒達はそのプロセスこそが、
これから厳しい社会に出る為のステップなのですから・・・キバレ鹿商。
しかし、やっぱり夏は期待してしまいます。

まいどおおきに。

風物詩

2011年09月24日 | Weblog
出勤時、お弁当に大きなバスケットを両手にかかえた、じいちゃん、ばあちゃんに、
父ちゃん、母ちゃん、弟に妹。家族揃って秋の大運動会の季節がやってまいりました。
私の時代は、高度成長経済の真っただ中でしたので、飲食店を営んでいました両親は勿論、
祖父、祖母も一度も運動会には、来ていません。私もあまり興味が無く、子供たちの競技の時だけ観て、
後は昼ごはんを一緒に食べて、ビールを飲んで、そのまま家に戻って寝る。
子供達が帰ってくる頃に目を覚まし、ちょっと話を聞く。それが、今で18年目。
末っ子の凛が5年生ですので、後2年でそれも終了。
中学生はどうするの?とまわりにの方々によく聞かれますが……
一度だけ行って、あまりの学生たちのヤル気のなさにうんざりしまして、
それ以来参加せず……ダメ親父なのでしょうか?
私が長生きして、孫でも拝む事が出来たら、その時は嫁さんと2人でこっそりと活躍をみてみたいもです。
本日、次女、高校生の運動会、部活の決まりで一緒に食事をするのだと言って、朝5時半には、嫁と出て行きました。
とてもじゃありませんが、今の私には、絶対無理な話でして、皆さまが楽しい時間を過ごす時こそ、
我々の仕事は活躍する時間。
子供には申し訳ない話しですが、それはそれで、わかってもらって。
今日もお客様のご来店お待ち致しております。
「食欲の秋」楽しんでまいりましょ。

まいど、おおきに。

反比例

2011年09月23日 | Weblog
パンチパーマ。7千円くらいでした。20歳の時にはじめてかけました。
といっても、ナウかった時代でした。
今日、散髪に行って来ました。私の20歳の頃は、3千円くらいだったのに…今は2千円です。
ツンせぇ、ソッせぇ、ナデチケテですよ。
ご主人いわく、1200円のスピードカットというものやっているそうです。
都会の駅ビルなどで見かける500円カットのようなものだと。
理容師という職人の世界もやはり職人さんが育たないと嘆いていました。
ちょっとハサミが使え、会話のひとつでも出来ればOK。
それなりの給料がいただけるとの事。
しかし、4、50歳になったら、いらないそうです。その程度の技術者は…。
若くて元気のある人は沢山いる訳ですから…
どの世界も便利になり、簡単になったのはいいのですが、『忘れ物』しているようでたまりません。
『伝統の継承』どうなっていくのでしょうか?日本の文化は?
ところで、44歳の男、「これが最後です。やりきります!」といって、
私共の調理場に入った訳ですが、3日前から行方不明、電話ありません。
家の人に聞いても、帰って来ない…?何がなんだかわかりません。
まだ2週間しか働いていないのですが、どうしたものかと…。
さて、突然秋になりましたが、風邪など引かぬよう、いっぱい飲んで、ぐっすり寝ましょう。

まいど、おおきに。







毎日が新鮮、それが基本です。

2011年09月21日 | Weblog
原価率47%、炊きたてのご飯に、味噌汁、おかわりOK。
限定30食の日替わりランチ、早い時には、12:00前にオーダーストップです。

私共の店舗、世楽以外、全てランチを提供させて頂いております。
昼も夜も冷食に頼らず、只、ひたすら仕込みをやっている訳でして・・・・
とにかく「てそい」と言いますか、体力と根性のいることです。
昼も夜も同じメニュー、定食であれば、簡単なのですが、全く別物でして
もうけ はあるか、ないかの世界です。

なぜ、ランチにそこまでと思われるのでしょうが、
私なりに、1番の基本が、そこにはありまして、まずは料理屋である前に
ごはん屋でありたいという事なんです。

決まったメニューを只、ひたすらとこなすのではなく、一皿一皿、しっかりと
お出しする事こそが、料理人の仕事。
温かい物は温かく、冷たい物は冷たく、そして何より、旬を味わって頂く。
旬を料理する事が、料理人として、最も大切な事だと思います。

250円弁当、ワンコインランチ、お腹に入ればそれでいい、
それはそれで、今の時代かもしれません、が、
私達は、食のプロとしてプライドを一皿に込める事が、仕事だと思っております。

880円、けっして安くはありませんが、毎日満席状態を、保っていけてるのは、
やはり魂だと信じております。
そして、なかなか、昼のランチをしっかりとお出しできる店が少ない事も、チャンスなのかもしれません。
やりたくてもやれない、差別化する事が無理、
若いオーナーからよく相談を受けます。

