いとこんちに行ってきた。

雨でした。

いとこの弟が亡くなって以来、初めての訪問。

電話で『今日、居る？』と確認をいれ、途中でお花を購入して持参。
「手ぶらで来てよかったのに。」と言いつつ、ちょっと嬉しそうないとこの様子に、ホッとする。
もう、少しは落ち着いたかい？と尋ねたら、「まあ、な。」と。
落ち着くはずも無いのだが、そこは、まぁ、そんなもんなんだろうな。お互いに。

すすめられるままこたつに座ったら、正面のテレビ台の上に、写真が増えたんだね。
義理の弟と、本当の弟、二人それぞれの写真が飾られてあった。

実際がとこ、兄弟の下の方に先に逝かれる、ってのは、かなり辛いのだろう、と思う。
かける言葉が見つからなくて、じっと写真を眺めている間に、いとこはコーヒーを淹れに台所に立ったので
こっそりティッシュで涙を拭いてたら、カーテン越しに話しかけるもの、うっかり返事したら声が震えて、ちと焦った。

写真を眺めてて、思う。
あたしよりか、ずっと、あたしの亡母に似ているんだな、って。
亡母が一番なついてた、すぐ上の兄（あたしの伯父）の残した子ども。
事故で亡くなってから生まれた、父を知らない子だったという。
今頃は、その父に逢って、話し合ったりしてるのかなぁ、父の年をはるかに越えて、対面、できてたらいいなぁ、と。
仏壇の位牌に手を合わせながら、思いました。（－人－）