ちゃんと修業していない、只、料理好きな人にはできませんし、無理です。

利益ばかり追求している店では、やってはいけませんし、
まず、スタッフが協力してくれない?志をしっかりと持ったスタッフでなければ・・・・。

「てそい」事を、コツコツと「ちゃんと」やっていく事こそが、私達料理人、
「ウンマカッタドー」の、一言で明日の力になっております。
味菜みは、17年、櫻壽は、10年、「継続は力なり」
毎日、昼も夜も突き進んでおります。是非、ご賞味を!!
                                  まいどおおきに

サービス職人=人間味

2011年09月20日 | Weblog
17年前から、私共の会社にいる人、私と嫁だけです。
オープン以来、何人のスタッフと出会ったのだろうと、ふと思います。
独立して、家庭を持ち、立派に社会貢献できてる人もいれば、元気なのか?連絡さえとれない人間もいます。
人それぞれなんでしょうが・・・。

「初志貫徹」の精神で、人生と戦っていける人は、しっかり生きていっているなー、と
改めて感じる今日、この頃です。

寿楽フードサービス各店舗に、店長がいますが、
私共の店舗クラスで、店長というポストを置いたのは、鹿児島では、最初だったと思います。

味菜み 宮本店長、つまようじのように細い体ではありますが、
とにかく、マダムキラーといいますか?気の優しい男であります。
多くを語らず、背中で部下を教育する、そんな存在です。すでに11年目になります。
サービス業、ホスピタリティーな世界、私共は料理屋である前に、
人間という、活物を満足させる、そして、楽しんで頂ける、空間造りを目指しております。
本当の意味で、サービスの職人が宮本店長だと思います。

櫻寿 鳥越店長は、17年前より、付き合いのある人間です。
食品卸の会社、営業マンとして、出入りをしていたところを、スカウトした訳でして、
一本ギッタといいますか、融通が効かないといいますか、イノシシかというくらいに、真っ直ぐです。
彼のサービスの特徴は、まずは準備をしっかりすることではないでしょうか。
お客様との会話の中から、それを経験として、立派な中年になってまいりました。
人が大好きな男です。店長になる為に生まれてきた男です。

世楽の、橋口店長、とにかくよく食べる男です。
ワインが好きでソムリエを目指したのですが、その先に何も見えなくなり、今では愛好家としてやっております。
キビナゴをさばけば日本一、ホテルのサービスから始まって、私共の会社に2年前より・・・・。
今は、自分探しをしている毎日ではありますが、「継続は力なり」必ず何かのきっかけを
つかみ、突き進んでいく、28才の若者です。ご期待下さい、そしていじめてあげて下さい。

黒豚百寛 脇田店長、彼はすでに、辞表を3回提出しております。
言われた事をそのまま、真に受けてすぐ落ち込みますが、脅威の回復力で何もなかったかのように、
涼しい男です。
目先の事だけでなく、ビジョンを持った店長に成長してくれる事、
願っておりますが、本人次第です。

人生なんてそんなものです。
出会う人、そして環境も、自分がしっかりと前をむいていければ、ちゃんと結果がでる。
とにかく、各店長、サービスの職人の人間味、ちょっとではありますが、
ご紹介させていただきました。
                                   まいどおおきに

9月26日

2011年09月19日 | Weblog
西酒造様をお迎えして、『酒の会』です。
鹿児島を代表する蔵でございます。
とにかく、経営理念と申しますか?商品、製造、どれをとりましても、クオリティーの高い蔵でありまして、
酒米、芋は勿論、焼酎カス(芋)を食べてブクブクとなった黒豚までも生産している訳でして、
是非、お客様にも、この品質の高さを味わっていただきたいと思っております。
吹上のさつま芋は蒸し上げて、最後のデザートにたっぷりのハチミツかけてサツマグラッパと召し上がっていただく予定です。
黒豚はポークステーキ、秋の野菜を焼いて。お刺身は、秋太郎に、秋鯖、天然の車エビおどり、。
そして、幻の魚、屋久島からアラをご準備致します。
松茸どびんむしに、最後は、大口井手口さんの新米で銀シャリのおむすびに、
北海道から秋刀魚の塩焼きにさつま汁。
焼酎と味わう秋の味覚をご堪能下さい。
当日はスペシャルなお土産も準備しております。
ご来店お待ち致しております。

まいど、おおきに。

ぬくもりの中に!!

2011年09月18日 | Weblog
20年前の事ですが・・・・私が初めて親になった時の事です。

その頃は、まだバブルの名残りで、今程の経済状況ではなかったと思います。
それなりに、若者も夢を語り、前向きに生きていた時代であったような気がします。

27才の私も、「親のこころ」といいますか、初めて人生の中で味わう事でしたので、
感動の前に不安が先にありました。
この子が、20才になる頃、私の20年後はどうなっているのだろう、
「ちゃんと」生きていけるのだろうか?と・・・・。

いつの間にか、20年が過ぎ、娘も20才、この20年の間にも
様々な出来事があったように想い出としてよみがえってまいります。

20才の誕生日には、どんな事言って、どんな事を伝えればいいのか?
毎日毎日が、仕事の連続でほとんどゆっくり話も出来なかったこともありますが、
女の子という事で多少、遠慮があったのも事実です。
「親の背中を見て育つ」
と言いますが、私の背中は娘にどう写っていたのか、
とりあえず、私共、夫婦の責任はほとんど終了。
これからは、社会の一員として自分の力で、突き進んでほしいものです。

ありがたい事です。幸福な事だと思います。家族という絆は・・・・。
こうやって、今日も頑張って仕事出来る事、
そして何より、子供の成長をこの目で見れるという事。
それぞれが、それぞれに心を持って生きていく、
そして、その手助けをしてあげられる、親とは、見返りなど一切求めていない、
只、幸福を祈るばかり・・・・。

感謝しています、父にしてくれて、親になれて、そして生まれてきてくれて。
まだまだ、人生これからですが、20年という節目で考えさせられました。

                         まいどおおきに

主役はだれ  日本という舞台?  

2011年09月17日 | Weblog
西瓜の横に、栗と梨とみかんに柿、そして巨峰。
鮎の横に秋刀魚、秋でもない、夏でもない、この時期ならではの光景です。

民主党でもない、自民党でもない、それならどこ・・・・・。
まるで政治の世界そのもの。

旬の物は、季節が来れば落ち着き、今だとばかりに、弾けるのに、
人間様だけは何故か、煮え切らないといいますか、ハッキリしない。
税金、税金、確かに理解は出来るのですが、まずは政治家の先生方、議論される方々に、
手本を見せて頂ければ、国民も納得すると思うのですが。

復興に関しての、タイムスケジュールの発表もなく、只、19兆円かかるから・・・・。

何度も言いますが、民間企業で、こんなやり方通用しませんし、
会社としてやっていけません。
「民の為の政治」どこへ行ってしまったのでしょう。

テレビドラマでやっていました。
「新しい党を立ち上げて、この国を変えるのだ」
まじにこのような事、現実に起こるのではないか、心配です。

いくら東北の方々が、我慢強いからといっても、心には限界があるのでは?
自分達の事ばっかり、言いあいして、足引っ張って、その時間をしっかり
「復興」という目標に向けて頂きたい せつ にお願いです。
                                   まいど、おおきに

自然と向き合って

2011年09月16日 | Weblog
『恵みの雨』鹿児島の空から降ってきております。
4日程続いたドカ灰も、少しは流れて砂漠のような街もスッキリとすることでしょう。
台風12号で被害にあわれた近畿地方の方にとっては、最も怖い雨だと言うのに…皮肉なものです。
そして改めて、自然とという事考えさせられます。
人間が無理して自分達だけの為に開発し、そして、その事によって人間が苦しんでいる。
どうにかできないものかと……。

都会で暮らし、贅沢な時間とお金があって、それはそれで、その時だけのことであって、
年を重ね、いよいよ、この世とのお別れの時間がせまってきた時、どう思うのか。
少なくとも私は、30歳の時に決断したことは、自分の中では正しかったと思っています。
50歳を前に、もっと田舎暮らしがしたいとまで正直思うようになりました。
おいしい水に空気、そして、生きている事を楽しむ。感謝出来る。
周りの仲間達と一緒になって、いろんなことやって「らしく」生きる。
「何もない」ことこそが人間らしく、たくましく生きていけるのではないのかと?
秋の月夜を見たり、夕焼け空に色々な想いをよせてみたり、暗くなったら眠りについて、
明日の事など考えず、太陽が出れば目を覚まして、その時に必要な事だけをやって生きていく。
いつの事やら分かりませんが、必ずその日が来ると信じて……。
雨空の下、今日も「ちゃんと」生きて参ります。
『自然と向き合って』

まいど、おおきに。

欲望

2011年09月15日 | Weblog
9月15日、3年前。リーマンショックのあった日です。
先日は、大阪の百貨店に勤める同級生とその兄、ロサンゼルスで寿司店を営む方とでゴルフでした。
ずーっと私はL.Aの兄に質問攻め。
その結果、私自身の分析では、ほぼ同時にアメリカと日本の経済は、同じ事して動いているということです。
3年前の3分の1は売り上げも落ちて、外食する事がものすごく減ったそうです。
1ドル250円の時代からのアメリカ生活だそうで、今は80円前後。約3倍の円高……。
とにかく、今は魚の仕入れが高くてどうしようもない…とのことでした。
失業率12%。周りのお得意さん達も嫁さんがパートに出て家計を助けているとか。
彼曰く、これ以上良くなる事はない。と断言しておりました。

お金という『欲望』がうんだ悲劇なのでしょうか!?
このままアメリカと一緒に、日本の未来も光の見えないブラックホールへ突入していくのでしょうか!?
私達の子供達、50年後の世の中はどうなっているのでしょうか!?
不安ではなく、絶望感だけが残ったお話でした。
やっぱり最後はお金なのでしょうか?

まいど、おおきに。